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2016年5月29日(日)「PC-9821 Nr300にSAMSUNGのSSDを載せてみる」
今度はSAMSUNG MZMPC256HBGJ 256GBを試してみることに。
LenovoのPCから抜いた物っぽい。
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変換名人 IDE-SATAZD3に玄人志向 KRHK-mSATA/S7の組み合わせで取り付け正常に認識。
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EXIDE32GとFDISKは問題なかったがFORMATXでエラー。
20160529_03.jpg

EXIDE32Gで130558MB(約127GB)まで認識できるPK98-MISTRESS9ボードと互換ではなく32255MB(約32GB)まで認識できる32GB以下と互換にすると正常に使える。
32GB以上を認識させるとなるとどれもこれも相性が厳しいなあ。



2016年5月20日(金)「変換基板の相性か・・・」
もしかして・・・と思い変換名人 IDE-SATAZD3に玄人志向 KRHK-mSATA/S7を組み合わせてやってみたら電源投入時にSSDを認識しなくなるという不具合が出なくなった。
10回くらい電源ON/OFFを繰り返しても不具合は出ないし大丈夫そう。
SATA-IDE変換チップはどちらもJMicron JM20330を採用しているが上海問屋 DN-11700と相性が悪いという事か。

しかし電源投入時にSSDを認識するようになるも別な不具合が。
TOSHIBA THNSNJ128GMCUではEXIDE32Gを組み込んでもロードされず。
再度組み込もうとしたら「起動メニューの読み書きでエラーが発生しました.」というエラーが。
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Intel SSD 525 Series SSDMCEAC240B301では問題なし。
ただし正常なのは32255MB(約32GB)まで認識できる32GB以下と互換のみ。
130558MB(約127GB)まで認識できるPK98-MISTRESS9ボードと互換では再起動後シリンダ数が変な事になってしまうのは変わらず。

2.5インチHDDと互換性のあるネジ穴を持つmSATA-IDE変換基板はMarvellチップを採用する玄人志向 KRHK-MSATA/I9とJMicronチップを採用する上海問屋 DN-11700、PC PARTS 239、KINGSPECなどの同等品の物しかなさそうなのよねえ。
海外だと上記のとは設計が違うJMicronチップを採用するDeLOCKのmSATA-IDE変換基板があるが日本でも取り扱ってくれないものか。

ネジ穴に固定は諦めて不具合の起きないmSATA-IDE変換基板を探しつつ32GB超でも不具合が出ないSSDを探すかなあ。



2016年5月16日(月)「PC-9821 Nr300にIntel SSD 525 Seriesを載せてみる」
TOSHIBA THNSNF128GMCS 128GB、TOSHIBA THNSNJ128GMCU 128GB、SanDisk iSSD i100 16GBがダメだったのでこんどはIntelのSSDを使用してみることに。
物はIntel SSD 525 Series SDMCEAC240B301 240GB。
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SanDisk iSSD i100 16GBのコントローラは不明だがTOSHIBA THNSNF128GMCS 128GB、TOSHIBA THNSNJ128GMCU 128GBはMarvell製の物を東芝がカスタムしたもの。
MarvellのSATA-IDE変換チップを採用する変換基板もPC-9821 Nr300では光学ドライブを認識できなくなってしまうのでMarvellを避けてSandForce SF-2281を採用したIntel SSD 525 SSDMCEAC240B301を試してみることに。

玄人志向 KRHK-MSATA/I9ではやはり光学ドライブを認識できなかったが上海問屋 DN-11700では正常に認識。
DISKINITで初期化しEXIDE32Gを組み込みFDISKはディスクチェックが非常に遅くなる事はなくFORMATXも正常にフォーマットできた。
20160516_02.jpg

しかし再起動してみるとCylinder Head Sectorのパラメーターが65535/16/255の130558MBにならず8063MBの壁を越えらなくて4047/16/255の8062MBになってしまう。
32255MB(約32GB)まで認識できるようになる32GB以下と互換なら再起動してもシリンダ数のパラメーターが変になるという不具合は起きなかった。
EXIDE32GでIDE BIOSのワークエリアに書き込んだ値が不正になるのだろうか。
20160516_03.jpg

ベンチマーク結果はこんな感じに。
20160516_04.png

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CrystalDiskMark 2.2 (C) 2007-2008 hiyohiyo
   Crystal Dew World : http://crystalmark.info/
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   Sequential Read :  3.806 MB/s
  Sequential Write :  3.880 MB/s
  Random Read 512KB :  3.699 MB/s
 Random Write 512KB :  3.702 MB/s
   Random Read 4KB :  2.717 MB/s
  Random Write 4KB :  2.538 MB/s


      Test Size : 1000 MB
        Date : 2016/05/15 15:50:29
 ::Comment::
 Intel SSDMCEAC240B301


32255MBまでなら不具合なく使えるもののIntel SSD 525 Series SSDMCEAC240B301でも電源投入時に高確率でSSDを認識しなくなってしまうのが難。
EXIDE32Gを使わなくても同様。
他のSSDを買ってまだまだ検証が必要だなあ。



2016年5月9日(月)「PC-9821 Nr300にmSATAなSSDを載せてみる」
コンパクトフラッシュのTranscend TS8GCF133じゃ4kランダムライトの値が0.01MBと非常に低いしランダムライトが速いコンパクトフラッシュは今やSSDよりも高いのでmSATAのSSDを搭載してみる事に。
mSATA-IDE変換基板は玄人志向 KRHK-MSATA/I9、上海問屋 DN-11700。
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mSATA SSDはTOSHIBA THNSNJ128GMCU 128GB、TOSHIBA THNSNF128GMCS 128GB、SanDisk iSSD i100 16GB。
20160509_02.jpg

玄人志向 KRHK-MSATA/I9では相性問題が発生しどちらも光学ドライブを認識できなくなるという状況に。
20160509_03.jpg

20160509_04.jpg

上海問屋 DN-11700ではSanDisk iSSD i100だとSSDは認識するも固定ディスクとしては認識せず光学ドライブも認識できず。

20160509_05.jpg

20160509_06.jpg

TOSHIBA THNSNF128GMCSでは正常に認識。
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玄人志向 KRHK-MSATA/I9はMarvell 88SA8052で上海問屋 DN-11700はJMicron JM20330なんだが変換チップやSSDによって相性があるのはきつい。

TOSHIBA THNSNF128GMCSで全領域使おうとEXIDE32Gを組み込んでFDISKで領域を確保していくと約7.5GB付近から領域作成時のドライブのチェックが非常に遅くなるうえにFORMATXでフォーマットしようとしてもエラーを出す。
130558MB(約127GB)まで認識できるPK98-MISTRESS9ボードと互換だけでなく32255MB(約32GB)まで認識できる32GB以下と互換でも同様。
EXIDE32Gを使用しなければ不具合は起きない。
20160509_08.jpg

どうやら8063MB付近以降でパーティションを切るとこうなってしまうようで。
8063MB付近をまたぐ形でパーティションを切ればフォーマット時にエラーが出るという不具合は起きず。
エラーが出なくなる位置を探ろうと1回20分近くかけながらひたすらパーティションを切る作業を繰り返すが何十回と試してたらSSDがドライブとして認識されなくなってしまう。
デバイス名は見えるんだがドライブとして認識せず。
USB3.0接続で別なPCに接続してみるが認識できずイベントログにはディスクエラーが大量に記録。
どうやらTOSHIBA THNSNF128GMCSが壊れたっぽい・・・

大容量ドライブだと不具合が起きるのか?とJMicron JM20330を採用するSATA-IDE変換基板である変換名人 IDE-SATAZD3を使用しTOSHIBA MQ01ABD100 1TBを接続してみたら光学ドライブも認識するしFDISKとFORMATXで不具合は起きず。
20160509_09.jpg

20160509_10.jpg

仕方ないのでTOSHIBA THNSNJ128GMCU 128GBで検証を続行。
TOSHIBA THNSNF128GMCS同様にドライブのチェックが非常に遅くなる不具合は出るが何MBでエラーを出さなくなるかは検証せずおとなしく2047MB、4095MB、1023MB、残りで分割。
FDISKは64GBまでしか対応してないので値がオーバーフローし変な事になっているのは仕様。
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フォーマットは正常に終了。
20160509_12.jpg

Windows 98は正常にインストールできたもののデバイスマネージャでIDEハードディスクコントローラに「!」がついてしまい正常に動作していないがこの状態でベンチマークをしてみる。
4KBランダムアクセスはCFやHDDと比べて速くなったが内蔵IDEのPIO転送じゃこれが限界か。
SSDの性能はシーケンシャルリード534MB/s、シーケンシャルライト482MB/sだが1/100の性能も出せないという。
20160509_13.png

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CrystalDiskMark 2.2 (C) 2007-2008 hiyohiyo
   Crystal Dew World : http://crystalmark.info/
--------------------------------------------------


   Sequential Read :  4.009 MB/s
  Sequential Write :  3.432 MB/s
  Random Read 512KB :  4.277 MB/s
 Random Write 512KB :  3.361 MB/s
   Random Read 4KB :  2.117 MB/s
  Random Write 4KB :  2.711 MB/s


     Test Size : 1000 MB
       Date : 2016/05/08 11:10:40
 ::Comment::
 TOSHIBA THNSNJ128GMCU


Transcend TS8GCF133 8GBだとこんな感じだが4KBランダムライトの遅さは異常。
133倍速(最大転送速度20MB/s)と低速なCFというのもあるが1000倍速(最大転送速度150MB/s)の高速なCFでも4KBランダムライトは1〜2MB/sがいいところなのでやはりSSDみたく大容量キャッシュを採用じゃないと遅いか。
20160509_14.png

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CrystalDiskMark 2.2 (C) 2007-2008 hiyohiyo
   Crystal Dew World : http://crystalmark.info/
--------------------------------------------------


   Sequential Read :  3.917 MB/s
  Sequential Write :  3.852 MB/s
  Random Read 512KB :  3.845 MB/s
 Random Write 512KB :  2.819 MB/s
   Random Read 4KB :  2.421 MB/s
  Random Write 4KB :  0.014 MB/s


     Test Size : 1000 MB
       Date : 2016/05/08 13:31:30
 ::Comment::
 Transcend TS8GCF133



TOSHIBA MQ01ABD100 1TBだとこんな感じに。
HDDなので4KBランダムアクセス性能は低い。
しかし4KBランダムライトはCFよりはマシ。
20160509_15.png

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CrystalDiskMark 2.2 (C) 2007-2008 hiyohiyo
   Crystal Dew World : http://crystalmark.info/
--------------------------------------------------


   Sequential Read :  3.825 MB/s
  Sequential Write :  3.875 MB/s
  Random Read 512KB :  3.537 MB/s
 Random Write 512KB :  3.766 MB/s
   Random Read 4KB :  0.423 MB/s
  Random Write 4KB :  0.278 MB/s


      Test Size : 1000 MB
       Date : 2016/05/08 15:06:42
 ::Comment::
 TOSHIBA MQ01ABD100


2.5インチサイズだと変換基板をかますと内部に収まらないのが難。
20160509_16.jpg

あとTOSHIBA THNSNF128GMCSとTOSHIBA THNSNJ128GMCUは再起動時は問題ないが電源投入時はSSDを認識しなくなってしまう可能性がかなり高い。
EXIDE32Gを使用していなくても同様。
認識しなくなる時はメモリチェック後に2回アクセスランプが長く点灯してしまう。
TOSHIBA MQ01ABD100だと認識しなくなるという不具合はなさそう。

とりあえずTOSHIBA THNSNF128GMCS(TOSHIBA TC58NC5HA9GST Marvellカスタム)、TOSHIBA THNSNJ128GMCU(TOSHIBA TC358790XBG Marvellカスタム)、SanDisk iSSD i100(コントローラ不明)はPC-9821 Nr300と相性が悪いって事か。
他のSSDでも試してみたいところだが結構賭けだな・・・
それにしてもTOSHIBA THNSNF128GMCSが壊れたのは痛いなあ。

限界の130558MBまで問題なく使えるというのはわかったし安さと速度重視でmSATA-IDE変換ではなく容量重視で2スロットあるCF-IDE変換基板で128GB×2のコンパクトフラッシュを載せるってのもありかねえ。



2016年5月5日(木)「PC-9821 Nr300を手に入れた」
PC-98ノートとしては最終モデルかつ最強の機種となるPC-9821 Nr300/S8TBを手に入れた。
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Intel Mobile MMX Pentium 300MHzを搭載しメモリは64MB×2で128MBに増設済み。
光学ドライブはTEAC CD-224Eに交換され玄人志向 KRHK-CF2.5IDEとTranscend TS8GCF133を使用しCF化もされていた。
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FDDはTEAC FD-05HGに交換されているが色が灰色なのでPC-9821 Naシリーズなどから部品取りした物。
ゴム足は土台を削って別な物を取り付けなおしている。
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Nr233/266/300のベースはNw133/150だしプリンタポートにMIDI/ジョイスティック変換ケーブルのPC-9821N-K07、PC-9821N-K08、KB-9821N-07Kを接続すれば使えるとかないのかなあ。
動作報告はまったくないしケーブルを手に入れるかケーブルを自作して試してみるしかないか。
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早速PC-9821 Nw150/S20 modelLのフラットパネルスピーカーを移植するため分解。
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Nw133/Nw150とNr233/Nr266/Nr300のマザーボードの設計は一部の部品が違うだけでほとんど同じ。
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Nr233/Nr266/Nr300はTillamookコアのMobile MMX Pentiumを採用し低消費電力なのでヒートシンクは単なる板に。
ここまでくると冷却性能は大丈夫なのか?って感じ。
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キーボード下のヒートパイプもないのでこれも移植。
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再度組み立て。
フラットパネルスピーカー付きな最強のPC-9821 Nr300が完成。
TEAC DV-W28Eも取り付けたがTEAC CD-220Eのベゼルを加工してくっつけなくては。
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