写真下に説明会時のビデオが
収録してあります。

川内川激特工事で国が住民に説明会 [10/13 18:06]

今月4日、国の激特災害事業に指定された川内川。これをうけて、きょう湧水町では住民説明会が行われました。ことし7月に起きた県北豪雨災害。湧水町の吉松地区では川内川や桶寄川の氾濫で286棟が床上浸水する被害が出ました。今月4日に国は、川内川を激特災害事業に認定。平成22年までの5年間で改修に着手することになります。しかし、水害の原因の一つと言われている阿波井堰は、今回の事業計画の中にこの阿波井堰の改修は含まれていません。川内川上流の川幅はおよそ100メートル、そこから下流の阿波井堰は川幅およそ25メートルと極端に狭くなっています。そのため、7月の豪雨の際は、上流から流れてきた水が狭くなった阿波井堰にせき止められる形になり、支流の桶寄川に流れることによって水があふれたと見られています。このため住民は阿波井堰の撤去を求めていますが、現時点では上流の川幅を広げるだけに留まっており、阿波井堰の撤去は盛り込まれていません。そのため、湧水町の住民およそ300人あまりが参加したきょうの住民説明会には、国に対して治水の認識を追及する声が多く出されました。住民の質問が相次ぎ、説明会は一時紛糾状態となりました。住民側は、今後も阿波井堰の撤去を国に強く求めていくと話しています。




   
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