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続・犬毛製鳥の巣

No.132(2004.06.26)


幸いなことに当地は先日の強くて大きな台風6号の直撃を受けずにすみました。

それでもかなりの強風が吹き荒れたので、台風一過の道路の上には枯れ枝や落ち葉などが沢山散乱していました。

その様な状態の時に、私は散歩しながら路上に落ちている大きな枝などを道路脇の空き地に投げ捨てるのが習慣になってしまっています。

自動車にひかれて枝がつぶされたりすると後の掃除が面倒になるでしょうし、その際に車に傷がつくかもしれないからです。

歩行者が踏んでも危険な場合もありますし。

私はそれを誰もがするごく普通の行為だと思っていました。

が、私がいつも散歩道で出会い挨拶をかわす方達がそのようにしているところを一度も見たことがありません。

私が取り除かない枝がいつまでも同じ場所に落ちているところからみて、そんなことをしているのはどうやら私一人だけのようです。

今度の台風が過ぎ去った翌日の朝も、私は例によって下を向いて歩こう状態で散歩していました。

その途上家から百数十メートルの場所で見慣れないものをみつけました。

よく見ると手の平にのりそうな小さな鳥の巣でした。

さらにじっくりと観察したところ、その巣の主材料は動物の毛ではありませんか。(汗)

しかも我が家の愛犬の体毛と同系色だす。

決め付けるわけにはいかないものの我が家に訪れていた小鳥が作った巣である可能性もあります。

もしも動物の体毛というのが鳥の巣の材料として一般的でないとしたらなおさらのことです。

きっとあの時私が心の中でどんな巣ができたのか見てみたいと思ったのがいけなかったんだ。(ニューエイジ系断定的自責の念:苦笑)

その精緻な作りを見れば見るほど時間と労力を費やしただろうことが察せられ、その宿主であった小鳥が気の毒に思えました。

果たしてつがい二羽とも生き延びているのだろうか?

我が家の庭で再会できるといいのですが。


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