熊野神社水天碑の学習会とボランティア清掃













内小野寺水天
町指定有形民俗文化財(平成30年11月9日指定)

 熊野神社一帯にあった、今熊山三蔵院内小野時に祀られていた水天(水の神)の
ご神体である。平成26年(2014)5月、所在が確認された。
 板状のご神体の表面に「(バン=水神を表す梵字)水天」
裏面に「永徳3 2月」と刻まれており、1383年に祀られたもので
年代がはっきりとわかる水天・水神の中では町内で最も古い。

 江戸時代後期に書かれた「三国名勝図会」には水天社殿の絵図が見え
寺内に清泉多く湧出して、池に注ぎ、水天社是に臨む、其の下流は寺門を
繚繞(りょうじょう)して、景色清雅なり」と記されている。「水天社」の存在を
照明する貴重な資料であり、現在は、江戸時代に建立されたと思われる
祠に祀られている。