の幸ちゃん

『三年振りの苫小牧』
●正月2日、温泉に入りたくて温泉の隣にパチンコ屋が有る所を探した。道路沿いに地図は有るのだが、建物は見当たらず、更地になっていた。薬草の露天温泉が有り、気に入っていたのに。倒産か?むなしくなって来た。
●肌着を購入しようと駅裏の「イトーヨーカドー」へ行った。建物は存在したが、「ドンキホーテ」に変わっていた。スーパーの駐車場も有料になっていた。切ない気分になった。
●アパートの隣室の女性は「イト・ヨカ」に勤務していたが、部屋を出てしまっていた。
 沖縄青年とも三年振りに再会したが、表情も少し変化しており、一緒に飲むことはなかった。――出張に行っている間に、失ったモノが多い気がした。
『仕事で出張に来ているのだから』と、温泉禁止令まで出てしまった。やたら、道の駅には詳しいのに、仕事はパッとしないと言われ。確かに物覚え悪いし、体力も無いので、重い物は持てないし、・・・。会社にも伝えて、一旦、上がりたかったのだが…。健康の為に、深酒は止めろと決まった。これは一理有る。今の世の中、仕事無くて大変な御時世になった。
 今の仕事が無くなると、いずれ、私もホームレスかも知れぬ。この年令で、次の仕事が見つかるとは、思いがたい。
 元請さんは事故でも起こしたら、大変と、車での遠出も禁止されてしまった。金沢の友達にも会いに行けない。名古屋に居る姉の長男にも七年位、会っていない。私生活は一体、どうなるのでしょうか?
『苫小牧の野菜屋さん』で、新潟の漬物を売っていた。「これから、新潟へ出張に行くのだから、今、買ったら又、新潟へ返す事になるのですね」と語ったら、店主のオバちゃんが、「仕事有るっていいですね」との声。
 頭をガーンと打たれた気がした。本当に、今の世の中仕事が無くて、ホームレス等が増加しているのは、TVでも御存知の通り。厳しい世の中になった。事務所では何社も会社企業が入っているので、顔では笑って会話しても、皆、ライバルなのだ。次の仕事の取り合いになるし、業績も有るし、所長が、その辺を見ているので、皆、ピリピリしている。仕事が切れると云う事は死活問題なのだ。退所されると、一つの会社が倒産する可能性も有るのだ。
『糸魚川の笹倉温泉』へ目指したのは、二月中旬。道路に雪融け用の水が流して有って、その量が下流に従い、半端な量じゃない。まるで川の如く、雪と水が流れて来る。残り5―10分位で温泉に到着する頃、対向して来た車は除雪車だった。左右共、家の二階建て位、雪が積もっている。これじゃ、行けないと断念。引き返したが、春頃迄、温泉は休みだと云う事を知った。
『指がリウマチになり』指間接が痛い。若い頃に戻ってギターを再練習したいと考えた。リハビリにもなるのでは?初心に戻って、コード進行表も購入。中古店へ行ったら一万円位の新品ギターが目に留まったので、即購入。DVDによる教則本まで付いている。だが、しかし調弦がむつかしかった。調弦笛や、電池式の調弦器を使用して調整した。機械では合っているのだが、弾いてみると、どうもどこか音が違う。
 駅前にギター教室が有るので、代金支払ってでも調弦して貰うつもり。結果はいずれ又、。
『東京・原宿の想い出』
 18歳の時、物珍しさも手伝って表参道へ行ってみた。駅から下り坂は肩もぶつかる位の人・人・人の波。2〜3軒、一緒に行った人と店も回ったが、目移りして何も買わなかった。それ以来、二度と行った事は無い。リピートする程、私は好きになれなかった。
『夕食時に食堂で』
 18歳の青年がタイ刺を自分で購入し、今、食べようとしていた。食堂には後一人だったので、「豪華だネ」と声かけた。彼は「生協で200円でした」と云う。何かと話した後、「趣味は?」と聞くと「SEXです。・・・うソですヨ。サッカーです」と答えた。今の若者の明るさを感じた。私の時代、18歳で刺身も食べられなかったし、まだド●テイでしたから。最近のヤングのハートを見た気がした。
『ギャンブルハート』
 新潟へ出張に来てから、競輪、競馬も時々チャレンジする様になった。一攫千金の気持ちが有るから、昔から宝くじも時々、購入している。―宝くじで最高一万円、競輪で6200円が2回、当たったが、それっきりだった。今年、初めて競馬で1600円をGETした。100円が1.6倍になるから、パチンコより利が良いのか?―TVでパチンコのイベント、CMが放映されるが、それに乗っかって、走って行く、同室の相棒。結局、増やすつもりが根こそぎ、やられて、私から又、借金の日々。人、それぞれのギャンブルハートはどう、生き抜くのかナ。給料以外の収入を得る方法が、今のこの世に有るのでしょうか?…。
『地震の日』
―その日、車内で休憩していた私達。車が何故かローリングするように動いていた。「何だ、こりゃ!!」と皆が騒ぎ出し、外へ出た。気持ちが悪くなる程、数分間、揺れていた。―三月十一日、午後三時前、宮城沖地震だった。携帯TVで見ている内に情報が交錯し始めた。午後三時15分頃には、茨城での地震のダブルパンチ。全員で事務所へ戻り、TVで情報を見た。こんな光景、映画でしか観た事ない!!―これが、日本の風景なのか・・・災害なのかと、我が目を疑いつつ、背筋が寒くなって来た。田畑を逆流する津波が家屋、車を押し流しながら、人々の生活を破壊して行くサマ。
『地震の次の日』
 明け方4時頃、又、地震。これは新潟のモノであった。2日に渡って三県で地震が起きたのだ。―!!「対岸の火事」では無かった!!私の職場の元請けの班長が宮城県仙台市出身だ。昨日、帰郷した。次の日、TEL入り(スーパーも開いていない。新潟から買物して、救援物資を運んでくれ)との事。ガソリン代等は割り勘にする。ともかく休み(日曜日)に日帰りで、運んでくれとの事。この件は、明日の事なので、又、詳しく書きます。軽自動車なら燃費も良いし、2シーターにすれば、後部座席に荷は一杯、積めるしネ。―こう書いている途中にも余震は続いております。こんな風に原稿を書きながらも、飯を喰って、酒も飲めている。今、被災地では、寒い中、電気も無いまま、食料も届かず、生きながらえている人々も居る。―鹿児島でのシラス災害、竜ヶ水災害を思い出しませんか?TV報道を観ていて、鹿児島出身の私は人事ではない気がします。さて、読者の皆さんは? ―断水、停電、地くずれ、・・・色々な自然災害。今、もしかして、アナタは幸せ過ぎる生活ですか?


 東京花便り その二十三 
         斉田 万吉


 世はまさにマラソンブームとか。今年5回目の東京マラソンでは、10倍以上の申し込みの中から約3万6千人が参加できたそうですから、その加熱ぶりがうかがえます。
年が明けて最も早く行なわれる市民マラソンとして知られるのが指宿菜の花マラソンで、今年が第30回でフルマラソンには約1万8千人、10qを加えると2万人を超える参加者だったというのも凄い大会です。
自治体の規模やスポンサーの数などから考えると、指宿での大会運営のほうがうんと苦労が多いと思います。
20年以上前に初参加したとき(その頃はまだ5qの部もありました)、陸上競技場界隈やコース沿道のいたるところに、菜の花が咲き乱れているのを見て感動しました。

菜の花といえば誰もが「春真っ盛り」をイメージするものです。南国指宿とはいえ1月上旬の冷たい風の中に咲かせるのは大変だろうなと思ったものです。
福岡にいた頃、春風に誘われて筑後川や遠賀川の堤防一面を黄色く染めている菜の花をよく見に行きました。牧歌的な里山や地方都市の河川敷などに咲くのを思い描きがちな菜の花ですが、東京都心にも一面菜の花というところがあるのです。
中央区は築地市場のすぐ傍にある浜離宮恩賜庭園で、3月になって菜の花が満開だというニュースを聞き、早速見に行ってきました。
そこは新橋や浜松町の駅から歩いて10分ほどにあり、江戸城の出城としての機能を備えていた徳川将軍家の庭園を都立公園として今に残しています。入園料は300円です。
大手門から入園し、6代将軍家宣の時代に植えられたという「三百年の松」を過ぎると前方に花畑の一角があります。約3千uの敷地に植えられた菜の花は30万本といわれ、恐らく東京23区内では最大規模だと思われます。
その日は曇天で今にも泣き出しそうな空でしたが、ねずみ色の空と高層ビルを背景に、鮮やかな黄色が一面に広がる構図もけっこう絵になるものだと思いました。
ときどき東京湾を行き交う船の汽笛が聴こえます。菜の花に囲まれて少し暖かくなった風を受け、ゆったりとした時の流れを感じることができました。

  神に請う被災地に咲け春の花  竹帚
 







 「雛節句に思う」 皓以兆

寒さが残る日々でも、明るい日差しの中に、春の光を感じる頃となり、自然界の生き物がそろそろ目覚める季節になりました。
3月6日は24節気の「啓蟄」です。
二十四節気の第3節目で、太陽の黄径が345度の時点に来たことを示します。
「蟄」とはと冬眠している様子を言い、「啓」とは動作や行動をするということ。
すごもりの虫も顔を覗かせ始め、野菜についた虫が蝶になり始め、桃の花も蕾を開き始め、野山では鳥のなく声があちこちで聞かれ始める気候としています。
そして、お雛様を仕舞うのに良い日とされています。おひな祭りは女の子の健やかな成長を祈る行事ですが、
昔は雛祭というのは、日頃の不摂生を人形に託して川や海に流したりして、水祓いをすることのようでした。
流し雛の風習が残る地域があるのはその名残のようです。
雨水に雛人形を飾り付けると良いとされているのは、雪が解け川に流れる季節に関係があるように考えられていたようです。
雨水に我が身の埃を水に流しながらひな人形を飾り付け、新たな運命を感じつつ雛人形を仕舞う。
親が子の、そして祖父母が孫の幸せを祈るという、日本の心と、風習を大切に、次世代に引き継いでいきたいと思います。
 


         


『小原庄助さん、なんで身上つぶした。
 朝寝、朝酒、朝湯が大好きで、
 それで身上つぶした。』
という歌(?)がある。
 私は朝寝と朝湯は大好きである。でも朝酒はしてないので、身上はつぶしてない。
 息子のラーメン店を手伝っていると、日曜日の昼間に時々、生ビールを飲まれる方がいる。それが大変美味しそうに飲まれるから、大変羨ましい。
 いよいよ、プロ野球が始まるし、ナイターが暫くは無さそうだから、身上をつぶしてもいいから、お店の休みの日には、昼間にビールを飲みながら巨人を応援したいと思った。
 でも、「東北の人に悪いじゃないか!」と怒られそうなので、こっそり飲むことにしよう。



  縄文の森をつくろう会より

●3月6日(日)フラワーパークで、「親子ふれあいフェスタ」があり、「縄文の森をつくろう会」では、例年通り「ドングリこま回し大会」を、行いました。60人ほどの親子が参加してにぎやかな一日でした。
●3月13日(日)午前11:00〜「休暇村 指宿」周辺のゴミ拾いをしました。
「縄文の森をつくろう会」と、「休暇村 指宿」の方々それに「指宿商
工会議所青年部」の皆さんも参加して頂いて、15名で行いました。その後、「休暇村 指宿」の食堂で昼食をしながら、会談をしました。
●ビオトープ「てんちの杜」の、ゲンジボタルの幼虫が、今年も、述べ10日間で、去年並の約40頭が、上陸しました。日本一早いホタルが見られるのは、4月10日頃から5月20日ぐらいまでだと思います。楽しみにしてください。 
●23年度の総会のお知らせ
日時 4月17日 午前10時
場所 揖宿神社

 






 後、9号で200号になります。
原稿をよろしくお願いします。





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