の幸ちゃん 

「鹿児島焼酎の殆んど」が並んでいる酒屋を発見したのは二ヶ月位前。連ちゃんに「利右衛門」もワザワザ送って頂いたけど、大隈や大口方面等、マニアが旨いと舌を鳴らす(?)焼酎がズラリ。殆んど、ここに通ってます。
「そば茶を」又、飲み始めた。「道の駅」で粒状の物を見つけて事務所で飲み始めたら、周囲の人も貰って飲み、気に入り、教えて上げたスーパーに買いに行く始末。そば茶ブームが拡がりつつ有る。
「ゆったりの郷(さと)」と云う温泉を教えて貰ったので行ってみた。ムトーハップみたいな黄色の薬草湯。バラ色の物や露天温泉も充実。建物はやや古かったが、のんびり、ゆっくり。サウナが2人位しか入れない事。電気温泉が無いのが残念。田畑のド真中に有り、田舎の風景が感動をかもし出す。道の向こうには「道の駅」も有り、新鮮野菜も充実。又、行こうか。
「夜の退屈な日」は日本地図を拡げて次回のドライブのルート確認。新潟から近い、群馬県伊香保温泉。榛名山・榛名湖や、日光のいりは坂。もう少し遠い町では、富士河口湖へ再度行きたい。湖の近くの創作料理屋で飲んで白ワインの味が忘れられない。通行時間がずれて、ゆっくり見られなかった飛騨高山。途中で断念した男鹿半島。――日本の中心部に居て、行きたい処は沢山。……金も無いのに地図を見て、新たな旅を夢見る。
「窓の中に人生」を見る事が有る。隣の旅館の窓七つ位がトイレの窓から見える。白いカーテンを張ってはいるが、灯りが点いていると人間のシルエットが見える。あきらかにパンツ一枚の青年が、中に虫でも入ってたのか、パンツの両脇に手を入れ、回転しながら、踊っている姿を目にして、(何、やってんだアイツ?!)とびっくりした。
 住人はコンビニバイトか、朝五時頃、自転車で帰って来る。たぶん、親父さんの息子か?親父さんは三軒位先で居酒屋をやっている。残念ながら、まだ行ってない。ショットバーらしいが、「ちょっとじい」が行って来ましょうか。
「J湯が」リニューアルオープンしたと云うので、行ってみた。前もって地理だけは確認していた。小じんまりとした石風呂でお湯も良い様だ。一人だし、のんびりと入っていた。足元を動かしたら灰色のドロドロした物が浮き上がって来た。さては(湯の花)かと喜んでいたら、髪の毛の固まりの様な物が五CM大になって浮き上がって来た。「ウワッ」と思った私はシャワーで念入りに体を洗い早々に出て来た。湯船やパイプ内までは洗ってなかったらしい。二度と行くまい。
「松之山温泉と」云う処を事務所の人に教えて貰った。内風呂と川沿いの下には露天風呂が有り、残雪チラホラの川面を見ながら、丁度良い湯加減。思い出して又、行った時は新緑の頃で有った。――そして、近くに「ナステビュー松之山温泉が」有る。
 これ又、教えて貰った所。広い湯船と一段下には岩風呂の露天。雨の日は田畑作業が暇になり、周囲の客がドッと押し寄せると云う。――或る日、私も露天温泉で頭から小雨を浴び、身は湯でポカポカ体験したかったが、駐車場満杯で車を停められない位の大盛況。諦めて他の温泉へ行ったものだった。
 畑のド真中にカラオケ店が有ったりするが、倒産しないのは、そんな理由か。井戸端会議風に弁当や酒を持ち込み、カラオケに興じる姿が想像できる。
「じょんのび村の温泉」子供向けの設備が多いのだが、吊り橋が有ったり、土産品店、新鮮野菜も有る。温泉の湯も良い。露天も有り。ゆったりだ。子供の時から家族連れで来ていたのか、ちょっとへんぴな処に有る割りには若者も良く見受ける。――こんな色々な温泉を教えて呉れた地元の先輩が『吉屋さん、もう北海道に還るナ。新潟には温泉も一杯、有るし、いいぞォ。何?就職?俺が世話してやっから』とまで言われた。どうしましょうか?この先の人生、単なる会釈かナ?!
「新潟県立歴史博物館」へ行って見た。地震に襲われた山古志村の遺品を展示して有った。新潟の古代からの地層、歴史、出土品等、「ココ橋牟礼」と似た様な内容で有った。ジオラマや原寸大の昔の村や生活風景が造って有る。中でも圧巻だったのは街並の雪降し風景が原寸大で、人形が作って有った事。
 商店街(昭和初期)を通ると誰も人間が居ない。その上へ階段を登ると商店街の屋根部分が有り、金物屋や酒屋の親父が雪降ろしをしている。子供達がふざけて雪投げをしている。疲れたのか座ってキセルで煙草を吸っている人も居る。全てが人形だが、リアルだ。雪玉がコロコロと転げた処まで作って有った。近くを通ったら行ってみて下さい。感動物でした。
「ソルト・スパ(塩分温泉)潮風」が車で10分位の所に有る。900円だが話のタネに行って見た。少し内装は古いが円形の露店は岩風呂風。広いし、色々なイベント温泉が有るので楽しめる。近すぎてドライブ感覚の無さや世話世話しい感じがして落ち着かなかった。
「広田鉱泉」も事務所の人に教えて貰った。宿から車で30分位。田舎町の中を通って行くので一瞬、道に迷ったのではと、気苦労するが人里離れて山奥の川沿いに有った。
 入口から湯舟迄の廊下には小砂利の中に花が生けて有ったり、小さな足元灯も置いて有る。廊下には赤いジュータン。かなり良いセンスの宿。予約すれば食事も出来る。温泉は滑る位なめらか。杉山が見える開放的、露店温泉。500円の温泉代も手頃。好きな人と行く隠れ温泉か?
「東京に居た時」20代に越後湯沢スキー場へ行った。当時の写真も残っている。以前、「浮来亭」にも書きましたネ。三階が一階で地下三階の風呂に入ったと。先日、雪の無い道をその前をドライブした。しっかり、写真を撮った場所が見えた。「アッ!あそこだ!!」と思った。下から見ると、すぐそこに見えるのに、雪山で上から滑って居ると、下の町まで滑り落ちて行くのではと、ビビった初スキーの日でした。30年以上も過ってから、同じ所に来るとは、当時、思ってもみなかった。


 
                

 先日の腹痛からか食べる物に少しは気を使うようになった。
 今日もテレビのニュースでどこそこの何に何が入っていて大変だとやっていた。これだけ情報が豊富だと食品関係の会社の人は気を使って大変だろうなと思った。それから、賞味期限と消費期限がある。
 あまり気にするほうではなかったので、期限切れも結構平気で食べていた。今村さんはもっと気にしないで食べている。彼の口癖は「食べてみてダメと思ったらやめる」である。そう言えば、昔は消費期限とかは無かったような気がする。食べてみて酸っぱいとかまずいとかで決めていたようだった。そんな今村さんはいたって健康で病気もしないような気がする。
 何か分からなく混乱してきた。
 でも、寝る時に十二指腸潰瘍の錠剤を飲んで、安心して寝る自分がいた。




●山口県に行った須田一家が12月3日から5日まで指宿に来ます。5日・午後8時からの浮来亭に来て、彼たちの話に耳を傾けませんか。きっと、楽しい話しが聞けると思いますよ。(3日は歓迎飲み方を別の場所でします。ご希望の方はご連絡を安間か今村に。)





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樹木医誕生

 縄文の森をつくろう会の会員秋元智雄君がこのたび樹木医の資格を取った。だれでも取れる資格ではないだけに、ご本人の喜びは当然のことながら、我々にとっても嬉しい限り。ささやかなお祝いを先日松下食堂でした。今の社会はカジノ化した金融市場や経済問題だけではなく、人為的環境問題が多く、混迷を極めている。樹木医という特殊技能を持った彼は今後さらに研鑽を積み、我々を牽引し、実りある成果を積み重ねていくことだろう。
「ぺティ・クラークの法則」をご存じだろうか。「一国の産業構造は、経済・産業が発展し、所得水準が上昇するにつれて、第一次産業から第二次産業、第二次から第三次産業へと就業人口の比率および国民所得に占める比率の重点がシフトしていく」という法則。産業構造の変化と発展は、基本的には各国に共通のパターンを見出すことができるので、そのサービス経済化の進展を説明したものである。「地域がその自然環境や文化の豊かさで多くの人々を魅了すれば、多くの人々がその土地を訪れ滞在するだろう。そのことは自然環境の魅力を、サービス産業により経済的な価値に転嫁することである。サービス産業の活力により第一次産業の存続の基盤を獲得できる。つまり環境の保全と再生は地域の持続可能な経済を確保するためには最重要な課題である」鷲谷いづみさんはぺティ・クラークの法則を踏まえた上で「自然環境と地域の再生にむけて」という一文の中でそう言っている。(「消える日本の自然」鷲谷いづみ編 恒星社厚生閣2008年)
私たちはこの当たり前の法則をどれだけ理解し、実践に生かしているだろう。                               
我々の世代で、山や川や海を昔のように再生することはできない。ゆっくり想像もできないほどの時間をかけて自然が作り出したものは、二度と再生はできない。日本のほとんどの川の護岸に採用された三面側溝は、今すぐ撤去しても川や海の生態系は二度と元のようにはならないだろう。昭和26年10月のルース台風(台風15号、最大風速69.3m/s)で、今和泉海岸の立派な松並木はことごとく失われた。今はほれぼれするような立派な松を数本見るだけで、あとは見る影もない。松並木を復活させようとしても、台風で海岸線まで変わってしまった所に復活などできないだろう。環境の保全と再生と簡単に言うが、これほど難しい問題はない。
 私たちはそれでもただ黙々と汗を流すだろう。そして牛のように、一度飲み込んだ知識を何度も反芻しながら、ゆっくり、のろのろ歩くだろう。確かめるように、自分の存在を。この愛すべきわが故郷、地球の上で、刻々と命をつなぎながら、いつまでも。





秋元君樹木医おめでとう








 隔月の浮来亭の4面に「縄文の森をつくろう会」の広報誌を掲載しています。浮来亭の読者には会員でない方もいらっしゃいますが、広報と思わないでこれも浮来亭の原稿と思って読んで頂ければ幸いです。そんなわけで編集後記が3面に来ています。





 縄文の森をつくろう会より
●かがり火コンサート
太陽光発電とてんちの杜の新しいステージ完成を祝う神事が10月19日17:00からありました。多大なご協力を頂いた三菱商事の田中支店長も来てくださり、テープカットと点灯式を行いました。18:00からのコンサートにも200名ほどの方が来てくださり、盛会となりました。太鼓、琴、尺八、中国琵琶、バイオリン、ギター、ボーカルなど多彩な演奏が森閑とした森の中に響き渡りました。
県内にかがり火という名のコンサートが有りますので来年の5回目からは「てんちの杜コンサート」と名称を変えさせて頂きます。

●会員の秋元智雄さんが樹木医の試験に合格されました。縄文の森をつくろう会にとっても大変嬉しいことです。お祝いをしました。














●前回お知らせしたなのはな館近くの沼地の池の名称が「御領ヶ池」と決りました。多くの鳥が遊びに来て居るようです。簡単な展望台を計画していますので出来上がったら、見に行ってください。

●12月に柳田小学校のベンチを作る予定です。

●12月26日(金)に望年会を計画していますので出席ご希望の方は下記の者に連絡を下さい。
出席ご希望の方は追って会場・時間・会費等をご案内します。


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