Rydelの部屋


 作業室に「ある休日に #2」アップ。
 今回のお話は、ニーナ達の住む世界がどんな所なのか、その断片でも出せれば……。
ああ、これは前に書いたっけ (^^;
とにかく、どういう世界なのか感じ取ってもらえればという事で描いてます。
 
 さて、いつも通りにちょっとだけ解説。
 今回は、窓の事をば。

 ニーナ達が買い物に出かけたような市街地の建物に限らず、建物の外壁面の窓は殆ど全てがガラスではなく透明化金属で出来ています。
 まあ、さらに屋内側に薄い物をもう一枚取り付けて二重化しているという建物も中にはあるようですが。
 で、一方、住宅の場合はどうなっているか……。
 ちょっと薄目の透明な透明化金属が主流で、反射光に色が見えるようなものといった、ちょっと洒落た物が使われたりしているようです。
 また、そんなに大きな面積の物を使ったりはしていないため特に見栄えも変わらず、普通の窓と言う感じしか受けません。
 それから、殆どの窓は二重窓になっています。

 なお、ここで言う透明化金属は、本来ならば金属光沢を放つ不透明な固まりになるはずの物を、光を(ついでに選択性を持たせてある事が多い)通す様に構成した物になっています。
 モノが金属である上に各種強度や色まで自由に操作できるため、用途に合わせて様々なものを簡単に作る事が出来、もはやこの方面ではガラスは殆ど使われていません。
 もっとも、大面積の物が使われる様になったのは現場で透明化できるタイプの溶接技術が出来てからだったようです。

 今度は屋内側の窓。
 実は屋内側の窓もガラスは殆ど見られません。
 その代わりに使われているのは、合成白雲母や合成透石膏の板です。
 透石膏はその光の柔らかさ、白雲母は断熱性と言った点が重視されていますが、壊れても危険な物にはなりにくいというのも大きなポイントになっています。
 とはいえ、そのままでは弱いために表面処理がされていて、容易には傷が付かないようになっています。
 なお、さらに強度が必要な場合については透明化金属の窓だったり、透明化金属を入れた二重窓にしたりしているようです。

 では、ガラスは何処へ行ったのか。
 透明化金属で代替できない物はもちろんですが、それ以外にもグラスなどの食器、小物、装飾品にちゃんと使われています。
 もちろん、装飾品などで美しくカットされたり発色等に工夫を凝らしたものが大変高価であるのは変わりません。

 ついでに透明化金属で一つ。
 実はお金は電子情報として扱うようになっていますが、小さい子供達はそれを使うことが殆どの場合出来ない様になっています。
 ではどうしてるのかというと、透明化金属で作ったコイン(半透明やほぼ金属色の物が主流)がその代わりになっています。
 単位についてもちゃんと円やらドルやらありますが、それが使えるのはそれぞれの文化圏のみという事になっています。
 なお、これについては他にも色々あったりしますが、それはまた別の機会に(^^;
 
 
ニーナ: 手伝いをすると言っても私達で大丈夫なのかしら (・・;
メーベル: 仕入れたり何かを作ったりするわけじゃないから大丈夫よ (^^
グリフ: でも、ニーナさん達の方は可愛い売り子さんな感じで良いかもしれないっすけど、俺等は……( ̄▽ ̄;;
Rydel: 普通にしてれは良いと思うがな。
それともアレか? 鍛えた体を見せつけつつ「いらっしゃいませ〜(ポージング!)」とかやりたいのか?
グリフ: あ、いや…… それはちょっと ( ̄▽ ̄;;
メーベル: それもかっこいいとは思うけど、やりすぎかしらねぇ (・▽・;
ニーナ: 宗司さんにこっぴどく怒られても知らないわよ (^、^;
Rydel: ま、それ以前に許可してくれるとは思えんがな ( ̄▽ ̄;
メーベル: あたりまえです (^、^;
そうそう、そう言えばグリフくん。
グリフ: はい?
メーベル: 今日は女の子とお出かけだったの?
グリフ: え?
いや、パーツ屋の親父さんに色々探してもらったりとかしてたんで…… (・・
ニーナ: そう言えば背中やシッポのあたりから微かにいい匂いが (..
メーベル: それに、私と同じような毛がシッポにくっついてたし…… d(^、^
グリフ: !? (^−^;
Rydel: ほう。 では、今度ゆっくりと聞かせてもらおうか ( ̄▽ ̄
グリフ: え、いやその。
そういうお出かけしてたわけじゃないのに? (・▽・;
ニーナ: Rydelさん…… ( ̄▽ ̄;
メーベル: 悪趣味ですよ d(^、^;
Rydel: う……。 まぁ、そうだな (^^;
グリフ: *ほっ……* (^^;
ニーナ: でも後でちょっとだけ聞かせてね〜 (^^
メーベル: ニーナさん (^^;
ん〜、私にもちょっとだけ (^^
グリフ: ……はい (;▽;
Rydel: お、お前らな…… ( ̄▽ ̄;

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