本年度の鹿児島県チャンピオンは誰か!

  来る4月29日,日本武道館で行われる全日本柔道選手権の九州予選出場の鹿児島県予選会を兼ねた標記大会が,澄みきった青空の下,平成14年2月3日(日)鹿児島アリーナ武道場で開催された。
 当大会は,柔道本来の姿である無差別級による「真のチャンピオン」を決める本県では唯一の大会である。
 出場選手は,県下13支部,県警機動隊をはじめとする各職域・大学等から選出された総勢40名であった。
 決勝は4年連続決勝戦に勝ち進み悲願の優勝を目指す宮原選手(鹿児島刑務所)と,初の決勝進出で波に乗る濱田選手(県警察)との対戦となり,手に汗握る白熱した攻防戦の末,終了間際支え釣り込み足で相手の体制を崩したのがポイントとなり,旗判定3対0で宮原選手が涙の初優勝の栄冠を手にした。
 宮原選手は,本大会は優勝を意識するあまり慎重になりすぎたのか,昨年とは違い判定勝ちが多かった。来るべく九州大会では一本勝ちを目指して果敢に攻めまくり,晴れの全日本選手権出場を果たしてもらいたいものである。