県境ガイドえびの市編
ガイド資料①
ガイド資料②
ガイド資料③
ガイド資料④
メガネ橋のガイド風景
ガイド資料⑤ 末永の田ノ神
加久藤カルデラの研修
太古の姿 栗野岳溶岩流が阿波井堰をせき止めて湖を形成した
現在の加久藤盆地
怖い話ですが・・・・もし・・・・カルデラ噴火が・・・・発生したら・・・・
ガイド資料⑥ 三国名勝図会より
ガイド資料➆ 吉松の黒園山とは般若寺上の山です。
ガイド資料⑧ 加久藤層の研修でしたが・・・・地質学は難しいでした。
文章では古い下層が上に来ますが、図に書くと下になりますね。(^^)/ ネットで観よう
下浦層
溝園層
昌明寺層
池牟礼層
資料⑨ 河岸段丘
八幡が丘から=霧島連山側から人吉方面
【加久藤盆地(かくとうぼんち)】
加久藤盆地(かくとうぼんち)は、鹿児島県湧水町から宮崎県えびの市および
小林市にかけて広がる東西約15km、南北5kmのカルデラ性盆地である。
真幸盆地、えびの盆地ともいう。飯野、加久藤、京町(真幸)の3地区からなる。
盆地の北はカルデラ外輪山である矢岳高原、南はカルデラ南縁に形成された霧島山に挟まれている。
盆地内には川内川が西流し、えびの市街地が広がっている。
地質学的歴史
加久藤盆地は加久藤カルデラと呼ばれるカルデラを起源として形成された、
加久藤カルデラの形成年代は明確になっていないが、
約52万年前に噴出した小林笠森テフラ(Kb-Ks)や、約60万年前に噴出した
樋脇(下門)火砕流(Hwk)について、このカルデラを起源とする説がある。
((Kb-Ksは小林カルデラ、Hwkは姶良カルデラ起源説もある。)
約33万年前の大噴火で発生した加久藤火砕流は薩摩半島と大隅半島の中部以北と
人吉市付近および宮崎平野にまで広がり、半径約50kmの範囲に溶結凝灰岩の地層を形成した。
同時に放出された加久藤火山灰(Kkt)は本州中部でも確認されており、
覆われた面積は約3千km2、噴出物の体積は合計約100km3にもなる。
加久藤カルデラに水がたまり、さらに霧島山西端にある栗野岳の溶岩によって水の出口を塞がれることによって
古加久藤湖と呼ばれる水面標高約300mの堰き止め湖が形成された。
この湖の南部は霧島山の火山活動によって埋められ、残った北部も入戸火砕流などによって堆積が進み、
最終的には川内川による湖口部の侵食が進んで排水され加久藤盆地が形成された。
湖底堆積物が加久藤層群と呼ばれる地層として残されており、湖の水位変化の痕跡が川内川の河岸段丘として残されている。
川内川は当初、加久藤盆地のなかを南に行ったり、北に行ったりしていましたが
だんだん北側を通るようになりました。この様子は、加久藤盆地のなかの段丘を見ると分かります。
南の霧島連山側には現在の川内川より高い段丘が観測されます。
川内川の北には加久藤城や飯野城がありますが、これは加久藤カルデラ湖の湖底面でした。