川嶺の皆さんへ(その2)

 赤連で建設が困難になった「象のオリ」
を川嶺に誘致しようとする運動が進められ
ています。しかし、私達はこれは島全体の
将来にかかわる大きな問題であり、集落の
常会で決めたからといった次元で決定すべ
き問題ではないと思っています。

 私達は、喜界島に核戦略の重要基地とな
る「象のオリ」を造らせたくありません。
それは、45年前、島に軍事基地があった
ことにより郡内で最も激しい空襲を受けた
という体験と先程の湾岸戦争でも実証され
た「有事の際、通信基地は先ず最初に攻撃
される」という理由によります。

 川嶺の皆さん、私達ばかりでなく本土に
住む島の方々の多くも故郷を再び「基地の
島」にしてほしくないと願っており、皆さ
んが目先の利益にとらわれることなく賢明
に判断をされることを望んでいます。子や
孫の未来を築くのは私達の責任です
。よろ
しくご理解をお願いします。

発  喜界島の豊かな自然と平和を守る町民会議
行  赤 連 の 農 地 を 守 る 会


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句読点を含む一字一句、改行位置等も原文のままである。