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プレイリスト利権

No.191(2022.11.16)

インターネットでは音楽に映像が合わさった形で発信されるのが普通になっています。かつてのMTVやPVの延長線上とも考えられます。

一方で音楽配信という音声のみの流通経路も健在です。

ラジオ放送と同様にBGM的に利用されているものと推察します。仕事や作業をしながら耳だけで楽しむことができますから。

私が利用しているアマゾンプライムの音楽サービスで先日仕様変更がありました。

アルバム単位でのダウンロードができなくなりプレイリストでのダウンロードとなりました。

音飛びが多い低品質の同サービスですので、たいして腹も立ちませんでしたけれど。(苦笑)

Spotifyの無料版の方がはるかに使い勝手がいいです。ただしパソコン版に限られます。スマホではシャッフル再生のみなので。

どの音楽配信でもプレイリストなるものが用意されています。自作もできるものの既存リスト利用派が多いと推測します。

カテゴリー別であったりテーマに沿ってであったりと、プレイリストには多種あります。

配信楽曲の製作者は再生回数により収益が決まります。

多くのプレイリストで採用されれば再生回数を稼げます。

当然のことながら少しでも多くのプレイリストで採用されることを強く望むことになります。

人気のあるプレイリストがあったとしたら、楽曲製作者ではなくプレイリスト製作者が主導権を握ることになるのでは、と予想されます。

もともと利幅の少ない音楽配信でさらに利益争奪戦が展開されるのでしょうか。

アマゾンプライムの仕様変更から、そんな予感がしました。


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