121号

 「こんばんは」と又一人増えた。
 最近の浮来亭には人が多く集まるようになってきた。今晩も12人ほど集まっている。年齢も性別も職業もいろいろで、バラエティー軍団である。共通点を挙げるとすれば「若さ!」「欲深く生きる」かな。12人も集まれば、一人の持ち時間のおしゃべりが3分とすれば二度目にしゃべれるのは36分後となるので、欲求不満になりかねない。そこで競争が始まる。声の大きい人の勝ちになる。
また興味のある話題を提供した人の勝ちになる。負けるのは誰も嫌いだから、横の人又は前の方と共通の話題を見つけてしゃべりだして、本隊と離れる。
 普段は快活なSさんが元気ない声で「最近、自分に自信なくなってきて疲れちゃった」と。気楽に「真面目すぎるんじゃないの」と答えた。
「……。」
「頑張って」
「うん」
 入り乱れてしゃべっていた軍団も12時頃には三々五々散っていき、飲み足らないもの・しゃべり足らないもの・住まいの近いものが残った。最後のテーマは「頑張れ!」だった。今村さんは最近は嫌いで使ったことがないと言う。私は良く使う。今晩も言ったような気がした。今村さんの言おうとしていることが判ってきた。頑張っている人に頑張れとは言えないし言いたくないのだと。楽しめと言ってると。
 寝るときに反省した。今度Sさんとしゃべることがあったら「頑張らなくてもいいですよ。楽しくやってください。」と言おうと決めた。
浮来亭の遊び方
・毎週金曜日の午後8〜12時
・相互信用金庫の横を線路に進んだ角の家
・誰でも参加できる
・飲む人は千円又は持参
・出欠は取らない
・何か楽しいことを話し聞く
・自分ひとりではできないことの協力を求められる
・少しでも気になることをあえて話のネタに
・最後はノーサイドでお開き


122号

 巨人が好きだ。野球が好きだ。
と、言うことでスカパーの野球を欠かさず見る。スカパーでは殆んどの試合が見られる。
 巨人が好きということは巨人以外のチームが嫌いというわけではない。巨人の優勝を願うわけだから、巨人以外の上位から順番に負けて欲しいと願うわけである。
 そこで私の野球の見方を内緒で教える。
@巨人戦を見て、巨人の勝ちを願う。
Aセリーグの後の二試合を見て、下位の球団の勝ちを願う。
Bパリーグの接戦の試合から見る。(野球が好きということで見るので、勝ち負けがそんなに気にならない)
 こんな感じでチャンネルをガチャガチャ押す。
それが今年の5月6日からは交流試合ということでセリーグとパリーグのチームが勝敗を争うから、見方が変わったし、熱の入れ方が違ってきた。6試合全部の勝敗が気になる。オールスター戦ではセリーグを応援するのに交流戦では巨人戦以外はパリーグの勝ちを願う。

巨人対ソフトバンクの3回戦は8回まで2対2の接戦の投手戦。巨人は2連敗していて、3連戦3連敗は許せないから今日は絶対に勝って欲しい。チャンネルを回すと、広島対ロッテは7回で1対7でロッテリード。横浜対オリックスは1対6でオリックスの勝ち。中日対日本ハムは1対6で日ハムリード。ここまでは良し良しである。ヤクルト対楽天は8回終わって9対0でヤクルトの勝ちがほぼ決まり。阪神対西武は5対2で阪神有利。巨人は9回に期待してなかった(ごめん)村田が打って1点リードし、その後清水も打って3点差とした。これで決まったと思ったらとんでもなかった。好投の工藤が打たれ1点差。逆転もある。普段は信じていない神にお願いした。ファーストフライでゲームセット。これからは神を信じようと一瞬思った。急いでチャンネルを回した。西武が9回に1点入れ、逆転のチャンスが出て来た。又神にお願いした。信じた私がばかだった。次、日ハムが8回に3点入れ9対1。良しと思ったら、中日の反撃。3点入れ、まだワンアウト満塁。うそだろうと思いたいけど、これが現実。野球の面白さ・恐さだろう。何点差あっても逆転が有り得る。良かった、日ハムが勝った。
 これで今日は巨人が勝ち、他はパが3勝2敗で勝ち越した。万歳!
風呂を済ませ、巨人と工藤のお祝いに飲みに出掛けた。帰って来たのは2時近かった。
寝る時に改めて巨人に感謝した。そして願った。「明日も勝ってくれ!」


123号

 前の夜に早く寝たおかげで、6時前に目が覚めてしまった。もう一眠りと思ったがダメだった。
 朝の6時だから野球はない。撮り置きしてあるビデオの映画を見ることにした。好きなジャンルは柄に似合わず純愛物である。9年恋愛感情のある友達付合いをしていた男と女。男が結婚の案内を知らせて来た。自分の気持ちがはっきりした女は男を自分の下にと動いたがダメだった。男も女が好きだったのだが…。
男のセリフが印象に残った。ー君は感情を言ってくれなかったが、今の彼女はその時その時の気持を口に出してくれた『愛している』とー。
 その晩飲みに行って、帰って来てから思った。俺は言い過ぎるのかも?と。


124号

 その人と会うのは今晩で三度目だったのだが、残念ながらどうも覚えてもらえていなかったようだ。
 最初は不思議そうな目を向けて、私の顔を見ていたが、不思議から不安に変わったのが分かったので、こちらが不安になった。幸いなことに二人だけでなかったので、一緒に居られるなと思い安心した。気に入ってもらえるように、無難な話で語りかけるのだが、なかなかうまくいかない。商売を長くしていたし、人の心を掴むのは割とうまいと思っていたがダメである。諦めるのは絶対に嫌である。なんとしても目をこっちに向けてもらい好きになってもらいたい。一緒にいた人が私の気持を分かってくれて、色々気を使ってくれたがなかなか難しい。素直な人のようだ。とうとう泣き出してしまった。残念どころではない。大変辛かった。私の露骨な愛に戸惑っていたようだ。しつこくするのはよそうと思い、しばらく目を他に向けた。
 3時間後の別れる時にはかなり打ち解けていた。次回に期待しよう。
 寝るときに思った。これを恋と言っていいのか分からないが、恋をしてしまったようだ。久しぶりに純粋な恋をしたようだ。素直に表現するのが良いと思っていたが、相手の気持も考えずに素直に表現してもうまくいかないことが良く分かった。人間していくのが難しいなと久しぶりに反省した。
 私の名は連太郎。
 息子の名は一平。
 その人の名は太一。
 そうです。孫です。


125号

 最近、暑いのか夜寝るのが下手になった。
 2時近くにウトウトしたと思ったら、窓際でごそごそ音がする。夢うつつに音の正体を探した。暗闇に黒い物体が動いた。恐怖とびっくりで大声を出してしまった。その物体は私の声に恐怖かびっくりしたのか、窓から飛び出した。明かりをつけ窓の隙間を恐る恐るのぞいたら、そこに猫が私を見つめている。目が大きなステキな猫である。しばらく見つめあってしまった。吾に返り怒鳴って追っ払った。時計を見たら4時過ぎである。2時間もたっていたのだから、寝ていたのだろう。夢ではないと思うが夢のような出来事だった。
 次の夜、昨夜の猫は夏目雅子さんのような目をしていたな。優しく声をかけてあげればよかったなと反省して寝た。やっぱり寝つきが悪かった。
 朝起きて、いつものようにメールを開いたら、高校時代の後輩のJさんからメールが届いていた。文面は個人情報保護法により書けない。もう長くあっていなかったが直ぐに顔は浮かんだ。大変嬉しい日となった。
 寝る時に大発見した。あの猫の目は夏目雅子さんではなかった。メールをくれたJさんだった。Jさんは高校時代「お目々のJさん」と呼ばれていたのだった。
 これはまさに正夢だ、と思った。でも夢ではないから、事実は小説より奇なりだった。


126号

 久しぶりに連休があった。
 二週間近く休みがなかったので、やらなくては、又、やったほうがいいことがたくさんあった。
 と言うことで、休みなのにいつもより早く起きて、まず洗濯をした。洗濯が終わるまでに40分の時間があったので、庭の草刈をした。出来上がった洗濯物を干してから、おばさんの庭の草刈に出かけた。結構広いので大分時間がかかった。昼食を作り、美味しく食べた。一休みしてから、係わっている会の会費を集めた。冷蔵庫も寂しくなってきていたので買い物にも出かけた。そうこうしている内に野球が始まる時間になり、夕食を作り、食べながら見た。残念ながら我が巨人は負けた。気を取り直して風呂に行き、テレビを見て、日記を書いて寝た。
 連休二日目、やることは昨日済ませたので、二度寝してゆっくり起きたが、寝すぎなのか頭が痛い。そのまま横になりながらテレビを見ていた。休みの雰囲気が出ていた。朝食兼昼食を1時過ぎに食べたが余り美味しくなかった。食後も身体がだるいので横になってテレビを見ていたが、何度もウトウトしていた。そうこうしている内に野球が始まる時間になり、ありあわせの夕食を取りながら、巨人を見た。又、負けた。まだ頭が痛い。気を取り直すことが出来ずに風呂を済ませ、テレビを見ながら寝た。
 次の日の日記に「定年後にやることがないと毎日頭が痛いかもしれない」と書いた。


127号

 最近飲み方が少し減ってきたようだ。糖尿病の気があると言われたからだろうと思っていたがそうではないようだ。糖尿病と口で言っているのは同情してもらいたいからである。特に女性には。煙草も吸っているし、飲むときはかなり飲む。では、何故飲み方が減ってきたのだろうと考えてみた。(別に悩んではいませんからご安心を)スナックのカラオケは12時以後は歌えなくなったので閉店が早くなってきているのが原因のようだ。スナックのママに聞いてみたら、条例が厳しくなったからだと言う。
 寝るときにもっと真剣に考えてみた。
 どうも社会も私も段々と真面目になってきているようだ。前は徹夜で飲んだり、マージャンをしたりして楽しんでいた。真面目というのが曲者なのかもしれない。真面目でないと言われるように生きるほうが楽しいのではと思えてきた。
 結論が出た。遊び方が下手であったようだ。明日からは遊び上手になろうと決めた。


128号

 同僚にいいアドバイスを貰った。
 20年位前から煙草を止めようか、減らそうかと悩んでいる。まあそれほど深刻ではないので、止めることも減らす事も出来ないでいた。
『15秒我慢できたら、煙草を止めることが出来るみたいですよ』と煙草を吸わない同僚が言ってくれた。煙草を吸わない同僚の言葉だから、そんなに重くは受け止めていなかった。
 夜、テレビを見ていて、コマーシャルの時、煙草を吸おうと思ったが昼間の言葉を思い出し、少し我慢した。コマーシャルが終わったので番組に集中した。気が付いたら2時間以上吸っていなかった。
 今まで一日で22〜25本吸っていたが、12〜15本くらいに減った。
 同僚に感謝し、他の事にも通じるだろうと『15秒の我慢』という標語を作った。


129号

 目覚ましが鳴ったので止めて起きようと思ったが寒くて布団から出たくない。そのまましばらくしていた。これ以上グズグズしていたら間違いなく遅刻だからしぶしぶ起きた。でも体の動きはよくない。外がいつもより静かなので窓の外を覗いたら雪が降っていた。寒いわけである。
 仕事中も動きが悪い。だらだらした一日で仕事が終わった。
 帰ってからもコタツに横になりだらだらしていた。
 9時になり、風呂屋さんは9時半までだから、今行かないと間に合わない。開き直った気で『よし!』と声を出し、コタツを離れた。そのあとは風呂のおかげかもしれないが動きがよかった。頭も冴えてきてバッチリだった。
 声を出して気を入れるのはいいことだと寝る時に思った。そう言えば昔駅員さんが『前方注意・安全確認・出発進行』と大声を出していたことを思い出した。


130号

1月8日のこと。午後9時11分までははっきり覚えていたが、後はクルマに乗せられた時と自分の部屋のコタツの前でうずくまっている時しか記憶が無い。
次の日の朝の菜の花マラソンの片付けのとき、Aさんが「大丈夫か?」と声をかけてくれた。何が大丈夫か良く分からなかったけど、「大丈夫。ありがとう」と答えた。
その日の夕方はB・Cさんから「風邪引かなかった?」「まっすぐ帰れた?」と聞かれ、「大丈夫、風邪は引かなかった」「うん、まっすぐ帰った」と答えた。
少し状況が分かりかけてきた。大分飲んで酔いつぶれたようだ。
その次の日、Dさんが「すごく騒いでいたね。でも静かになったと思ったらグランドで寝てたのにはびっくりしたよ」とやや冷たい感じで言われた。飲んで大声を出すのはいつものことだから、そんなに言われるのは少し度が過ぎていたんだなーと心で反省した。
さらに次の日、Eさんが「酔って女性に絡んでいたよ。有る女性からは、安間さんて酔うといつもあーなるんですかと聞かれたよ」と冷笑95%で言われた。
その夜は、かなり落ち込んだ。あの場に居た人の全ては覚えていないが、居たと分かっている人には、今度あったときに誤らねばと思い、酒はしばらく止めようと心に誓った。
次の次の日は金曜日でいつもの浮来亭。
皆に反省を込めて謝った。そしたら「いや、結構楽しかったよ。まだ、いい方だったよ」と言ってくれた人が現れた。心がいっぺんに晴れた。飲むことにした。したたか飲んだ。でも記憶はしっかりしていた。
寝るときに思った。
Aという場面を見ていた人はAという感想を言い、
Bという場面を見ていた人はBという感想を言うわけだから、すべての感想はあっているのだ。と。
やっぱり少し反省しなくては。
ちなみに「まだ、いい方だったよ」は意味が二つあった。
いつもの私の騒ぎに比べたら、と言うことと、私以外にもかなり飲んでた人がいたということだった。


131号

菜の花マーチの終わった次の日、仕事場でボーとしていたら、
「こんにちは!」
「……」
「菜の花マラソンの時お世話になったものですよ」
思い出した。先月号で書いた私よりも騒いでいた人である。聞いたら、菜の花マーチの30Kと40Kの2日間に参加されたそうである。宿泊はマラソンの時と同じで、自家用のバンである。もっと聞いてみたら、全国の色々なマラソンに参加されているそうである。指宿の菜の花マラソンは最高だと褒めていただきました。ただ温泉に入れる時間が早いのではと注意されました。
菜の花マラソンを通してたくさんの人と知り合え、今回もまた素晴らしい方と知り合えることが出来ました。私は謝らなくてはいけません。私よりかなり酔っていたと思っていましたが、当日の模様を書いてきてくれました。『菜の花が咲いた』として以下に掲載させていただきます。


132号

 野球が好きだから当然WBCを見た。
 世界一になった日のニュースはWBCの話題だけと言ってよいほどだった。野球の視聴率が年々下がってきていて、段々と野球の番組が減ってきていたから嬉しいことに違いないが、どうもすっきりしなかった。少し前のオリンピックの荒川さんとカーリングのチーム青森の時もすっきりしなかった。
 最近は週休二日なので休みが増えた。当然テレビを見る時間が増えた。前から言っているように夏場は野球で冬場は映画を見る。ニュースは年間見る。野球と映画は趣味で見ていて、ニュースは教養とか必然と思っていたが、ニュースも趣味なのではと思えてきた。
 ニュースがワイドショー化したのかもしれない。だから話題になったニュースはよく見る。見ないと時代に遅れるのではと一生懸命見る。ニュースのプロデューサーがいて、今回はこんなに組み立てようとしているに違いない。同じ話題でも構成によって違ってくるのは当たり前だった。踊らされているのではと思えてきた。
 野球のニュースを見た人が野球を好きになり、野球の視聴率が上がり、番組が増えればいいなと思いながら、やっぱりニュースを見ながら寝た。


133号

 いつもの休みの日はゆっくり起きるのだが、早く目が覚めた。
 昨夜予定を立てておいたから、気合が入っていた結果である。洗濯をし、銀行に行き、図書館に行った。昼ごはんを食べていたら携帯に電話が入り、用事が出来た。午後はその用事のために、予定通り行かなかった。夜、巨人戦を見ていても、予定のこなせなかった事が残念で気持が落ち込んでいた。予定を立て予定通りに行ったときはなんとも無いが、行かなかったときは落ち込んでしまったのである。でも、巨人が勝ったので元気が出た。風呂の後は忘れていた。
 寝るとき又予定のことを思い出したが、それほど落ち込まなかった。
 高校の卒業式のときの校長先生の言葉を思い出した。確かではないが、私が理解したのは「百科事典を持っていて、一冊が無くなっても、それを気にしないような生き方をしてください」だった。
 もう一つ思い出した。妹が「どっちに転んでもチャンスはある」と言ってくれた言葉である。
 皆から「あなたは悩みがないからいいですね」とよく言われるのは、この辺にあるんだと納得して、ぐっすり寝れた。


134号
 無し


135号

「又負けた、又負けた、弱い巨人に又負けた」と昔、神宮球場の帰りに聞いた、ヤクルトファンの嘆きでした。今は「巨人」を「楽天」の置き換えた私のボヤキです。一日も早く、ぐっすりと寝れることを願っています。
 明日が恐い。


136号

 野球が無いからビデオの映画を見た。
しばらくして、前に見た事があると思い始めたが、面白いのでそのまま見た。やっぱり見たことのある映画だと確信したが、面白いし、結末を思い出せないからそのまま見た。
 とうとう最後まで見てしまった。殆んど覚えてなくて、始めてみたような感じだった。
 寝るとき考えた。スカパーを見るようになって、まだ3〜4年なのにそんなに物忘れってひどいのかな?そういえば最近、人の名前が出にくくなっているなあ?と。若いと思っていたけど、実は若くなくなってきているのではと少し不安になった。したいことは早くしておかなくてはと思った。
 又、見る場所も同じだし、視点を変えているわけでもないのに、新たに感動することもあるんだ、と。
 別れた女房とたまには酒でも飲んでみるかとも思った。


137号
 無し


138号

 4年ぶりに法事があったので静岡に行った。
 行く前の前の日に別れた女房と飲み、前の日に息子達と飲み、着いた日は兄弟達と飲み、次の日は高校時代の友と飲んだ。友とは高校時代のテニス部の4学年下までの合計19人で重い病気の友と遠くからの私の為に集まってくれた。
 静岡の連中は盛んに静岡に帰って来いと言ってくれたが、一度住んだところには住みたくないと返した。でも、気持ちが嬉しかったので2〜3年は静岡に住んでもいいかなと思い、少し匂わせてしまった。
 帰ってから直ぐに、静岡の会えなかった友からメールと電話が来た。共に「静岡に帰って来るんだって?」だった。
 深く考えて言ったんじゃなかったが、考えざるを得なくなった感じである。
 寝るとき考えた。
 静岡の磐田で2年位『居酒屋 連太』を、
 指宿で2年位『居酒屋 浮来亭』を、
 東京で2年位『居酒屋 ホワイト』を、
 沖縄か四国で1年位『坊主と乞食の真似事』を二まわりくらい出来ればいいなと思った。

 一通り飲んだので、気持ちがすっきりした。


139号

 Sさんが「連ちゃん、いい映画だったよ。」とビデオを持って来てくれた。
「うなぎ」という題名。
 妻の浮気の現場を見て、妻を殺してしまう。8年の刑期を済ませてから社会に復帰するわけだが、色々考えさせられるセリフ(生き方)があってよかった。特に刑務所で一緒だった人間・保護司の坊さん・船大工のセリフには、考えさせられた。
 本でも映画でも、その物語の主人公を大事にしていたが、今回の「うなぎ」は主人公以外にもそれぞれ味のあるセリフがあった。
 寝るときに思った。視点を変えれば、皆、主人公なのだと。又、周りの方の言葉をもっと重く受け止めようとも。


140号

 ぶーめらんの幸ちゃんから手紙が来た。毎月送ってくれる原稿と手紙と思っていたが内容が少し違っていた。住所は福井県の敦賀からのようで、腰痛も有るのだが、すこぶる元気がにじみ出ている。心機一転の雰囲気が伝わってきた。こっちにも元気が伝染してきた。
 その日の夜、浮来亭のメンバーの須田君のブログを見たら、山口で張り切っている様子が出ていた。これもまた元気を与えられた。
 寝る時に思った。
 やりたいことなのか、やらなくてはいけないことなのかは分からないが、やることがあるのは良いのかもしれない。明日も仕事があるとやや心を重くして寝ることが多かったのだが、間違っていたのかもしれない。仕事があるということは本当は良いことなのかもしれない。
 そう思ったら、また心を重くすることが減ってしまった。
 おやすみなさい。


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