野草を食べました      遊竿

 3月14日、森林ボランティア交流フオーラムに出席したおり、指宿は垂門出身で
パーク・ボランティアをされている増永さんとお会いした。「3月28日に、休暇村キャンプ場で野草を食べる会をするから、参加しませんか」と誘われました。以前から興味があったので喜んで参加することにした。
 キャンプ場内や海岸を散策し、食べられる野草を摘みながら、野草の名前、名前の由来いなど、沢山の説明をしてくださったのだが、ミョウガの漬物を食べたせいかな?ほとんど忘れてしまった。!
 オオバ・ハマエンドウ・ボタンボーフ・ハマボーフ・カラスノエンドウ・アケビ・ツルナ・スズメエンドウ・カワラヨモギ・クサギ・クズ・ノビル・タラ・ヨモギなど、沢山の野草を収穫した。
 さーこれから楽しみな昼食だなーと思って、周りを見ると、私以外の参加者のみなさんは、おにぎりやお弁当を準備していた。準備してない人は、キャンピング用品を使いご飯を炊いたり、手際よく準備をしていた。「しまった」何も準備をしてこなかった自分にきずき、恥ずかしかった。
 少しでも手伝いをと思いながも、足手まといの感あり!。でも何とか、今日のメインである天ぷらの手伝いありつけた。
 普段は、厄介者の雑草だがよくよく見ると、可愛い花をつけていたり、容姿に茶目っ気があったり、威厳があったり、なかなか素敵なものだ。味もまた想像以上に美味しく、それぞれに個性もあった。
 新鮮な新緑の味を満喫し、たくさんの草たちを見直しました。増永さんそして参加した皆さん有難うございました。ご馳走様でした。

         
        
蓮太郎

休みなのにいつもの仕事の日と同じ時間に目が覚めた。もう一度寝ようかなと思ったが寝れそうにないので床を離れた。
 天気予報では午後から雨が降りそうである。気温もちょうどいいし、曇り空だから丁度いいと草取りを始めた。1時間ぐらいで終わった。汗を拭きながら自分をほめた。
 ちょっと遅い朝ご飯を食べた。大変美味しく食べれた。
 ヤンキースの松井が活躍している場面に出くわした。満足である。
 天気予報が当たって午後から降り出したので、スカパーの映画を見ることにした。主人公は大変かっこがよく、男でも惚れてしまいそうな感じである。後半は主人公に成りきって見ていたのでもてて嬉しかった?
 夜はお待ちかねの巨人戦。ホームラン攻勢で逆転勝ち。もう最高である。
 寝るときに思った。
 今日は一日中いいことがあったので、顔はゆがみっぱなしだったに違いないと。でもニコニコ顔よりもニタニタとかニヤニヤの顔だったのではと気になった。狭い部屋で一人でニタニタしてるのを人に見られたら、どんなに思われるのだろうと思ったらゾッとして来た。一人笑いとか思い出し笑いは気をつけようと反省した。


    建築探訪 指宿編  
 "岩崎美術館"      建築家 大西孝士郎


 1958年完成。ちょうど指宿が新婚旅行のメッカの時に作られた建物だ。
建築家は尊敬する槇 文彦。1928年生だから丁度30歳。槇さんらしくきちんとした建物で、外観は本部の方は箱型タイプの上部にガラスでハイサイドライト(直接真上から自然光を採り入れるのではなく、真横より光を入れ、ワンクッション内部の壁などに光を反射させて淡い自然光を導入する窓)を設け、外壁の仕上は木枠の打ち放しコンクリートだ。
この木枠の打ち放しコンクリートは、現在よく見かける打ち放しコンクリートとは異なり、コンクリートの表面に木の模様が刻みこまれ、現在のソリッドで光るほど磨きこまれたプレーンで無機的な仕上とは相対するものである。かつて有名な建築家が打ち放しコンクリートと言えばこの仕上を好んで使う時代があったほどのものだ。
中に入ると高さが5階くらいもありそうな高い吹き抜け空間がお目見えする。
これも槇さんが得意とする手法の一つだ。
はじめの展示室は当然吹き抜け空間よりも低くしてあるが、先の外部で見たハイサイドライトの効果を期待したスペースでここも天井が高い。ただハイサイドライトの効果は今は主体として使われておらず、一つ一つ人口照明が常設展示の絵を照らしだしている。
展示がよく変わる企画展示室とは違い、常設展示の絵画では移り行く自然光では管理しづらいのだろう。
階段を一つの演出手段に使い、展示スペースを縦方向にスキップさせ、狭い建物内部を巧みに空間配置させ、展示を構成させている。そしてそこには様々なモダンデザインの椅子が置いてあり、展示をゆったりと鑑賞させようと心憎い程の心使いが感じられる。
あの建築家マルセル・ブロイヤーのワシリーチェアは椅子としての機能に満ち、デザインも今みてもモダンで建築家のデザインに対する主張が垣間見られる作品である。しかしあのマッキントッシュの椅子は象徴的というか家具というにはあまりに非機能的?なものだ。
そう言えば、建築作品も何処か似かよっていて非機能的?な感じ。でもマッキントッシュはそれでよいのかもしれない。
もう一つの工芸館は地下の通路を使い入るしかけだ。途中の池は小さいが気分が休まる。しかし、もう少し大きくても良いと思われるのだが。池自体に出られないのももう一考あってもと思う。この工芸館も所狭しと様々な貴重な民芸品や骨董品が置いてあり、そのアーチ型の外観がそのまま内部に大きなワンスペースとして空間構成されている。時折大きな窓があるが、ここでも直接光を入れないようにイタリアの巨匠カルロ・スカルパのような大きな覆いがあり自然光が目に優しい。展示室内部にある階段を使い2階へ上ると、これまた(失礼!)スカルパばりの円形の窓がデザインされてあり、いかにもここは美術館だといわんばかりの心使いがおもしろい。
ここにしか無いような美術品の数々は本当に驚くというか、もっと人目に触れられるべきと思うのは私一人だけなのか。そしてこの建物ももっと指宿の観光の前面に出てきてもよいと思うのだが。
槇さんは現在76歳。建築家としては円熟味を帯びて世界各国に活躍の場を広げている。そんな建築家の若き頃の作品がここ指宿に建っている。
この、特に本館は槇さんの性格を反映した、そして本物の持つ客観的な建築美を持った永遠に残る作品の一つである。
この内も外も素晴らしい芸術作品がもっと多くの人の目に触れられる事をつとに願います。


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  指宿の細道

 文政11(1828)年11月12日、新潟県三条を中心に大地震があった。マグニチュード6.9。三条だけで死者1600余人。全壊12800余戸。良寛は「地しんは信(まこと)に大変に候」と見舞状を送り、「ながらえてかかるうきめをみるがわびしさ」と記したあと、「しかし、災難に逢時節には 災難に逢うがよろしく 死ぬ時節には 死ぬがよく候 是はこれ災難をのがるる妙法にて候」と書きつけた。(1995.2.14毎日新聞余禄)

 世界中ののっぴきならない出来事が次から次に入ってくる。諦観というには程遠いが「死ぬ時節には 死ぬがよく候」ということなのかもしれない。

 新緑が鮮やか。陽気に誘われて散歩に出かけた。八間道路を田良方面に行く。白水館あたりから海岸に出る。このあたり砂浜がほとんど消失しているので、堤防の上をさらに国民宿舎方向に進む。やがてかろうじて残った砂浜に下りる。ここで靴を脱いで素足で波打ち際を行く。砂の量は十数年前の10分の1だろうか。以前のように陶器片や貝殻を拾いながらということはなくなった。それほど砂がどこかへ流失しているか、海底の地形に変化があったか、あるいは想像を超えて海面が上昇しているのだろう。このあたり海風は吹いているが潮の香りはしない。

 気分を変えて魚見岳を仰ぎ見ると、黄緑色の淡い新芽の色があちこちにもっこり見える。

緑にも萌黄色から深い緑まで何種類もあることがわかる。

 国民宿舎を過ぎると頑丈に作られた階段状の堤防となる。その上を知林ヶ島に向かって歩く。途中直ぐ左際に小高い丘がある。ここに「君は信じてくれるだろうか」に始まる指宿海軍航空基地の記念碑がある。全国からここに集結し南海に消えた特別攻撃隊員は82名。迎撃などで戦死した基地隊員は百余名。時々一人で散歩している人や、犬を連れた夫婦や、階段に腰掛けた恋人達と挨拶を交わす。ここが60年前、飛行場の滑走路であったことを知る人は少ないだろう。大隅半島から通り抜ける風に吹かれながら堤防の突端まで行くと、そこから先は岩がむき出しになった砂浜。また砂浜に下りてさらに進むと少し登りになる。ここにはハマヒルガオが砂浜を覆うように群生していたものだが今はない。やがて知林ヶ島に続く砂洲が見えてくる。打ち寄せる波は静か。ここでも潮の香はしない。早足で約一時間の散歩。知林ヶ島の横腹は岩がむき出しになって荒々しい。

 どんな時代ものっぴきならない世界と無関係ではいられない。様々なことを考えさせてくれる指宿の細道はいたるところにある。鮮やかな新緑を眺めながら自分の細道を探してみてください。


縄文の森をつくろう会より
■4月25日の夕方、池田湖畔のやすらぎ公園で「蛍コンサート&蛍観賞会」が開けれました。
 吉元さんの企画で行われたコンサートは、小学生のギターと合唱とか大変雰囲気のあるコンサートでした。これからも「森のコンサート」として、随時企画されるそうですから楽しみに案内を待っていてください。
 又、観賞会は寒い中を蛍が数匹出て来てくれました。子ども達は大喜びでした。大村さん・今村さんに感謝申し上げます。
   


■尾掛海岸の清掃のお願い
現在、海岸は大量のごみで汚れております。前回、宮ヶ浜地区の主催で清掃を行ったところ、大量のごみを片付けることができ、海がとてもきれいになりました。そして、驚くことに海がめの産卵が確認されました。海がきれいになったために、きっと亀も帰ってきてくれたと思います。
そこで、尾掛海岸もきれいにして、私たちも気持ちよくなり、又自然にとっても快適な環境を取り戻そうではありませんか?
地区の皆様、PTAの皆様ご協力よろしくお願いいたします。
日時 6月6日(日)午前8時30分
場所 尾掛海岸集合
       (雨天の時は13日)

■坂元さんからの提案
100万人のキャンドルナイトが6月19・20・21日の3日間で行われます。市民団体、環境NPOなどが、全国各地で色々なイベントとか呼掛けをしています。私達もこの指宿で何かの形で参加できないかと思っています。まずは、"縄文の森をつくろう会"と"丹波おやじの会"で読書の森に作ったベンチでキャンドルの灯りの下、環境や宇宙をテーマに子ども達へのお話の会をやってみたいと思っています。1年に2回キャンドルナイトは全国で行われていますので、私達も今後何らかの形で賛同し、徐々に暗闇の環を広げて行きたいと考えています。皆さんご協力お願いします。
日時 6月19日午後6時半
場所 丹波小学校校庭
(今の所の予定です)

■商工会議所青年部より
メモリアル花火参加者募集
指宿市温泉祭りメモリアル花火に参加してみませんか。
市政50周年・市町村合併のこの節目の夏の一大イベントである指宿市温泉祭りを更に盛り上げるためにメモリアル花火を企画いたしました。
本企画は普段は観客としてご覧になっている一般の地域住民の方々一人一人または地元企業・商店様にスポンサーになっていただくものです。
花火一発を各個人・企業様にスポンサーになっていただき打ち上げの際に各個人のメッセージをアナウンスにのせて花火を打ち上げるというものです。
メッセージの内容は「結婚祝い」「誕生祝い」「還暦祝い」「新築祝い」「プロポーズ」「恋人・家族・友人へ」等さまざまなメッセージが可能で各種の催事が盛り上がることうけあいです。
また、今回花火を打ち上げた方々には特典としてメモリアル花火の思い出に会場で打ち上げた花火と同じ大きさのレプリカにメッセージを添えて後日プレゼントします。
*以上予定です。詳しくは会議所青年部に。




 発行が遅くなってしまいました。今後も頑張りますので、よろしくお願いします。出来ましたら、原稿をお願いします。




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