左 米満重満栗野町長 中 伊藤祐一郎県知事 右 永野龍郎吉松町長

 吉松、栗野の2町は6日、2005年3月22日を目標に新設合併し、「湧水町」を発足させる合併協定書に調印しました。2町はそれぞれ9月議会に廃置分合(合併)議案を提出、可決されれば、伊藤祐一郎県知事に申請します。平成の合併では、薩摩川内市、鹿児島市、さつま町に次いで県内4番目の調印。
 合併協定調印式は栗野町中央公民館大ホールで開かれ、伊藤知事も特別立会人として出席。2町の議員や一般傍聴者ら約200人が見守る中、2町長が41項目からなる協定書に署名しました。「湧水町」は、面積約144平方キロメートル、人口約1万3200人となります。
 調印後、栗野町の米満重満町長が「これから両町が新しい町に向かって出発する。新しい文化、産業を生み出すことが課題。住民とともに努力していきたい」とあいさつ。
永野龍郎吉松町長は「両町地域が新しい考え方で住民サービスをしていかなくてはならない。そのためにも町民が行政、議会に声を寄せて、まちづくりをする必要がある」と訴えました。伊藤知事は「両町は新しい町の名称の通り、わき水など豊かな自然環境に優れた町で古くから交通の要所として重要な地域だった。合併を機にさらなる発展を期待したい」と祝いました。
 2町は03年2月13日、吉松町・栗野町合併準備協議会を設置。同年4月1日には同合併協議会を立ち上げ、協議を重ねてきました。
<9/7南日本新聞より>

参照 平成の大合併鹿児島版