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ニュージーランドからの話題:自閉症者に居場所を!

1998年8月、ニュージーランドのM先生より

Otago Daily Times(7月23日)の記事:自閉症者の苦境を国会が問題視

首都Wellingtonで,ひとりの自閉症者が再投獄されたことが話題となり,ニュージー ランド政府は昨日,「自閉症者に対する対策が遅れており前向きに検討中」とのコメ ントを発表した.労働省のRuth Dyson議員は,Christchurch在住のJames Packer(27 歳)がAddington刑務所に再投獄され,その後Sunnyside精神病院へ精神鑑定のため移 された後行き場のない状況にあることを取り上げ,「政府は自閉症者の問題に十分な 対応をすべきである.もし、James Packerが適切な治療とケアを受けていたならば, 刑務所に行くような事態は起こらなかったであろう」と述べた.厚生省大臣のBill Englishは.Jonathan Eady事件の後(本年3月),自閉症者のためのサービスが不十 分であることを認めた.この事件ではJonathan(14歳)の両親が息子の暴力的なパニッ ク行動に自分たちだけでは対応できず,何の公的なサポートも受けることができな かったために,息子の両手両足を縄で縛って拘束していた.厚生省副大臣のRoger Sowryは,English大臣に代わって,自閉症者対策を含む障害支援と精神衛生サービス に関する全体的な再評価が厚生財務課により進行中であることを表明した.新しいサー ビスの開始時期については未定.


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