の幸ちゃん

『地デジ化は済みましたか?』と書いたが、とっくにアナログ放送は終わってしまいましたネ。三度目の引越で来た寮も、出張先の大元請けの会社がTVをデジタルに変えると云う話だったので、楽しみにしていた。一週間前になってもTVはやって来ない。二日前に届いたのは、デジタルチューナーでした。寮生みんなガックリ!!確かに、こっちの方が安上りですね。会社も予算が無いのかナ?前の寮では、すぐにデジタルTVが配置されたけど。所詮、ここは第2寮ですから…。
『イカの中にトリが』
 近くのスーパーでイカフライのパック物を購入した。食べる時に気が付いた。真ん中に一個だけ、トリの唐揚げが入っていた。(どうして?)と考えた。単なる間違い?気まぐれ?他のトリパックに入れて、値段を上げれば良かったんじゃないの?量目調整にしても、おかし過ぎる。それなりに旨かったけど。
『引越後、2回目のマイカー・ドライブ』
 7月上旬、給料を貰ったばっかりだったので、一ヵ月分の必要物品を購入しようと、マイカーを取りに。6時45分のバスで、5っ先のT町迄、15分。170円位の料金。
 上越市や柏崎市内で買物を済ませ、寮で荷を降ろし、再びT町へ車を置いた。バス停まで歩く事、10分。時刻表を見ると、バスが来る迄一時間有る。この位だったら、歩いてH町の寮へ着けるのでは?と思い、歩き始めた。幸いにも涼しい風が吹いていて、苦にもならない。田んぼの中の裏通りを歩いて丁度、一時間だった。帰ったら、シャワーを浴びてすっきり。炎天下の中、歩いている人は殆ど居ない。一体、車を運転中の人からは、どう見られたろうか?まだ元気な自分の体を感じる日でした。
『明るい話』が発生したので、書いてみたい。
 会社は別だけど、昨年は一緒に仕事してたし、事務所も隣なので、喫煙所では時々、再会し、良く話するNさん。元々、宮崎出身だが、両親が鹿児島在住。Nさんの会社は広島。その辺の繋がりも有って、良く話す。昨年は居酒屋、カラオケ、忘年会も同席した。そのNさんが、今、私の住む寮の近くの居酒屋に日本酒一升びんがキープして有るとの事。「飲んでいいですヨ」と言われたので、行ってみた。居酒屋のママさんの娘さんと知り合いとの事。―その娘さんがカウンターに出て来て、キープ酒の話で盛り上がって、「今からNさんが居る店へ行きましょ」との話。話が湧いて女の子が数人、集まるらしいと判ったが、私は給料日前で手持ち金も少ないし、が、反面30歳前後の女性達らしく、少し、気持ちがゆらいだ。だが約束もしてなかったし、急にNさんの居る店にホイホイ行く訳にもいかず遠慮したが、男のスケベ心が少し動いた。そろそろ彼女も欲しいかナと思っていた。今日この頃。良い展開になれば良いのだけど。ただ、女性連中は男(私)をメッシー位にしか思っていなかったりして…。
 続編は又、書きます。
『災害の年』ですかね、今年は。
 地震に始まり、原発事故。大雨災害。次々と天変地異が多すぎる、今年。これからの夏〜秋〜冬にもっと過大な災害が起きなければ良いけど。福島原発も関連して、節電、牛肉、ワラ、腐葉土と次々と後遺症問題が発生して…。
三年〜五年位、この件は尾を引くのでは?
この先の日本が不安ですね。




 ブラックダンディー

 国会議事堂で会議が開かれていた。夜になると出現し、人間を捕獲するという人型エイリアン対策会議だ。未曾有の大災害とまではいかないが、被害はたしかにあった。エイリアンの体格は、人間とほぼ同じであるため、自衛隊やら警察が捕獲しようとしてもなかなかつかまらない。昼間になるとそのエイリアンたちは消える。そのため、夜など自宅で寝ていようものならば捕獲される可能性が高いため、人々はおちおち寝ることができず不安な日々をおくっていた。太陽光と同程度の灯りに弱いことから、夜間でも真昼のような眩しい灯りを灯すようになった。これで若干被害が減った。
エイリアンが現れだした当初は想定外という言葉が頻繁に使われた。エイリアン研究家は、人型エイリアンの特性について声高々と述べるが具体的な対策を講じるわけでもない。そのうちに夜間に配備する自衛官らの防衛権や夜間電力代を国債で賄い莫大な電力を補うために原発を増やしたほうがよいのではないかなどの話し合いがおこなわれるようになった。政府の国会議事堂は何重にも張られたシェルター内にあり、最新鋭のレーダーやら銃弾やらを配備して、夜間でも太陽のような灯りを幾重にも灯した。当然、このシェルターの中に入れるのは政府関係者・医者・学者など選ばれた人ばかりであった。
この日は、エイリアンに襲われた時の対処法について与党と野党が議論を交わしていた。人型のため見た目がわからない。議論はその一点に集約されていた。エイリアンに襲われたと思い発砲したところ、ただの酔っ払いだったケースもあるとの報告も真剣にとりあげられていた。
議論も白熱した最中、黒い服を着た紳士が手をあげた。
「もしもし、ちょっとよろしいですか。私は、あなた方のいうエイリアンです…」
 そこまでいったとことで、会場がざわめきだし、会場内で警備していた警備員が一斉に射撃用意の構えを見せていた。その様子を見ながら、黒い服を着た紳士は至極冷静な表情で言葉を続けた。
「皆さんが発砲したい気持ちはわかります。しかし発砲したところで私の体にはあたりません。この姿は仮のものです。銃弾は私の体をすり抜けていくでしょう。今日、私がこうしてこの場に現れた理由は、皆さんと話し合いによる交渉をしたいからです」
 会議の中央に座した首相は声を荒げた。
「この期に及んで何の交渉だ。おまえたちエイリアンが地球人を捕獲したために、政府は大パニックになった。そのおかげで支持率はがた落ちだ。自然災害とはわけがちがうんだぞ。いったい何の為に地球にやってきた。理由次第では、おまえを撃つぞ」
「この姿は仮の姿です。いいでしょう。撃ってみなさい」
 黒い紳士は弱者に対する憐れんだ微笑を浮かべながら、一番近くにいる警備官の前までいき、銃口を胸に押し当て、青ざめた警備官の右手の人差し指を自ら押した。バキューンと鈍い音がしたが、黒い男の体をすり抜け、銃弾は階段をはねた。その銃弾の行く末を見届けた黒い紳士は、「この体は実体と虚像を自由に操れる。無駄な抵抗はやめて話し合いに応じたほうが身のためですよ」と静かに話した。
 首相の横にいた議長が、いまにも声を荒げそうな首相を遮った。「交渉の内容をお聞かせ願いますか」
「わかりました。まずは地球の皆さんに謝ります。手荒な真似をしてすいませんでした」と黒い紳士は頭を下げ、そのまま向き直り言葉を続けた。「我々の星では急激な人口増加により食糧難におちいりました。そこで良い食糧はないかと銀河系を探索したところ、地球という星の人間が非常に高タンパクで、我々の星でいう食糧に適しているということがわかりました」
 そこまで聞いて首相は声を荒げた。「おまえたちもヒトのようなものではないか。ヒトがヒトを食べるなんてきいたことがない。それよりも豚やら牛やら魚やらを食べたらどうだ」
「私たちとあなたがたは姿形が似ていると思いでしょうが、それは私たちの科学でヒトに似せているだけで、本当はもっと違う姿をしています。私たちの星でもたしかに豚や牛などに似た生物はいますが、宗教の関係でそれらを口にすることはできません。主に野菜を食べていたのですが、緑は枯れはて、食料はなくなった。そこで、あなた方の星を侵略し、この星の人間を食糧としたほうがよいと判断したのです」
 国会議事堂はその言葉を聞いて、大声を出さずにいられなくなった女性議員の悲鳴を皮切りに、男女入り乱れた阿鼻叫喚の声がこだました。
「慌てないでください。私たちはこれから先、むやみにあなた方を捕獲しません。ご安心ください。私たちは地球人のクローンに成功しました。木の実の中でクローン地球人を育て、十分な大きさになったら食糧として出荷されるのです。人道的な見地から、そのクローンたちには感情や記憶はもちろん、出荷される際に生じるやもなき痛点などがありません。ただ単に息をする食糧として認識していただければよろしい…」
「人を食糧にするなんて非人道的だ」と首相は叫んだ。
「おやおや、面白いことをおっしゃる。あなたたちだって魚を乱獲し、牛や豚を飼育し、食料としているじゃないですか。生物学的にみれば、何も変わりません。それと同じことをしているだけです。むしろ私たちのほうがあなた方よりも健全だ。クローンには感情もなければ、痛みもない。あなた方よりも人道的といえるのではないですか。クローンを生育できる技術は確立したのですが、問題はクローンのもとになる人間の精子と卵子です…」
 議長は黒い紳士の言葉を遮った。「人間の精子と卵子をとるために、地球人を捕獲したということですか」
「そういうことになります。ただ必要最小限にとどめました。あなた方のように乱獲をしたり、絶滅させたりという気は毛頭ありません。私は地球人捕獲大臣として、この会議場に姿を現しましたが、あなた方に敬意を表す意味でありとあらゆる勉強をしました。地球の歴史、文化、言葉、宗教などすべてを頭にいれています。そうした認識のもと、あくまでも紳士的な話し合いをしたいと思いました。食糧はあくまでもクローンのみとし、クローンを発芽させる際の精子と卵子は、地球でいう死刑となる犯罪者のものを使用することにしました。年に数回、私たちに犯罪者を差し出していただくだけで、地球人の未来は約束される。この星を侵略するのは簡単なのですが、このほうが紳士的でしょう?」
 紳士は含み笑いをしながら、首相の前まで歩いた。警備員の一人がそれを見て発砲しようとしたが、上官らしき男が慌ててそれを制した。その一連の行動を見て、黒い紳士は言った。「話し合いの場に銃は似合いません。武力には武力でという考え方から脱却したほうがよいでしょう。犯罪者の命は、残念ながらなくなりますが、その命で地球が助かるのならば仕方がないのではないですか。もちろん、犯罪者の命を優先し武力行使で我々と徹底抗戦をしてもかまいません。その場合は、われわれは地球を侵略し、捕獲対象は全人類となりますが…」
「結論はいつまでにだせばよい。このような重大な決断は国会に法案を提出し、野党と協議し、法案を可決させなければならないのだが、いかんせん、そこまでたどり着くにはいくつものハードルを越えなければならない。なんせ、今の政局は、ねじれ国会で大変なんだ。法案を通すには、半年以上かかるかもしれん」
「そこまで待てとおっしゃるのですか」黒い紳士は激しくかぶりを振った。「私たちは地球人ではないのですよ。地球の、いや日本のルールを尊重しながら、交渉しようと思ったのですが、非常に残念です。交渉決裂ということで、今から全軍を出動し総攻撃をかけたいと思います」
「いやいや、まてまて」首相は慌てた。「わが国の憲法では戦争を放棄しており、その憲法を破るにはアメリカの了解を得なければ大変なことになる。ああ、こうすればよい」首相は何か思いついた様子で黒い紳士に歩み寄った。「もし戦争となったならば、わが国は戦争放棄をしている現状から各国の批判をあびてしまう。だから、あなたがたから攻撃を仕掛けてくれんか。そうすれば自衛権を発動できる」
 黒い紳士は唖然とした様子で口を開いた。「それは本気で言っているのですか。それとも私が黒い恰好をしているから、それにかこつけてブラックジョークの類を言ったのですか」
 会議場では、なぜか笑いが起きた。行く末はどうなるのかわからない。本当のブラックにならないことを祈るばかりだ。


 東京花便り その二十九
                   斉田 万吉

 秋の訪れを感じさせるものは様々で、視覚的には秋の七草に代表される花々や雲の形、音で感じるものとしては夜に聴く虫の声などがあります。誰もが待ち望んでいるのは味覚で知る秋で、米も野菜も果物も、魚もキノコも新そばも・・・と、数え上げればきりがありません。
とりわけサンマは秋の味覚の代表格です。大きな群れを作り、餌を求めて移動する回遊魚で、夏に北海道から漁期が始まり、三陸沖、常磐沖と少しずつ南下して、秋の終わりには銚子沖までやってきます。
何といっても塩焼きが旨い。真っ黒になってジュウジュウ音がする焼きたてに、大根おろしと柑橘系の絞り汁をたらして食べるのは最高。ワタの苦いところがまた乙な味で、たまりません。
有名な「目黒のさんま」という落語にちなんで、「目黒さんま祭り」が今年も9月4日に開催されました。
毎年サンマは岩手県宮古市、スダチは徳島県神山町、大根おろしの辛味大根は栃木県那須塩原市の高林、備長炭は和歌山県みなべ町からそれぞれ提供され、多くの人が新鮮な秋の味覚に舌鼓を打ち喜んでいます。
第16回となる今年、宮古の漁港が震災で大きな被害を受けましたが、「どっこい!まかせとけ」とばかりに7千匹の新鮮なサンマを届けてくれました。
朝から家内と二人で出かけ、会場に到着した9時半には、すでに長蛇の列ができていました。最後尾にたどりつくのに20分ほど、9時54分から並んでサンマを手にしたのは12時10分でした。コンビニで買った缶ビールをぐびぐびと飲んで、おいしいサンマをいただきましたので、被災地支援の募金をして帰りました。
都内を走る電車の窓から、葛の花がたくさん咲いているのが見えました。葛は秋の七草の中でも一番目立たずに雑草のように扱われています。抜いても刈っても広くはびこる逞しさは、大きな被害を受けながらも、漁を再会してがんばっている東北の漁師さんたちのようです。

  新涼や名士の墓前で眠る猫  竹帚     



     

 我が家のテレビは勝手に映画を録画してくれる。
 休みの日に、自分では予約しないだろうと思える『マザーテレサ』を見た。歳を取ったのか、60を過ぎて赤ちゃんになったのか何回も涙を流した。こんな生き方をした人もいるんだと、大いに反省し、これからはこんな生き方をしなくてはと思った。
 夜、飲み方があった。野球と下の話で大いに楽しんだ。
 寝る時に映画のことを思い出し落ち込んだ。自分には出来ないなと結論を出した。でも一つ位は真似をしなくてはと思い、「笑顔で人と接しなさい」を思い出した。

 
縄文の森をつくろう会より

● てんちの杜コンサート
日時 10月1日(土) 午後6時〜8時30分
場所 揖宿神社 境内奥 「てんちの杜」
 《 無料 》
・周りの方にお知らせ下さい。






 200迄あと少し。原稿待ってます。







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