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痒みと鼻風邪

No.127(2004.01.11)


ある新年会に参加したところ正月早々偏屈な偽善者の絵空事を聞かせられてしまい、その毒気のせいで翌日咽喉が痛くなりました。

曰く、皆が自然な生き方をすれば素晴らしい世の中になる。(呆然)

その方は私より10歳ほど年長のいわゆる団塊の世代の方なのですがぁ~、、、

今度その方が同じたわ言を繰り返したらこう言おうと思っています。

私の心の中には若くて奇麗なお姉さんと○○したいという自然(笑)な気持ちがあるものの、諸般の事情により自制していますが(本当)、自然に従って行動するべきでしょうか。(嫌味)

平常時にあって自分自身の内面にあるドロドロしたものを自覚していないと極限状態になった時に「たが」が外れてしまう危険性が高くなると考えている私にとって、こういう人はけっこう恐い存在です。

で、さらにその翌日からは鼻風邪の症状になってしまいました。

体温は普段と変わらないのですが黄色く濃い鼻が沢山出続けるのです。(くしゃみは出ません)

ちょうどこのコーナーの第31回に載せたタレの焼鳥を食べ続けた後の身体の反応に微熱がない点を除けばとても似ています。

その後咳とともに痰も出始めました。

そんな風邪のような状態が数日続いた後、あることに気が付きました。

ここ数年冬になると時々身体に感じていた痒みが消えていたのです。

痒みといっても一日中痒いわけではなく、朝目が覚めて着替える再に寝巻を脱いだ時と、夕方風呂に入る前に服を脱ぐ際の2回だけ痒いのです。

場所はそれぞれ左右の、胸とわきの下の間、それと骨盤の出っ張りの少し内側のお腹の四箇所で、割と軟らかい肌の部分です。

多分痒みの原因になっていた何かが黄鼻と痰と共に体外に排出されたのでしょう。

不思議な現象です。

大小の便や汗や吐息、あか、つめ、抜け毛では排出できないもの、あるいは時があるとしか考えられません。

思い起こせば私が小学校低学年だった頃の子供達は、別に風邪をひいていなくても黄色い鼻をたらしていたりしました。

もちろん当時はアトピー性皮膚炎など存在しませんでした。

黄鼻と皮膚の痒みに何らかの相関関係があるのかも。

不潔な環境が悪性の感染症を蔓延させる主因であるのは事実です。

だからといって清潔さを極限までつきつめることが果たして正しいと断定できるのか。

過ぎたるは及ばざるが如し。

衛生環境も人間性も尽きるところはここでしょう。


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