Sorry, so far available only in Japanese.
日本の特殊教育の行方(5)
「今後の特別支援教育の在り方について(中間まとめ)」に対する意見
2002年10月,伊地知信二・奈緒美

2002年10月25日に,文部科学省のパブリックコメントのホームページに,「今後の特別支援教育の在り方について(中間まとめ):」に対する意見募集が掲載されました(http://www.mext.go.jp/b_menu/public/index.htm).

今後の特別支援教育の在り方について(中間まとめ):http://www.mext.go.jp/b_menu/public/2002/021004a.htm

その概要:http://www.mext.go.jp/b_menu/public/2002/021004g.htm

定義と判断基準(試案)等:http://www.mext.go.jp/b_menu/public/2002/021004d.htm

10月26日にメールにて送りました私どもの意見を以下にご紹介します.

1.氏名:伊地知信二

2.所属:*****

3.住所:*****

4.電話番号:*****

5.意見

ノーマライゼーションとは,障害を持つ人々が特別なケアを受ける権利を享受しつつ,脱施設化・脱養護学校化を実現することです.また,そういう教育環境や社会がノーマルな状態であると考えます.1981年には国際障害者年で分離教育が明確に否定され,1994年のサラマンカ宣言では,日本の代表者も参加し,障害児の教育的ニーズは普通学校で提供されるべきことが提唱されております.

このような重要な考え方は,いったいどこに消えてしまったのでしょうか.文部科学省は,「これまでの特殊教育において蓄積された指導の経験,ノウハウ等を有効な資源として最大限に活用して(中間まとめ概要より抜粋)」,普通学校で特別支援教育を行うことが到達目標であることを,そろそろ認めてはいかがでしょうか.ノーマライゼーションの本当の意味(現在文部科学省が使っているような故意に歪曲した意味でなく)とサラマンカ宣言の意義を現場の先生方に啓蒙することこそ文部科学省のいま行うべき仕事であると思います.


表紙にもどる。


ご意見やご質問のある方はメールください。

E-mail: jyajya@po.synapse.ne.jp