MIDI(ミディ)と一言で言っても,その意味合いは現在では多様化しており,「これがMIDIだ!」と一概に言えるものではありません。MIDIは様々な形で現在のミュージック・シーンに浸透してきています。
このページでは,そんなMIDIを基本から学び,簡単な実演により音で解釈してもらおうというページです。更にはデジタル時代の音楽について思う事等,幅広くMIDI関連の事を説明していこうと思っています。
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MIDIという規格
MIDI(ミディ)とは,Musical Instrument Digital Interface の略称です。「音楽の情報データをやりとりするための世界共通規格 」という意味に,訳するとわかりやすいでしょうか。
それまでメーカーごとにバラバラだった規格を統一性のあるものにしよう,という考え方に基づいて生まれた規格がMIDIです。ではMIDIで何が出来るのか?というと,例えば・・・
要するに我々ユーザーにとっては,とても便利な規格が誕生したのです。規格の統一は,デジタル音楽の世界に新しい風をもたらしました。 |
MIDIの基本的な仕様
MIDIの標準規格は,下記の通りに決定されました。
ここでいう端子とは,MIDI信号の出入口(いわゆるインターフェイスのこと)です。MIDIに対応した機器同士を結ぶケーブル・コネクターや通信方式の仕様が,上記のように決められました。 MIDIメッセージ
MIDI信号の中身は,以下の情報から成り立っています。 ビット と呼ばれる「0」と「1」の,2つの数字を組み合わせて「情報(メッセージ)」としています。
この情報をMIDIメッセージと呼びます。
MIDIメッセージの中身
ステータスバイト データバイト 以上のデータを要約すると,1つのMIDIメッセージに・・・
という3つの情報を掲載していることがわかります。これがMIDIメッセージの基本となります。鍵盤付きのMIDI機器であれば,その鍵盤を押してMIDIメッセージを送信することができます。通常の鍵盤楽器は,鍵盤が押さえるとそれに対応する弦を叩く等して音が出るのですが,MIDI機器の場合は,鍵盤1つ1つが メッセージを送信するためのスイッチ になっているわけです。そのメッセージを受信した音源部分は,送られてきた情報どおりに音を出します。これがMIDIメッセージで音を出す仕組みの基本です。 他の代表的なMIDIメッセージ
上記の例はあくまでも基本であり,音階や音の強さ以外にも,MIDIメッセージを使っていろいろな情報を送信する事ができます。その代表的な例をいくつか説明しましょう。
プログラム・チェンジ コントロール・チェンジ コントロール・チェンジの基本
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