植物:ヒノタニシダ

市指定文化財(天然記念物)
ヒノタニシダ
紫尾山系樋之谷から定之段に至る渓谷は、シダ植物の宝庫といわれ、出水市一帯には、約200種のシダが繁茂している。
ヒノタニシダは、昭和13年に出水市樋之谷で発見された。
常緑性、根茎は匍匐し、葉柄の基部と共に褐色の細い鱗片がある。
大きな葉は、長さ1メートルに達し、葉柄は葉身とほぼ同長、中軸と共に、赤褐色または紫褐色をおびて光沢があり美しい。

『出水の文化財』より


(C) 1996 by Uchinoura Akira