黒糖新聞  喜界町立上嘉鉄小学校     

地元、喜界町立上嘉鉄小学校では、総合学習の時間に砂糖きびの植付けから収穫、黒糖製造までの過程を学習しています。佐野製糖工場は、毎年、黒糖製造工程の講師として招かれ子供たちと共に実演、指導しております。その体験を5・6年生が黒糖新聞としてまとめて下さいました。
  キビ汁の甘さに驚き、
ウーヌー*引っ掛けに歓声を上げ、黒糖の香りと美味しさに大喜びでした。
 喜界島の子供たちは、刈り取り時期には学校から直接畑に駆けつけ手伝いをする子供達もいます。残念ながらだんだん少なくなってはいますが・・・・。
 この体験学習を通じて、一人でも多くの子供達が基幹産業である砂糖きび作りに関わって行くことを願っています。

ウーヌー・・・・攪拌すると固まって黒糖になります。攪拌前に砂糖きびをきれいに洗って鍋の中につっこんで取り出し、冷ますと、黒糖飴が取れるのです。それが、ウーヌー(喜界島の方言)です。わたくしが、子供の頃は馬を使って馬の力で圧搾をしておりました。疲れてくると馬が動かなくなります。その時が子供達の出番です。2メートル程の細い竹で馬のお尻を叩きながら、くるくる回って馬を追うのです。しかし、子供達も疲れてくると嫌になります。その時、「馬を追わないとウーヌーを引っ掛けさせないぞ。」の声が飛んでくるのです。仕方なくのろのろとまた馬を追うのです。懐かしく想いだしています。

*木と鉄で出来たサタ車(圧搾機)                    * 全部鉄で出来たサタ車





 

 



    喜界島黒糖