の幸ちゃん

「みそ汁雑炊」
 現場の事務所で昼弁当が出る。茶碗で味噌汁を入れるインスタント袋が沢山、たまった。宿に持って帰って来て、パックごはんで雑炊を作る。何も具は入っていない。味噌だけで雑炊を作るのだが、水の量、火加減、ゴハンや味噌を入れるタイミングで旨い、まずいが決ってしまう。これに生卵一個有れば良い。卵は生に近い人がいたり、スクランブルで混ぜた人が良い人。かたゆでが好きな人とマチマチ。好みを聞いて、それぞれに合わせて、作って大好評。「じい、又、今夜、おじや作ってネ」とリクエストが多かった。

「私の出張の一日」
 朝、四時30分頃に目覚める。トイレ終えたら、ホットコーヒーを入れる。北海道から湯沸しポットも持参した。焼酎用だったが、同室の相棒が酒を飲まないので、「クサイ!」と言われ、もっぱら食堂で飲むことにしている。顔から頭まで全部シェーバーで剃る。一ヵ月位前、イタズラで飲み仲間の人に胸毛を剃られ、変な形になったので、胸毛も毎日、剃る様になった。スベスベ肌になったので気持ち良い。朝六時から朝食。仕事が楽なのに、旨い物ばかり喰って、七キロも太ってしまった。カロリー制限は必要だ。腹にメタボが。ズボンが入りにくい。危険状態。駐車場に車(営業用で借りているモノ)を取りに行き、皆を待つ。六時20分には出発なので起きない奴を二度も起こしに行く。現場事務所に行けば作業指示書の段取り。喫煙室でゆっくりタバコ吸うのとトイレに居る時が一人ゆっくりになれる時間。――夕方、現場が終わる。又、ワゴン車で宿へ。免許も車も持たない人が多く、先に北海道へ帰った人三人は免許、持って居たが、現在、私一人。日曜には車内の掃除。同室の相棒は携帯のゲームに夢中で、風呂、メシ、トイレ以外は何もしない人で、洗濯、片付け、掃除も私一人でやっている。放っといたらフトンの周囲に何もまも置きっ放し。汚い物をを見るのが嫌な私はドンドン片付ける。何も感謝されないけど、これでいいと思っている。夕食時、ゆっくり焼酎を飲むのがひとときのダレやめだ。眠れない夜もある。北海道へ帰りたいとも思う。でも今、二人好きな人間が居るので少しは充実しているのかナ。少なくとも鹿児島に居る時よりは。

「もう一度行きたい埼玉の健康ランド」
 あの辛く、悲しい埼玉現場の仕事。緑の山木はくすんで、車も持って行かなかった為、歩き続けた出張。でも、あの健康ランドに今、又行きたいのは何故?懐かしさか。歩かされた街を車で思いっ切り走り抜けて見たい。電車を乗り継いで、やっとたどり着いた温泉。乗り継ぎ地を間違えて、車掌さんが好意的で追加料金も取らず、乗り換え駅を教えてくれた。背中を流れる湯。洞窟温泉有り。和風庭園みたいに創られた露天風呂。又、行きたい。行けたら次回、又、詳しく書きます。ここから一日位で行けそうなので。

「群馬・たくみの里を訪ねて」
 日本地図の片隅、群馬付近に「たくみの里」とメモして合った。TVで見た様な記憶も有り、何だったか思い出せない。休みに訪ねて行った。かたつむりを横にして半分にさいたみたいなドームが三〜四ツ、並んでいる。雪よけのトンネルだ。途中に空気抜けのドア(?)も着いている。――結局、「たくみの里」は判らず、帰って来たが、手作り工芸品等のイベントハウスの様だ。おぼろ気に思い出した囲炉裏や温泉もあった様な気もする。もう一度、しっかりハッキリ、見に行きたい。確認出来たら、又、原稿、書きます。

「なの花温泉の思い出」
 前述、秋田・男鹿半島へ行き損なった事を書いた。その帰り道、山形の「道の駅」に温泉有り、スーパー有りを見つけた。温泉に入ったが、土曜日と云う事も有って、周囲の団地・農民の集団か、まるで芋の子を洗う様な状態だった。素早く、風呂を出て敷地内にあったスーパーで酒、つまみを購入し、車中泊。トイレが近くに有るので便利。10組位、「道の駅」車中泊が居た。ドライブの疲れ、酒も手伝って、ぐっすり眠れた。静かな温泉の雰囲気を味わいたく、又、訪ねられたらいいですね。
★思いがいつも一緒なので、「浮来亭」に同じ事が重なっていたら、失礼します。同じ内容を何度も書いて、ゴメンです。

「金がへらない財布」
 職場の人が「競輪」に誘って呉れた。スポーツ新聞を購入し、予想の情報を手がかりに、自分で予想して車券を購入。初日は五千円位、つぎ込んで、六千円位の配当が2レース当った。七千円位のプラスだ。2日目、おしくも四万三千円を逃してしまった。六通り有る組み合わせを三組位しか購入していなかった。コレは痛い。平日は仕事なので新聞紙上で予想してみた。月曜日の新聞で予想し、火曜日の新聞で結果を見たら一万七千八百円のレースが当っていた。――こりや、宝くじより良い。30年も買った宝くじは最高一万円の当選。パチンコは機械に遊ばれるだけ、全部、金を継ぎ込む。競輪は12レースに2〜3個ずつ、かけても三千円位。一レースか二レース、万円代の配当金が出れば常にもうけになる。私の一週間の必要経費はタバコとジュース代で三千円位。土・日に場外車券場へ行って数万ずつ勝てば、財布の金は減らない。通帳から金を下ろす必要も無い(?)ハマってしまいそうです。競輪に。

「窓際のすずめ」第二部

 以前の号で窓際に来る雀の為に、米粒を置いている話を書きました。今回は、その続編です。
 五月下旬の事。部屋に帰って来ると、開放した窓から雀が入って来ようとします。私に気付いたら慌てて逃げ出し、電線の上で異常な鳴き声で、さえずっております。
 窓際を見ると、米粒が有りません。
(腹減ったョ!!ご飯呉れよ!)と言ってるのだと思い、窓際に米粒を置きました。
 それでも尚、室内に入ろうとしたり、窓近くの中空でバタバタ、飛び羽根ております。
(おかしいナ)と思い、ふと窓の下、室内側を見降ろすと、洗濯機との狭い間に二羽の子雀がうずくまって居るでは、有りませんか。(ああ!これだったのか!!)と思い、「コラコラ、よかにせ共は…。困ったもんだナ」と一人台詞を言いながら、一羽ずつ手を伸ばして救い出し、窓の外へ放ると、やっと覚えた様な飛び方で、巣の方へと去って行きました。
─それから後もしばらく、親雀が電線の上でチュン、チュン鳴いております。まるで、(ありがとう。我が子を助けて頂き…)と言ってる様でした。
「我と遊べや親のない 子すずめ」小林一茶の句にあやかって、一句、思い着きました。
『すずめと遊んだ 毒のない 禿げおじ』
  (受けた?大爆笑かナ?…)







2008年の終わりに
       
 押し迫った26日、光華園で浮来亭の望年会開催。姶良や鹿児島から来て下さった方もいて、30名ほどで年の瀬の一時を過ごした。毎週浮来亭に集まって、ああでもないこうでもないと議論を重ねながら、今年は年来の夢だった「てんちの杜」が一応の完成をみた。人との出会い、人と人のつながり、お互いの絆を深めることの大切さを改めて強く感じた年だった。我々はどんな小さな夢も、どんな大きな夢も、語り合っていきたい。
 2009年は薩摩琉球侵攻400年の年。2004年の台風16号で根こそぎ倒れた「五人番のアコウ」の移植をきっかけに、指宿と沖縄の深い関係を知った。7月に18人で沖縄を訪問し、県知事をはじめ沖縄の方々に大歓迎して頂いた。沖縄―鹿児島で400周年にふさわしい記念事業をやりたい。歴史を振り返り、沖縄や南の島々の人々との絆を深めたい。
 県は昨年度末、10年ほどの中長期的な観点から本件のあるべき姿や進むべき方向性を示す「かごしま将来ビジョン」を策定した。これに沿って、南薩地域(指宿市、南九州市、枕崎市、南さつま市)でも「南薩地域将来ビジョン」を策定することになった。約2年かけてビジョンを策定するが、その懇談会委員12名に縄文の森をつくろう会も選ばれた。12月16日の第一回懇談会に参加した。このような懇談会に以前参加したことがあった。意見を述べるだけで、その後会で出た結論がどのように実行されていったか報告を聞いたことがない。その点をまず述べたが、ここでも大いに夢を語ろうと思っている。
 不況のためか街には松飾りも少なく正月らしい空気はない。年が暮れて、新年を迎えるそわそわした師走らしい風景はもうなくなってしまった。餅つきも見なくなって久しい。2009年はさらに日々の生活が厳しくなると予測されている。よし、よか。どんな時代になろうと、この暖かい仲間の輪を広げていこう。

(12月29日記)



 

 正月の4日に我が指宿市民会館で成人式がありました。
 私が勤め始めてから10回目の成人式でした。毎年毎年落着いた式が行われて来てます。市長さんも式辞でおっしゃっていましたが、全国のニュースで今年の成人式も荒れたとやっていますが、指宿は全然違います。年末と式直前のリハーサルでは心配してましたが、本番では見事な式典をこなしました。本当に嬉しい立派な式でした。
 でも、式典が終わってから、ひょっとしたら元気がないのではと心配をし始めましたが、 二部に入り、仲間のバンド演奏で元気が出て来てほっとしました。小中学校時代のビデオを、又当時の先生からのビデオレターにも楽しく大きな声を出していました。やっぱり元気があるのはいいなと思いました。
 式が終わったあと、ホールの前に集まりなかなか帰りません。友好を暖めているのでしょう。中にはやんちゃな連中もいて焼酎の一升瓶を振りかざしたりしてましたが、はやすわけでもないし、冷ややかでもないし、とても良い意味のクールな感じでした。これが平成の社会人なのかなとも思いました。
 寝る時に思い出したことが有りました。
皆、笑顔は素晴らしかったなでした。
指宿っていい街に違いないと確信しました。




◆歯笛さんの記事にもありましたように20年の最後の金曜日の12月26日に望年会をしました。浮来亭は「忘年会」ではなく「望年会」と書きます。忘れる年というと何か良
くない年だったように感じますので、来年はこんな年にしようということです。姶良とか鹿児島からも参加して頂きました。皆さん活き活きとした感じの望年会でした。
◆浮来亭の唄を作ってくれた下川路さんが頑張っている「指宿ムービープロジェクト」制作の第二弾のドラマが完成し、配信されましたのでご案内します。
サイトのアドレスは
http://kankyou2006.synapse-blog.jp/tikyu/
◆今年も元旦に太平次公園で朝5時から集まり準備をして7時過ぎの初日の出を待ちましたが、残念ながら日の出は見られませんでした。それでも多くの人に来て頂き、お餅を食べて頂きました。お餅を食べた方は良い年になること間違いないです。
◆例年菜の花マラソンの最終ランナーを応援している菜の花咲かせ隊は派手にやらないということで自主規制してひっそりと応援します。ひっそりでも、より多くの方に来て頂ければランナーも担当の方も心強いし嬉しいのではとも思います。よろしく。

縄文の森をつくろう会

●12月24日の指宿駅前のイブナイトと1月3日の揖宿神社でのカレンダー募金の活動は終わりました。募金合計金額は、48,165円(上野さんの分5,000円も含む)になりました。お手伝いしてくださいましたみなさん、ありがとうございました。
 1月8日に、かごしまみどりの基金へ、みなさんの気持ちを届けて参ります。



●平成20年度森林環境税で森林の体験活動支援事業として柳田小学校の6年生とでベンチ造りを実施しました。縄文の森をつくろう会から7名参加しました。
●今後の予定
@柳田のクロガネモチ移植(てんちの杜へ)  A25日(日)菜の花マーチ接待ボランティア  B2月7日(土)宮ヶ浜緑の少年団「てんちの杜」でシイタケ菌打ち  
C2月末頃「御領ヶ池」で野鳥観察会  
D一倉ハイキング  
E松尾城の木道作り 
(あくまで予定です)

「あけましておめでとうございます。
 今年もよろしくお願いします。」

 まずは遅れての発刊をお詫びします。私の怠慢に加え、原稿が集まり難くなって来ています。原稿と考えると硬くなりますので、何かお知らせしたいことでもあったらお願いします。rentarou@po.synapse.ne.jp


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