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 浅田錫器は製品の製造、販売を専門とするお店です。

電話でのお問い合わせTEL.099−222−2752

〒892-0845 鹿児島市樋之口町6−19

錫器
錫器の歴史は古く、太古へと遡ります。
エジプトで出土した巡礼者の壺が世界最古の錫器といわれ
紀元前1,500年頃のものであるそうです。
日本では、正倉院に保管されている遣唐使が持ち帰ったとされているものが
最古のもので約1,300年前の錫器があります。

薩摩錫器

薩摩では、1655年 地下資源開発の命を受けた八木主水祐元信が現在の鹿児島県谷山で

錫鉱山を発見した事に錫の歴史がはじまります。

錫山は次々と拡張され、薩摩藩の大きな財源になりました。

薩摩での錫器の製作がいつ頃から始まったかを記す物はないようですが、1658年に建築された

磯島津別邸には錫板で葺かれた門があり、そのころには錫の加工技術が

鹿児島にあったと思われます。

一般の家庭に錫器が普及したのは、明治時代から戦前にかけてで、錫が戦争で軍事用に

使用されるまで、

酒器、茶器、花器、正月の屠蘇器など、おおいに使われていました。

戦後、生活様式が大きく変わったことや、他の金属・合成樹脂商品の出現などで錫器生産業者は減り、

国内でも数件が残るのみとなっています。

手にとって、使って頂ければ絶対に分かる錫器の魅力

決してなくしてはならない日本の伝統工芸 錫器を広く知っていただきたいです。


錫器のお手入れ

使用後は柔らかいスポンジを使い水洗いまた中性洗剤で洗い

乾いた布でふきあげて水気をとって下さい。

錫器は時々、柔らかい布で手垢や汚れを拭き取って下さい。光沢が鈍くなった時は、

布を水に浸し重曹を付けてよく磨いた後、水で洗い乾かしさらに木綿布で強く拭くと、

美しい光沢を取り戻すことが出来ます

尚、イブシ仕上げは砥の粉を水に溶かして布に付けて、徐々に摩擦すると綺麗になります

取り扱いの注意

洗浄時に金属たわしなどの使用は錫を傷つけるので止めてください。
柔らかい金属なので落としたりすると変形しやすので、ご注意下さい
熱伝導率が高く、熱い(熱湯)飲み物を入れると持てなくなります。
冷蔵庫・電子レンジでの使用は止めてください。
酸性のもをいれ長時間放置しないで下さい。

茶壺・茶筒に限り、水洗いはしないで下さい
茶壺・茶筒のふたは感覚で削りだしており、
水洗いをすると、
ふたが開きにくくなり、閉まりにくくなることがあります。



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錫彦 浅田錫器

〒892-0845
鹿児島市樋之口町6−19
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