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スマートではない使い方

No.147(2014.05.08)

田舎でもスマホを操作しながら自転車に乗っている中学生を目にすることはある。

あらゆる面で礼儀作法など意に介さないのが普通になってしまっている現在、この程度で驚いてはいけないのかもしれない。

が、電車の乗客が全員スマホを凝視している、と先日東京在住の母から電話で聞いた時には、さすがにあきれた。

公共交通機関を利用する機会がないので、田舎での実態は知らないが。

スマホどころか携帯電話(ガラケー)すら所持しない身の私は現代の異端者であるとの自覚をした上で言わせてもらう。

四六時中スマホを操作するのは、けっしてスマートではない。

仮に電話機自体がスマートになっていたとしても、使う人間がスマートでなきゃ見っともない。

ここで飲酒に関して以前載せたことを再掲載する。

最初は人が酒を飲んでいる。

次第に酒が酒を飲んでいる状態に。

最後は酒が人を飲んでいる。

これをちょちょっと置き換えると、、、

最初は人がIT機器を操っている。

次第にIT機器がIT機器を操っている状態に。(やれ充電、やれアプリの更新等)

最後はIT機器が人を操っている。(必要性がないのに使わされている)

なんてね。

モダンタイムズを撮ったチャップリン恐るべし。


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