加久藤カルデラと霧島ジオパーク

死都日本』(しとにっぽん)とは2002年に刊行された石黒耀による小説である。

霧島山の地下にある加久藤火山が巨大噴火を起こす様子を描いている。
九州南部やその南の海底には阿蘇カルデラ、姶良カルデラ、鬼界カルデラといった
巨大なカルデラを生んだ火山がいくつも存在する。それらは数万年に1回の頻度で、
噴出物の体積が100km3を超えるような巨大噴火を起こしてきた。最後に起きたのは
7,300年前の鬼界カルデラの噴火であり、これによる火砕流は海を越えて九州島に達し
南九州の縄文人に大打撃を与えた。『死都日本』はそのような巨大噴火が現代の
日本で起きたらどうなるのかというシミュレーションを行った小説である。

西暦20XX年、宮崎県沖で大きな地震が発生。その翌日から霧島火山周辺で
群発地震が発生する。それは、30万年前に巨大噴火を起こし南九州を焼き尽くした
加久藤火山が今また破局的な大噴火=「破局噴火」を起こそうとしている前兆だった。