Music MIDI Music MIDI
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PCで必要なMIDIに関する機材 PCで必要なMIDIに関する機材 PCで必要なMIDIに関する機材
PCでMIDIを扱うのために最低限必要な機材をまとめてみました。
MIDIインターフェイス
まずは,MIDIインターフェイス。PCとMID機器との間で,情報のやり取りをする入口・出口と思ってもらったらわかりやすいと思います。その入口・出口をパソコンの何処に設置するか?によって,MIDIインターフェイスは次のように大きく分類することができます。

USB接続インターフェイス
EDIROL UM-1SX クリックで商品紹介ページへ
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今やMIDI機器の接続はUSBによる接続が主流となってきています。MIDIメッセージは数字の羅列による信号であるため,それほど大きなデータを転送する機会はありません。したがってUSBによってPCとデータをやり取りするのに非常に適しています。

左図の赤丸で囲った部分が,MIDI機器から情報を受け入れるための端子,5DINピンです。これをPC側のUSBインターフェイスに変換し,PCはUSBから情報を受信します。またMIDI機器によっては,既に機器側にインターフェイスを内蔵したものがあり,通常のUSBケーブル1本で接続可能となっているものもあります。

ボード&カード型インターフェイス
AKAI IB-803M クリックで商品紹介ページへ専用のハードをPCに取りつけるタイプです。PCIまたはISA(こちらは今ではほとんど見かけませんが)等のバス経由で接続するものや,カードタイプのものもあります。専用のインターフェイスなので,多種多様な機能を備えています。

ただこちらは,上記USB接続インターフェイスが主流となった今,好んで使う人は少ないでしょう。(^^; スロットをどうしても1つ,占領してしまう上にUSB接続のような手軽さがありませんから。機能的に見ても,最近のUSB接続インターフェイスは,ボード&カード型以上の機能を備えています。(というより,最新のインターフェイスは既にUSB接続のみでしか出てきません。(^^;

ポート経由型インターフェイス
MIDMAN SCM1・SCM1F クリックで商品紹介ページへシリアルポートやパラレルポートをインターフェイスとするもの。ケーブル1本でパソコンとMIDI機器が接続できるので,非常に手軽です。しかし,通常パソコンにはこれらのポートは1つしか装備されてないため,既に他の周辺機器が占領していることがあります。また,性能も接続する相手先に依存されるため,上記専用インターフェイスと比較してもMIDIの性能をフルに発揮させるものとは言えず,あくまでも「手軽に使える代用品」という位置づけになってしまいます。

 
MID音源
これが無くては,音が鳴りません。(^^;
MIDIメッセージを実際に音に変換する機器です。今時のPCであれば必ずサウンド・ボードに内臓MIDI音源が導入されていますので,別途MIDI音源を用意しなくても,音を出すことは可能です。

しかし,内臓MIDI音源の音質はあくまでも 「MIDIで音を出すことができる」 という程度でしかありません。専用の機器と比較すれば音質の差は歴然です。音にこだわるのであれば,是非とも別途MIDI音源を用意しましょう。

MIDI音源には大別して,ハード(外部音源)で音を出すものと,ソフトとして起動し音を出すもの(ソフト・シンセサイザー)に区分されます。

ハード(外部音源)タイプ
その名のとおり,専用のチップを使用して音を作り出す音源です。「音を出す」という用途のために作られたものですから,音質がいいのも当然ですね。

左の画像は,我が家で現役で活躍している Roland SC-8850(手前)とYAMAHA MU80(奥。リンクはMU90のリンク。)。音質的にはさすがに最新鋭には敵わないですが,それでも買い換える予算もなく,ガンバって使っています(笑)。

ソフト・シンセサイザー タイプ
EMAGIC ES1 クリックで商品紹介ページへ PCで シンセサイザー をソフトとして起動し,音を合成・再生する音源ソフトです。登場当時は,ノートPCなどのハード制約上高機能なMIDI音源を搭載できないPCに「よりよい音源を」との意味合いで開発されてきましたが,最近では音楽作成ソフトの プラグ・イン として使われているようです。

左の画像はEMAGIC ES1。Logic Audio(ハードディスク・レコーディング用ソフト)専用のソフト・シンセで,アナログ・シンセサイザー特有の重厚で存在感のある音を得意としています。

ソフト・シンセサイザーは,その場で音の演算処理を行い発音するソフトなので,発音の間までにタイム・ラグが生じ,そこが課題とされていました。しかしソフトの開発や,PCのCPUの演算処理が飛躍的に向上したことから今やタイム・ラグもそれほど重要な問題とはなくなってきているようです。用途として考えると,ハード・タイプの音源にはない音が欲しい時にそれ専用に開発されたソフト・シンセを使用する,といったワン・ポイント的な使い方が効果的です。

 
   
   
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