原発なしでくらしたい! 本文へジャンプ
福島原発事故情報&資料
「原発やめますか、続けますか」
   ―史上空前の大アンケート:一流企業トップ100人、有識者50人に聞く―
こう題された「週刊現代2011年6月18日号」の記事は、日本のリーダー層へ原発の今後に対する意見を問うた力作でした。読まれた方も多いかと思いますが、まだの方のために要点をご紹介します。日本にはまだ、「日本にある原発54基をすべて止めれば、日本の電力供給は不安定になり、発電コストがあがり、日本の産業の空洞化を招きかねない」という認識が根深いようです。そこで、週刊現代が今回一流企業社長100人と有識者50人を対象にアンケートを実施しました。その内容は、次の5つの選択肢から1つを選んでもらうというもの。
 
【質問】
 ア.国内54基の原発を、できるだけ早く、すべて運転停止にする
 イ.段階を踏んで順次停止していく
 ウ.福島第一、浜岡2つとも停止し、それ以外は稼働を続ける
 エ.浜岡原発も含め、安全性が確認され次第稼働すべきだ(条件付き稼働)
 オ.答えられない。

 企業の答えはわかっている(押して知るべし)ので、省略します。
 これに対し、有識者に対するアンケート結果は、

【回答】
 ア.国内にある54基も原発をできる限り早く、すべて運転停止すべき
   →6人
 イ.段階を踏んで、順次停止していくべき
   →30人
 ウ.福島第一、浜岡の2つのみ停止しそれ以外は稼働を続けるべし
   →1人
 エ.浜岡原発も含め、安全性が確保され次第稼働すべき
   →7人
 オ.答えられない
   →5人
 カ.該当なし
   →1人
  
 と、停止派(36人)が継続派(8人)を大きく上回りました。これらの中で、原発継続派と、即時停止派の意見を紹介します。
 
 継続派:「従来最大の津波、地震などの倍の規模を想定し、自然エネルギーの開発・代替に全力を挙げることを条件に、浜岡原発も含め再稼働すべき」(弁護士・さわやか福祉財団理事長 堀田力氏)。
 
 これに対し、生命科学者の柳沢桂子氏の意見は次のとおり。
「原子力を使えば放射性物質がでます。放射性物質は微量でも、DNAを傷つけてガンや突然変異を誘発します。発育の盛んな胎児や子どもほど危険です。このような放射性物質の作用に閾値はないと言われています。また、生殖細胞は胎児のうちにできますが、生殖細胞に突然変異が起こると子や孫、ひ孫と未来まで傷が受け継がれます。ですから妊婦から生殖年齢のすべての人々は微量でも放射性物質を浴びないようにしないと人類の中に突然変異が蓄積してしまいます。何よりも高レベル放射性廃棄物の処理の仕方も解決されていないのに、原子力発電をするのは、とんでもないことです」
 さて、あなたは、5つの質問の中で、どれを選びますか。
                   (要約とまとめ 文責:槌田春美)
                     /たんぽぽ舎【TMM:No1104】◆ 地震と原発事故情報 その89 ◆より


2011年5月23日(月)、
小出裕章氏(京都大学原子炉実験所助教)が参議院の行政監視委員会に参考人として出席
5月23日(月)開催、参議院・行政監視委員会にて、「原発事故と行政監視システムの在り方」をテーマに参考人質疑が行われました。参考人は、小出裕章さん(京都大学原子炉実験所)、後藤政志さん(元東芝、原子炉格納容器設計者)、石橋克彦さん(神戸大学・地震学・原発震 災)、孫正義さん(東日本ソーラーベルト構想)です。
 2011年5月23日(月) 参議院・行政監視委員会 
  参考人質疑「原発事故と行政監視システムの在り方」
    小出裕章さん(京都大学原子炉実験所)
    後藤政志さん(元東芝、原子炉格納容器設計者)
    石橋克彦さん(神戸大学・地震学・原発震災)
    孫正義さん(東日本ソーラーベルト構想)

 参議院インターネット審議中継
   http://www.webtv.sangiin.go.jp/webtv/index.php
   「行政監視委員会」の2011年5月23日へアクセスしてください。

小出裕章さんの参考人としての発言

 まず、私自身は原子力に夢を持って、原子力に夢を抱いて、原子力工学科というところに入った人間です。
なぜそんなことになったかというと、原子力こそ未来のエネルギー源だと思ったからです。無尽蔵にあると、石油や石炭は枯渇してしまうから将来は原子力だということを信じてこの場に足を踏み入れた人間です。
 しかし入ってみて調べてみたところ、原子力というのは大変貧弱な資源だという事に気付きました。今これからこのスライドに再生不能のエネルギー資源というものの量を順番に書いていこうと思います。
 まず、一番多い資源は石炭です。大変膨大に地球上にあるということがわかっています。しかし今書いた四角は究極埋蔵量です。実際に経済的に掘れるとわかっているのは確認埋蔵量といわれているわけですが、この青い部分だけだという事です。
 この四角が一体どれくらいの事を意味しているかというと右の上にちいちゃな四角を書きましたが、これは世界が1年ごとに使っているエネルギーの総量です。
 石油の現在の確認埋蔵量だけで言っても、数字で書くとこんな事になりますが、60年、70年はあるし、究極埋蔵量がすべて使えるとすると800年近くあるというほど石炭はたくさんあることがわかっています。

 その次に天然ガスもあることがわかっている、石油もある。そしてオイルシェール・タールサンドといっている現在あまり使っていない資源があるということがすでにわかっているわけです。
 そして、私自身はこういう化石燃料というものがいずれ枯渇してしまうから原子力だと思ったわけですが、原子力の資源のウランは実はこれしかないのです。石油に比べても数分の1、石炭に比べれば数十分の1しかないという、大変貧弱な資源であったわけです。
 ただ、私がこれを言うと、原子力を進めてきた行政サイドの方々は、それはちょっと違うんだと。そこに書いたのは核分裂性のウランの資源量だけを書いただろう。実は自分達が原子力で使おうと思っているのは、核分裂性のウランではなくてプルトニウムなんだと。いうわけです。つまり非核分裂性のウランをプルトニウムに変換して使うからエネルギーとして意味があることだということを言っているわけです。どういうことかというとこういうことです。
 まず、ウランを掘ってくるという事はどんな意味としても必要です。それを濃縮とか加工という作業を行って原子力発電所で燃やすと。これが現在やっていることなわけです。
しかし、これを幾らやったところで、いま聞いていただいたように原子力はエネルギー資源にはならないのです。
 そこで原子力を推進している人たちはこんな事ではないと言っているわけですね。ウランはもちろん掘ってくるわけですけどあるところからプルトニウムというものにして高速増殖炉という特殊な原子炉をつくってプルトニウムをどんどん増殖させていくと。それを再処理とかしながらぐるぐる核燃料サイクルで回しながらエネルギー源にするんだと言ったわけですね。で、最後は高レベル放射線廃棄物という大変厄介なごみがでてきますので、それをいつか処分しなければいけないという仕事を描いたわけです。

 ただ、プルトニウムという物質は地球上に一滴もないので、仕方ないので現在の原子力発電所から出てくるプルトニウムというのを再処理して高速増殖炉を中心とする核燃料サイクルに引き渡すというこういう構想を練ったわけです。
 しかし、その構想の一番中心が高速増殖炉にあるわけですが、この高速増殖炉は実はできないのです。日本の高速増殖炉計画がどのように計画されて破綻して言ったかということを今からこの図に示そうと思います。
 横軸は1960から2010まで書いてありますが西暦です。え、何をこれから書くかというと、原子力開発利用長期計画というものが出来た年度を横軸にしようと思います。縦軸のほうは1980から2060まで数字が書いてありますが、これはそれぞれの原子力開発利用長期計画で高速増殖炉がいつ実用化できるかという風に考えたかというその見通しの年度を書きます。
原子力開発利用長期計画で一番最初に高速増殖炉に触れられたのは、第三回の長期計画。1968年でした。その時の長期計画では、高速増殖炉は1980年代の前半に実用化すると書いてある。ところが、しばらくしましたら、それは難しいという事になりまして、次の原子力開発利用長期計画では1990年前後にならないと実用化できないと書き換えました。それもまたできなくて5年経って改定された時には高速増殖炉は2000年前後に実用化すると書き換えたわけです。ところがこれも出来ませんでした。
 次の改定では2010年に実用化すると書きました。これも出来ませんでした。
次は2020年代にもう実用化ではありません。技術体系を確立したいという目標に変わりました。ところがこれも出来ませんでした。

 次には2030年に技術体系を確立したいということになり、では次の長期計画でどうなったかといいますと、2000年に長期計画の改訂があったのですが、とうとうこのときには年度を示す事も出来なくなりました。私はしかたなくここにバッテンをつけました。
 そしてまた5年後に長期計画が改定されまして、今度は原子力政策大綱というような名前に改定されましたが、その改定では2050年に1機目の高速増殖炉をとにかく造りたいという計画になってきたわけです。
 みなさんこの図をどのようにご覧になるのでしょうか。私はここに一本の線を引きました。どんどんどんどん目標が逃げていく事がわかっていただけると思います。
 この図は縦軸も横軸も1マスが10年で、この線は何を示しているかというと10年経つと目標が20年先に逃げる。ということです。10年経って目標が10年先に逃げたら絶対にたどり着けません。それ以上に酷くて10年たつと20年先に目標が逃げていくわけですから永遠にこんなものにはたどり着けないという事をわからなければいけないと私は思います。
 ところが、こういう長期計画を作ってきた原子力委員会というところ、あるいはそれを支えてきた行政は一切責任を取らないという事で今日まで来ているわけです。
 日本はもんじゅという高速増殖炉という原型炉だけでもすでに一兆円以上の金を捨ててしまいました。現在の裁判制度で言うと1億円の詐欺をすると1年実刑になるそうです。
 では一兆円の詐欺をしたら何年実刑をくらわなければいけないか。一万年です。原子力安全委員会、あるいは経産省、通産省等々行政に関わった人の中でもんじゅに責任ある人が何人いるのか私は良く知りません。
 でも仮に100人だとすれば一人ひとり100人実刑を処さなければいけないというそれほどの事をやってきて、結局だれも未だに何の責任も取らないままいるというそういうことになっているのです。
原子力の現場というのは大変異常な世界だと私には思えます。
次にいま現在進行中の福島の事故の事を一言申し上げます。みなさんはご存知だと思いますけれど、原子力発電というのは大変膨大な放射能を取り扱うというそういう技術です。
いまここに真っ白なスライドがありますが、左の下のほうに今私は小さい四角を書きました。これは何かといいますと広島の原爆が爆発したときに燃えたウランの量です。800グラムです。みなさんどなたでも手で持てる、それくらいのウランが燃えて広島の町が壊滅したわけです。

 では原子力発電の電気も原子力発電所から来ているわけですけれどこれをやるために一体どのくらいのウランを燃やすかというと、一つの原子力発電所が1年動くたびに1トンのウランを燃やすと、それほどの事をやっているわけです。
 つまりそれだけの核分裂生成物という放射性物質を作り出しながらやっているということになります。
原発は機械です。機械が時々故障を起こしたり、事故を起こしたりするのは当たり前の事です。原発を動かしているのは人間です。人間は神ではありません。時には誤りも犯します。当たり前のことなわけです。
 私達がどんなに事故が起こって欲しくないと願ったところで、破局的事故の可能性は常に持っています。いつか起きるかもしれない。という事になっているわけです。
 そこでじゃ、原子力推進する人たちがどういう対策を取ったかというと、破局的事故はめったに起きない。そんなものを想定する事を想定する事はおかしい。想定不適当という烙印を押して無視してしまうという事にしたわけです。
 どうやって、破局的事故が起きないかというと、これは中部電力のホームページから取ってきた説明文ですけれど、たくさんの壁があると、放射能を外部に漏らさないための壁があるといっているのですが、このうちで特に重要なのは第四の壁というところに書いている原子炉格納容器という入れ物です。巨大な鋼鉄製の容器ですけれど、これが何時いかなる時でも放射能を閉じ込めるというそういう考え方にしたわけです。原子炉立地審査指針というものがあって、その指針に基づいて重大事項仮想事故というかなり厳しい事故を考えていると彼らは言うわけですけれど、そういう事故では格納容器という放射能を閉じ込める最後の防壁は絶対に壊れないとそういう仮定になってしまっているのです。
絶対に壊れないなら放射能は出るはずはないということになってしまいますので、原子力発電所はいついかなる時でも安全だと。放射能の漏れてくるような事故を考えるのは想定不適当。想定不適当事故という烙印を押して無視する事にしたわけです。
 ところが破局的事故が起きて現在進行中です。大変なあの悲惨な事がいま福島を中心に起きているという事はたぶん皆さんもご承知いただいていることだと思います。
 ただ、その現在進行中の事故にどうやって行政が向き合ってきているかということについても大変不適切な対応が私はたくさんあったと思います。

 防災というものの原則は、危険を大きめに評価してあらかじめ対策を取って住民を守ると。もし危険を過大に評価していたのだとしたら、これは過大だった、でも住民に被害を与えなくて良かったと、胸をなでおろすとそれが防災の原則だと思いますが、実は日本の政府がやってきたことは、一貫して事故を過小評価して楽観的な見通しで公表してきました。
国際事故評価尺度で当初レベル4だと、いうような事を言ってずっとその評価を変えない。レベル5といったことはありましたけれど。最後の最後になってレベル7.あまりにも遅い対応の仕方をしている。
避難区域に関しても一番初めは3キロメートルの住民を避難指示出す。これは万一の事を考えての指示です。といったのです。しかし、しばらくしたら今度10キロメートルの人たちに避難指示を出しました。これは万が一の事を考えての処置だと言ったのです。ところがそれからしばらくしたら、20キロメートルの人たちに避難指示を出しました。その時もこれは万一の時を考えての指示です。といいながらどんどんどんどん後手後手に対策がなっていったという経過を辿りました。
 私は、パニックを下げる唯一の手段というのは正確な情報を常に公開するということだと思います。そうして初めて行政や国が住民から信頼を得る。そしてパニックを回避するんだと私は思ってきたのですが、残念ながら日本の行政はそうではありませんでした。常に情報を隠して、危機的な状況じゃないという事を常に言いたがる。

 SPEEDIという100億円以上のお金をかけて25年もかけて築き上げてきた事故時の計算。それすらも隠してしまって住民には知らせないということをやったわけです。それから、現在まだ続いていますが、誰の責任かを明確にしないまま労働者や住民に犠牲を強制しています。
福島の原発で働く労働者の被曝の限度量を引き上げてしまったり、あるいは住民に対して強制避難をさせる時に基準を現在の立法府が決めた基準とは全く違ってまた、引き上げてしまう、というようなことをやろうとしている。
本当にこんな事をやっていていいのだろうか?と私は思います。
現在進行中の福島の原発事故の本当の被害っていったいどれだけになるんだろうかと私は考えてしまうと、途方にくれます。
失われる土地というのはもし、現在の日本の法律を厳密に適応するのなら福島県全域といってもいいくらいの広大な土地を放棄しなければならないと思います。それを避けようとすれば住民の被曝限度を引き上げるしかなくなりますけれど、そうすれば住民たちは被曝を強制されるという事になります。
一次産業はこれからものすごい苦難に陥るようになると思います。農業・漁業を中心として商品が売れないという事になる。そして住民達は故郷を追われて生活が崩壊していくという事になるはずだと私は思っています。
東京電力に賠償をきちっとさせるという話はありますけれども、東京電力がいくら賠償したところで足りないのです。
なんど倒産してもたぶん足りないのです。日本国が倒産してもたぶん購いきれないほどの被害が私は出るのだろうと思っています。本当に賠償するのならば、ということです。
最後になりますが、ガンジーが7つの社会的罪という事を言っていて、彼のお墓にそれが碑文として残っています。
一番初めは「理念無き政治」です。
この場にお集まりの方々は政治に携わっている方々ですので十分にこの言葉をかみ締めていただきたい。
そのほかたくさん「労働無き富」「良心無き快楽」「人格無き学識」「道徳無き商業」これは東京電力をはじめとする電力会社に当てはまると私は思います。
 そして「人間性無き科学」。これは私も含めたいわゆるアカデニズムの世界がこれまで原子力に丸ごと加担してきたということを私はこれで問いたいと思います。
 最後は「献身無き崇拝」宗教をお持ちの方はこの言葉もかみ締めていただきたいと思います。
 終わりにいたします。有難うございました。


放射能汚染水(殺人水)の海への流出を防げ 山崎久隆
時間が無いんだ!! 梅雨と台風の季節がやってきた
                              山崎 久隆

■汚染拡大防止はもはや限界

 関東以南は梅雨入りし、台風二号が発生。今週末から来週にかけ、本州北部に再接近と予報されている。とうとう梅雨と台風の季節がやってきた。大量の雨は原発敷地内部の放射性物質を海に流し込んでしまうだろう。いまから汚染を止める土留めが作れるとも思えない。時間はどんどん経っていくのに有効な手段はほとんど取れてない。
 たとえ福島第一原発の中でどんなに献身的に被曝を覚悟で冷却作業を行っていても、大量の放射能漏れを止める有効な手段は資材も労働力も限られた中で実行できるはずも無い。どだい無理な注文を、安全な東京都内からただ指示を飛ばしているだけの対策本部。一分でも早く舞台から去って欲しい。かわりに、放射能漏れ対策に特化した工程表をつくり、土木工事のできる作業員を動員して実行すべきだ。そのためには徹底した被曝管理を行う。まず最初に必要なのは、地上の汚染物を一気に片付ける「除染作業」だろう。実行可能かと言われれば無茶苦茶困難なのは事実だ。しかしこれをしなければ取り返しの付かない汚染を地下水系と海にもたらすことだけは間違いない。

タンカーと使用済燃料輸送船を使って放射能液流出を防げ

 敷地内の建屋に溜まる汚染水は、集中廃棄物処理等に送り続けてきたが、予想されたとおり建屋が破損し始めている。プールではあるまいに何万トンもの水を支えられる強度など元々無い。単に防水コンクリートを使って補修をしただけの建物内部に流し込んでいるだけだ。そのうえ、もともと浮けば良いという強度しか無いメガフロートを持ってきたようだが、これも破損して沈む危険性が高い。台風の荒浪に耐えられると本気で思っているのだとしたら、もはや常軌を逸しているとしか言いようが無い。大量の汚染水を搭載したまま沈没したら、その汚染濃度は一気に太平洋に拡散し、東日本太平洋岸の沿岸漁業は壊滅、遠く北方四島から千島列島を経てアリューシャン、カナダ、米国、ハワイ、もう想像を絶する汚染の広がりとなるだろう。わずか520トンの高レベル廃液が4月1日から6日にかけて流出しただけで、4700兆ベクレルもの放射性物質を流出させたとされる。これにしても相当な過小評価だと思う(セシウムとヨウ素だけの線量であり、他の放射性物質が測定されていない。)が、今度は万トン単位の汚染廃液だ。一体何ベクレルとなるのか。地下に溜まっている汚染水は放射線量が高くて近づくことさえ出来ないという。
 この汚染水は再処理工場の高レベル放射性廃液なみの危険物だ。これを何ら遮蔽強度の無い建屋などに溜めることなど普通は考えられない。
 まず緊急で派遣できるのはタンカーだ。あまり大型だと専用港には入れないから、数万トンサイズを複数用意することだ。それ以外には使用済燃料輸送船だ。各原発から再処理工場に使用済燃料を運ぶために作られた。座礁や衝突による海洋汚染を防止するため、どちらもダブルハル構造になっているし、もともと液体を搭載する設計になっているタンカーと、火災に遭遇した場合に備え船倉を水没させることが出来る設計になっている使用済燃料輸送船が、このような危険な廃液をとりあえず貯蔵しておくためには使用可能な設備だ。直ちにタンカーと輸送船を動員し、廃液を原発敷地から一次撤去することが、汚染の流出を防ぐためにも、作業環境を考えても、緊急に必要なことだ。

■水留めのコンクリートと津波防壁を

 作業環境が改善されたら、すぐに建屋周辺を深さ20〜30m掘り下げ、耐水コンクリートと矢板をつかった水溜のピットを作る。
 既に圧力容器はもとより格納容器も破壊され、建屋コンクリートも地震の影響と漏えいした燃料の成分で破壊が進んでいると見るべきだろう。そうでなければ5、6号機の地下に溜まっているような大量の地下水に放射能が混入するはずが無い。この汚染の拡大を止める方法は、いまのところ原発内部からは手の打ちようが無い。もはや手遅れだが冷却水の投入を止め、鉛を送り、使用済燃料の残留熱で溶かしてコーティングし、流出を減らすなど考えられる。しかし中に溜まっている汚染水をすぐに減らすことは出来ない。
 その前に、汚染水をなんとしても建屋から外に流出させてはならない。
 そこで、1〜4号機の建屋周辺に深さ30mほどの鋼鉄製矢板を打ち込み、流出を簡易的に止め、その矢板に沿って溝を掘削してコンクリートを流し込み、さらにピットから地下水をくみ上げるポンプを出来るだけ多く設置することが重要だ。こうすれば地下水は施設の外から内側に流れるようになり、汚染流出を減らすことが出来るだろう。
 しかしこういう対策をしても、ひとたび津波が襲ってくればひとたまりも無いだろう。そのために、緊急工事で同時に津波防壁を作る必要がある。タービン建屋と海を物理的に隔離する必要があるのだ。
 同時に耐震補強も早急にしなければならない。これら工事を阻んでいるのが、大量の汚染水の存在とがれきの存在なのだから、まずその対策を最優先すべきなのだ。
      (たんぽぽ舎【TMM:No1097】地震と原発事故情報 その82 から) 


たんぽぽ舎 から最新情報
「5/27東電前アクション!
       東電と中電から申し入れの回答を受け取ります!!」
   5月27日(金)16時に新橋SL広場に集合、16時過ぎ〜東京電力本店:
   http://www.tepco.co.jp/town/custom/localBase/tokyo23-ad/honten-j.html
               17時〜中部電力東京支社へ。
   http://www.chuden.co.jp/corporate/company/officelist/com_office/tokyo_map/index.html

 3月18日から始まった東電前行動も17回目、ますます盛り上がっています。メルトダウン情報を隠し、責任逃れを続ける東電に、誰でも抗議アピールやライブができます!!
そして申し入れ書の回答を受け取ります。その後中部電力からも回答を受け取ります。
東電には申し入れ書を渡せます、持参して下さい!その場でも用紙に書けます。
※その後18時〜日比谷野外音楽堂の「つくろう!脱原発社会」大集会&デモに合流します!
各地から上京される方は、ぜひ東電前アクションにも参加して下さい

・詳細と今までの歩みは「東電前アクション」ブログをご覧ください:
 http://toudenmaeaction.blogspot.com/2011/05/520-527-5201730-sl-1830-5271600-sl-1800.html
 twitter:http://twitter.com/toudenmaeaction
  連絡先:toudenmae.action@gmail.com


「台湾 稼働中原発6基順次廃炉の方針」

 台湾の馬英九政権は稼働中の原発6基(3か所)について、老朽化による危険性を回避するため、運転期間を延長せず18〜25年に順次廃炉とする方針を決めた。
―中略―また、来年末の運転開始を目指していた建設中の第4原発については、安全性を再確認することなり、運転開始はさらに先送りされる見込み。馬政権は今後、新たな原発は建設せず、これまで総発電量の約2割を占める原発への依存度を低くし、クリーンエネルギーの開発を強化する方針だ。(毎日新聞 2011.5.24の要約)


「ドイツ「緑の党」また躍進」

 ドイツ北西部ブレーメン州の州議会選(定数83)が22日投開票され、反原発を掲げる環境政党・緑の党が躍進し、メルケル首相率いるキリスト教民主同盟を抜いて第2党に浮上した。ドイツ2大政党の一角・民主同盟を緑の党が上回るのは州選挙で初めてで、DPA通信は「福島第1原発の事故が引き起こした原発論議が、緑の党に有利に働いた」と分析している。福島の事故後、ドイツでは反原発機運が高まり、3月の南部バーデン・ビュルテンベルク州など2つの州議会でも緑の党が大勝。同州では5月、国内16州で初めて緑の党の州首相が誕生した。地方分権の強いドイツでは州選挙結果が国政に及ぼす影響が大きく、緑の党の相次ぐ躍進はメルケル政権に打撃となった。
「脱原発」を進める政府は6月、原発全廃の時期などを盛り込んだ新政策を閣議決定する方針だが、原発の早期閉鎖を求める声がさらに高まる可能性がある。―
以下略―(毎日新聞 2011.5.24の要約)



話ははっきりさせなければならない。 被曝線量その2 山崎 久隆
原子力関連法令により、放射線被曝限度はどのように規定されているだろうか。

「放射性同位元素等による放射線障害の防止に関する法律施行規則の一部を改正する総理府令」平成12年10月23日総理府令第119号
「放射線を放出する同位元素の数量等を定める件」平成12年10月23日科学技術庁告示第5号厚生労働省管轄
「医療法施行規則の一部を改正する省令」平成12年12月26日厚生省令第149号
「労働安全衛生規則及び電離放射線障害防止規則の一部を改正する省令」平成13年3月27日厚生労働省令第42号

これら法令により定められている被曝限度は
■実効線量限
(1)100mSv/5年(5年間に100ミリシーベルトまでの被曝、単年度あたり20ミリシーベルト相当になる)
(2)50mSv/年(毎年50ミリシーベルト、ではなく、年あたり50ミリシーベルトであり、5年で100ミリシーベルトまでの被曝に拘束される。二年間50ミリシーベルトの被曝をしてしまうとその後3年間は被曝労働が出来なくなる)
(3)女子については5mSv/3月
(4)妊娠中である女子1mSv
(管理者が妊娠と知ったときから出産までの間につき)

■等価線量限度
(1)目の水晶体150mSv/1年
(2)皮膚500mSv/1年
(3)妊娠中である女子の腹部表面2mSv(上記(4)の期間中)

■緊急作業に係る線量限度
 放射線業務従事者(女子*を除く)の線量限度は実効線量について100mSv、目の水晶体の等価線量について300mSv及び皮膚の等価線量について1Svとする。(女子:妊娠不能と診断された者及び妊娠の意思のない旨を使用者等に書面で申し出た者を除く。)である。これに対してさえ、これまで緩すぎるという批判をしてきたのが前回紹介をしたECRR(欧州放射線リスク委員会)だ。この機関は低線量被曝について従来の「定説」を大きく変える考え方を提唱している。それは次の通りだ。

ECRRモデルの特徴
 ECRRモデルは次のような特徴を持つ。
(1)100 mSvよりも高い外部被曝の場合においては、現行のICRPモデルによる防護基準を採用する。
(2)ICRPモデルにおける「吸収線量→等価線量→実効線量」のステップを踏襲しながら、2つの新たな荷重係数(生物物理学的損傷係数、内部同位体生化学的損害係数)を導入して、実効線量を計算しなおす。新たな荷重係数を決めるにあたっては、従来考慮されてこなかった新しい人工同位体(プルトニウムなど)やホットパーティクルの被曝形態も考慮する。
(3)最新の遺伝学やがん研究によれば、発がんのメカニズムはヒット理論にみられるような「細胞内のDNAの損傷が発がんをもたらす」という単純なものではないことがわかってきている。それをふまえた被曝リスクモデルを作る。
(4)低線量内部被曝型の「被曝と疾患の関連」を示す疫学データを詳細にふまえ、リスク評価の基礎にすえる。(ICRPの論理の逆転ともいえる、疫学重視の考え方)たとえば、チェルノブイリ事故後の小児白血病の発症では、ミニサテライトDNAの突然変異などを考慮に入れると、ECRRが見積もる放射線のリスクはICRPの100倍から1000倍にも跳ね上がる。
(5)致死がんのリスク係数としてICRPが採用するのは0.05/Sv(「集団の線量として1Svを浴びると100人のうち5人ががんで死亡する」だが、ECRRはICRPが用いる「線量・線量率効果係数」を合理的でないとして退けるため、致死がんのリスク係数はICRPの2倍、すなわち0.1/Svとしている。
 http://archives.shiminkagaku.org/archives/radiation_001.pdf より

              たんぽぽ舎【TMM:No1077】◆ 地震と原発事故情報 その62 から転載
                       



はっきりさせよう(被曝線量)第一弾。 山崎久隆
週刊新潮のデタラメ記事
 週刊新潮4月14日号に「あなたが子供だったとき東京の放射能は一万倍」という記事が載った。大量被曝時代は今に始まったことではなく、大気圏核実験をさかんに行っていた1950年代から1970年代のほうがひどかったと言いたいらしい。
 国連科学委員会の「放射線の線源と影響」によれば、世界の核実験による世界被曝線量は累積で2230万人シーベルトであるとされている。1万人シーベルトあたり4000人のガン死(年齢30歳におけるジョン・ゴフマンの評価)とした場合、約900万人が死亡すると考えられる。一方、低線量被曝の評価については研究者により大きな差があるため、最も楽観的である国際放射線防護委員会ICRPの評価ではこの約10分の1になる。それでも約90万人がガンで死亡する。
 低レベル放射線被爆問題の第一人者、アーネスト・スターングラス博士は、ピッツバーグ医科大学放射線科の放射線物理学名誉教授だ。彼によれば、1958年から1999年にかけて全米で核実験及び原発の影響で100万人の乳児が死んだという。日本でも大気圏核実験が盛んに行われるようになった時期以降、がんによる死者が急激に増え、現在は死亡原因のトップ、死亡原因の30%はガンである。
 現在の年齢60〜40歳はまさに大気圏核実験が行われていた時期に生まれた年代にあたり、ガンによる死亡が多い年代でもある。
 チェルノブイリ原発事故の場合は、国連科学委員会の同じ資料によると60万人シーベルトの長期集団線量になるのでゴフマンの評価を当てはめれば24万人のガン死に相当する。
 いずれも全世界での確率だ。
 核実験により全世界は被曝し、その影響で膨大な犠牲が出たが、個々の犠牲者と核実験の関係が証明できないため、「今から30年前は今日の福島第一原発の放射能どころではないほど放射能に満ちていたのにたいしたことなかった」などとデタラメが言える。当時ではなく、今が問題なのに。

被曝線量は実行可能な限り低く、低く…
 さて、福島の集団線量のリスク評価としては少なくても次のように言える。「100mSvの被ばく量の蓄積で、最大0.5%程度の「発がん」のリスクが上昇します。100mSv未満の蓄積による「発がん」のリスクについて、科学者の間でも、一致した見解が得られていません。」(東大医学部グループteam nakagawa Tnakagawa.exblog.jpより)というのが最も楽観的な評価と言うことになる。
 しかしそれでも「ICRPでは、参考レベルを1mSv-20mSvの低い部分から(可能ならできるだけ低く)設定されるべきであり、設定にあたっては、「外部被ばく」「内部被ばく」双方による推定値がそれを下回るようにすべきです。長期には1mSv/年が参考レベルとなります。(現在の法的な“公衆の被ばく限度”が1mSv/年です)また、参考レベル以下であっても、さらに放射線量を低減できる余地があれば防護措置を講じるべきだとしています。」とブログに記載している。
 ここで「可能ならできるだけ低く」という言葉が重要だ。「実行可能な限り低く」と訳される「ALARP領域:as low as reasonably practicable」の定義を述べているところだ。

CRPは原子力産業擁護の団体で甘い基準。ECRRがよりまし
 これが「一般人は年間1ミリシーベルト以下」という現行基準の原理だ。ICRPの基準自体が、実際には原子力産業が継続できるように「手心を加えた」基準であるとの批判が強く、この基準を批判しているのが、ECRR(欧州放射線リスク委員会)だ。
 少なくても現行法基準は「最悪でもこのレベルは維持すべき」防護水準であることを再度強調しておく。
 先のゴフマンによる1万人シーベルト/年あたり4000人/年を当てはめれば、20ミリシーベルトの環境に5万人いたら、1000人シーベルト/年となり、400人が毎年ガンになって死亡する水準だ。
 東大医学部グループもまた、20ミリシーベルトを許容したら、0.1%のリスク上昇は避けられないとしている。それを受容しろと強要されるいわれはない。0.1%とは、1000人に一人という水準であり、決して低くない。

          「たんぽぽ舎【TMM:No1076】◆ 地震と原発事故情報 その61」から転載



タイトル:「子どもを襲う放射能の不安?学童疎開は必要か」
 http://www.ourplanet-tv.org/?q=node/1024
============================
 文部科学省は4月19日、福島県内の子ども被ばく許容量を年間20ミリシーベルトに引き上げた。
 これまで、一般の人の被ばく許容量は1ミリシーベルト。放射線管理区域の5ミリシーベルトを大きく上回る数字だ。そして、市民による調査で、赤ちゃんに飲ませる母乳からも放射性物質が検出された。福島市や郡山市といった大きな町で、今、チェルノブイリの退避地域よりも高いレベルの放射能汚染が広がっている。
 子どもたちを被ばくから守ろうと取り組むお二人をゲストに迎え、原発事故の影響を考える。

 <ゲスト>
  大賀あや子さん
   (大熊町在住/ハイロアクション/母乳調査・母子支援ネットワーク)
  阪上武さん(フクロウの会:福島老朽原発を考える会)

<朝日ニュースター>
   http://asahi-newstar.com/web/
  4月29日(金)23時15分〜放送
 *再放送
  4月30日(土)18時〜/5月1日(日)10時〜・24時/5月4日(水)11時〜

<OurPlanetTV>
  http://www.ourplanet-tv.org
 4月29日(金)23時15分配信開始
 OurPlanetTVでは、<DVD>DVDもご用意しています。(1000円)
 お申し込み TEL:03-3296-2720/Emal:info@ourplanet-tv.org
 ※SHOPからもお求めいただけます
  http://www.ourplanet-tv.org/?q=node/1025




被爆者数予測 & 小出さんの18日と19日のラジオインタビュー
 ECRR(欧州放射線リスク委員会)が公表データをもとに、100キロ圏内と100〜200キロの被曝によるガンの発症数の予測をしています。ICRP(国際放射線防護委員会。IAEA(国際原子力機関)傘下。いわば御用委員会)とも比較しています。かなりショッキングなデータです。
   http://infosecurity.jp/archives/8900

◆小出さんの18日と19日のラジオインタビューです。
 18日
   http://www.youtube.com/watch?v=DN-jfR0iI3o
   http://www.youtube.com/watch?v=ZozryTqb9Y0
 19日
   http://www.youtube.com/watch?v=asrdKaAP1Rg
   http://www.youtube.com/watch?v=47dJI69Yuhc


福島の子ども達を救おう。…子ども20ミリシーベルト問題
 4月21日(木) 子どもに20ミリシーベルト!?放射線被ばく基準に関する対政府交渉
   緊急に、文科省に抗議の声を! 文科省は21日にも基準を発表する可能性があります。
●福島の子ども達を救おう。 
 文部科学省は、福島県内の学校の被ばく基準について、年20ミリシーベルトの被ばくを子ども達に適応しようとしています。
 これは、原発管理区域の基準である3ヶ月1.3ミリシーベルトを大きく上回るものです。放射線の影響を受けやすい子どもに、このような高い基準を適用しようとしているのです。
現在の一般人の基準は1ミリシーベルトです。

 文科省は21日(木)にも基準を発表する可能性が高くなっています。
 何としても撤回させましょう。
★ 政府交渉に参加してください。
★ 参加できない方は、下記から文部科学省に抗議の声を届けてください。
  福島の子ども達に20ミリシーベルトの適応を撤回するように。
  全国の学校関係者も声をあげてください。

★抗議先
    文部科学省:https://www.inquiry.mext.go.jp/inquiry09/
          電話番号:03−5253−4111(代表)
    首相官邸:https://www.kantei.go.jp/jp/forms/goiken_ssl.html

●21日政府交渉の日時、場所
 ・集合 参議院議員会館ロビー     11:00
 ・事前打合せ 参議院議員会館B107 11:15〜12:30
 ・対政府交渉 参議院議員会館B107 12:30〜13:30
 ・記者会見  参議院議員会館B107 13:30〜14:00

●福島県内の学校の放射線被ばく安全基準について、文部科学省はあくまで「基準は20ミリシーベルト」とし、子どもの年間被ばく限度も一般人と同等に扱うとしています。子どもたちが被ばくの危険にさらされています。

●確実に広がる放射能、福島県内学校の75%が放射能「管理区域」レベルの汚染、20%が個別被ばく管理が必要なレベルの汚染状況にあります。子どもたちを原発内で遊ばせるようなものです
http://www.toyokeizai.net/business/society/detail/AC/77b1f6c632e436b9bd3d14d5796877ee/page/1/

●福島のお母さんから多数の叫び声が寄せられています(フクロウの会ブログ)
http://fukurou.txt-nifty.com/fukurou/2011/04/svh-652a.html

●福島県の住民団体「原発震災復興・福島会議」は学童疎開などの進言書を出し、今日県内で記者会見されました。
 学童疎開などの進言書はフクロウの会のブログにもあります。
http://fukurou.txt-nifty.com/fukurou/2011/04/svh-652a.html

●4月15日に、フクロウの会、グリーン・アクション、美浜の会で、緊急に下記の質問書を出しました。福島瑞穂議員事務所を通じて、21日の交渉が決まりました。
文部科学省と原子力安全委員会の出席を求めています。

●21日には、3月28日厚労省交渉要望書への賛同署名を提出します。
 賛同署名を寄せてくださった皆さん、ありがとうございます。現在集約中です。

関連情報
◎「子どもは半分」、文科相が否定=原子力安全委員表明の被ばく量
 時事通信 4月15日(金)10時51分配信
  http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110415-00000047-jij-soci

◎高木義明文部科学大臣記者会見(平成23年4月15日)
  http://www.youtube.com/watch?v=aGREFhInQkM&nofeather=True
   子ども20ミリシーベルト問題
    3:44〜7:26 / ★21:17〜25:57/ 28:55〜ラスト
   原子力推進教育について  14:15〜21:17 / 25:57〜28:54

●4月15日付の質問書
http://www.jca.apc.org/mihama/fukushima/mext_q20110415.htm

「計画的避難区域」の年間被ばく線量20ミリシーベルトと、
福島県内の学校の放射線被ばく安全基準についての質問書

子どもの年間被ばく限度は20ミリシーベルトなのか

原子力安全委員会 御中
文部科学省 御中

 政府は、「計画的避難区域」について、年間被ばく線量を20ミリシーベルトと設定し、それ以下の場合は避難の必要なしとする見解を示している。
 今回、福島県内の学校の放射線被ばく安全基準について、内閣府原子力安全委員会は4月13日、年間の累積被ばく放射線量について「子どもは10ミリシーベルト程度に抑えるのが望ましい」との見解を示し、10ミリシーベルトを目安とするよう文部科学省に伝えたと報道されている。この経緯について原子力安全委員の代谷誠治委員は記者会見で、「校庭で土壌から巻き上げられた放射性物質を吸い込み、内部被ばくする場合のあることを考慮すべきだ、少なくとも大人の半分をめざすべきだ」と述べた。
 ところがその後、文部科学省は4月14日の参議院文教科学委員会で、「基準は20ミリシーベルト」と答弁した。また、4月15日の閣議後の会見で高木文部科学大臣は、「目標は20ミリシーベルト」と語り、子どもの年間被ばく限度も一般人と同等に扱うとしている。

(1)文部科学省は、子どもにも一般成人と同じ20ミリシーベルトの年間被ばく限度を適用するという見解なのか。そうであれば、その理由と根拠を示すこと。

(2)子どもの放射線にたいする感受性は成人よりも高く、より厳しい基準が必要である。文部科学省としては、子どもについて、どの程度考慮すべきと考えているのか。

(3)安全委員会は、「計画的避難区域」の年間被ばく限度20ミリシーベルトという見解を示している。
1 この見解は、安全委員会としていつ発表したのか、その文章を示すこと。
2 この見解の根拠を示すこと。
3「計画的避難区域」について、子どもの被ばく限度に関する設定はあるのか。

(4)安全委員会の代谷誠治委員は、「子ども10ミリシーベルト」について、個人的見解とも述べている。これは個人的見解なのか、安全委員会としての見解なのか。
 安全委員会としての見解であれば、この見解をどのように文部科学省に伝えたのか。文章があれば示すこと。

(5)文部科学省が示した、子ども20ミリシーベルトの被ばく限度は撤回し、少なくとも現行の1ミリシーベルトを維持するべきではないか。

2011年4月15日
 福島老朽原発を考える会
  東京都新宿区神楽坂2-19 銀鈴会館405 共同事務所AIR TEL/FAX 03-5225-7213

 グリーン・アクション
  京都市左京区田中関田町22-75-103 TEL 075-701-7223 FAX 075-702-1952

 美浜・大飯・高浜原発に反対する大阪の会(美浜の会)
  大阪市北区西天満4-3-3 星光ビル3階 TEL 06-6367-6580 FAX 06-6367-6581



ニューヨーク・タイムズの4月12日の記事
 SPEEDIによれば、福島原発の放射能 排出量は、すでに、チェルノブイリの排出量の半分よりも多いとい うことです。報道では10分の1でした。
 http://www.nytimes.com/2011/04/13/world/asia/13japan.html?pagewanted=2&_r=1&ref=asia

 「原子力安全委員会はコンピュータモデルの使用を命じたと代谷委員(元京都大学原子炉実験所長)はいった。これはSPEEDI と呼ばれ、System for Prediction of Environmental Emergency Dose  Information(緊急時迅速放射能影響予測ネットワークシステム) の頭文字をとったもので、発電所から放出される放射線の総量を計算する。この予測モデルを使うためには、科学者は原子炉事故からさまざまな距離の放射線測定値を入力する。そうするとモデルは、事故の場から出された放射性物質の量の評価値を出す。記者会見で、代谷委員は、それらの計算は複雑で、研究員たちが許容可能なエラーの範囲で、総量を限定できたのはつい最近だと語った。
(中略)「遅いとは思わない」ともつけたした。
 たとえそうだったにせよ、エネルギー産業関係者は、数日のうちにSPEEDIの計算結果を聞いていた。上級行政官は電話インタビューで、4月4日、SPEEDIモデルの出した福島第一原発からの放射性物質の排出量は、政府発表よりもはるかに多く、おそらくチェルノブイリの排出量の半分よりも多いと語っていた。西山氏と代谷氏はそれぞれ火曜日に、その値はまちがっていたといったが、しかし、二つの政府機関が排出レベルの異なった数値を出しているかぎりでは、数値に埋め込まれた想定の程度があるように見える」。

 二つの政府機関が排出レベルの異なった数値とは、以下の保安院の報道資料にあります。
 http://www.meti.go.jp/press/2011/04/20110412001/20110412001-1.pdf

◆毎日放送「たねまきジャーナル」の小出さんのインタビュー(4月13日分)です。
 http://www.youtube.com/watch?v=Ln4pi44NYgs
 http://www.youtube.com/watch?v=FvuNK6paInY

◆放射線データの一覧のHPに、新たに食品のデータが加わりました。目安としては便利ですが、暫定基準値であり、制限値としては以下に示す「ドイツ放射線防護規定」にしたがってください。
 http://atmc.jp/food/

◆「ドイツ放射線防護規定」
 http://icbuw-hiroshima.org/wp-content/uploads/2011/04/322838a309529f3382702b3a6c5441a31.pdf




福島原発で再臨界? ダルノキ-べレス論文の概略
 福島事故評価レベル7と原子力安全・保安院がついに認めました。
 福島第一原発1号機の、損傷を受けた炉心で再臨界が起こっている可能性をダルノキ-べレス博士が論文で示唆しましたが、その再臨界があったかなかったか、これから起きるか起きないか、が大きな話題になっています。
 ダルノキ-べレスさんの論文とその日本語訳は「Japan Focus」のウェブサイト(URIは下に)に掲載されています。
◇英文論文: http://www.japanfocus.org/-Arjun-Makhijani/3509
◇その英語日本語対訳:
 http://www.japanfocus.org/data/3509WhatCausedTheHighCL38JapaneseEnglish.pdf


◆毎日放送「たねまきジャーナル」の小出さんのインタビュー(4月12日分)です。
 http://www.youtube.com/watch?v=ruTVbPCGAxw

◆先日、休止に追い込まれたと報告した「フランスからのニュース」 が、読者の声援で再開しました。
 http://www.francemedianews.com/article-71518675.html
 さっそくフィガロ紙の記事を訳しています(要約)。
  http://www.francemedianews.com/article-71580339.html



福島原発で再臨界の疑いが濃厚に
 解説:小出裕章氏(京都大学原子炉実験所助教)

 下記のサイトで、小出さんのコメントが出ていますので、お知らせします。

(要約)原子力安全・保安院は、8日、福島第一原発一号機の原子炉格納容器内の放射線濃度が、毎時100シーベルトに上昇したことを明らかにした。これは前日に比べて、3倍以上も高い放射線濃度にあたり、同炉内の温度と圧力も上昇しているという。
 京都大学原子炉実験所の小出裕章助教は、放射線濃度の急上昇に加え、原子炉の温度や圧力の急上昇していること、更に塩素が中性子に反応して生まれるクロル38という塩素が原子炉で発見されたことなどから、炉内で再臨界がおきている可能性が高いと指摘する。
 中性子は核分裂が起きたときに発生する。小出氏は、水蒸気爆発が発生し、圧力容器や格納容器が吹き飛び、今とは桁違いの放射性物質が流失する最悪のシナリオも今後警戒していくべきだと述べ、その場合、風向き次第では東京も避難対象となる可能性にも言及している。

ビデオニュース
ドットコム http://www.videonews.com/news-commentary/0001_3/001814.php

毎日放送「たねまきジャーナル」の小出さんのインタビュー(4 月11日)です。
 http://www.youtube.com/watch?v=UnEguuI8nns
 http://www.youtube.com/watch?v=4CR6KSzVqwI

ジャーナリストの岩上氏の小出裕章さんへのインタビュー第二弾です。
 http://www.ustream.tv/recorded/13897618



小出裕章・京大助教に聞く―福島原発事故―水蒸気爆発が一番怖い―
 依然、綱渡りの状況が続く東京電力福島第一原子力発電所の事故。学生時代に原発推進派から反原発派に立場を変えて以来40年間原発の危険性を訴えてきた京都大学原子炉実験所の小出裕章助教に、事故の現状や原発が推進された背景を聞いた。
 「予想される最悪の状態は、炉心全体や大半が溶け落ちるメルトダウンだ。」地震直後制御棒が入り、核分裂反応は止まったが、燃料棒の中にたまっていく核分裂生成物は、巨大な発熱体として残ったまま。「福島では、原子炉が壊れずにメルトダウンが進む可能性がある。そうなると、高温の溶融物と下部の水が反応すれば、水蒸気爆発が起き、桁違いの放射性物質が飛び出す。これが一番怖い」「これが起きてしまえば手の打ちようがない。」
 被ばくは「薄めることで危険性は減るが、逆に広まる。」「風評被害を防ぐために確かなデータを出すべき。」だと訴える。
 国の核武装準備の為に、電力会社が原発を作れば作るほど儲けが出る仕組みを作り、御用学者がお墨付きを与えることで、産官学が「原子力村」を作り強力に推進してきた。
 小出先生と今中先生が引退したら、社会と原発の関係を考えることの出来る研究者はいるのだろうか。「今回の事故は進行中で、どれだけ被害が広がるかは分からない。原発が生み出した電気の利益を全部投げ出しても足りないだろう。原発はそういうばかげた物だ」 (東京新聞 2011年4月9日「こちら特報部」の要旨)



福島原発―放射能汚染問題
一号炉の放射線量が4月8日になって急激に増加しています。
19時の記者会見では、計器の故障かもしれないとのことですが、そ うでなければ再臨界の疑いもあります。
 http://atmc.jp/plant/rad/?n=1

放射線の急増について、小出さんが「京都三条ラジオカ フェ」FMのインタビューで見解を述べています。やっぱり再臨界かも、ということです。
 http://www.ustream.tv/channel/fm797-radiocafe-live-program-from-kyoto

4月9日10時より、以下で、井野博満さん(「柏崎刈羽原発の閉 鎖を訴える科学者・技術者の会」東大名誉教授)による「お母さ ん、お父さんのための放射能勉強会」のストリーム放送がありま す。子どもさんをもつ親御さん必聴です。
 http://machi-pro.org/live_110409.html

小出裕章さんの大阪毎日放送ラジオの8日放送分です。
 今や、日本の大手メディアで唯一頼れる情報になっています。
 http://www.youtube.com/watch?v=SHRbpRH22ek
 http://www.youtube.com/watch?v=XJjoOPAkTbw



小出裕章さんの大阪毎日放送ラジオの7日放送分
小出さんラジオ「窒素注入」
 http://www.youtube.com/watch?v=HlWPaWdnypo
 http://www.youtube.com/watch?v=ZszWo318fNw

NewYorkTimesのNRC(アメリカ原子力規制委 員会)の解説ブログ
 http://arinkurin.cocolog-nifty.com/blog/2011/04/post-8b6e.html

Cryptome―NRC(アメリカ原子力規制委員会)の勧告書類
http://cryptome.org/0003/daiichi-assess.pdf

http://cryptome.org/eyeball/daiichi-npp4/daiichi-photos4.htm

ウィーンで現在行われている国際原子力機関(IAEA) の会議(4月4日-14日)で7日に報告され たプレゼンテーションのスライド。
 http://www.slideshare.net/iaea/7-april-tech-pres


福島原発航空写真ほか
無人飛行機福島原発を撮影したエアフォートサービス社が撮影写真の掲載を3/31で打ち切り(政府の圧力か)にしましたので、Cryptomeが再掲しています。

福島原発航空写真
http://cryptome.org/eyeball/daiichi-npp/daiichi-photos.htm

動画
http://www.youtube.com/watch?v=M22Gt4sswEA

エアフォートサービス社
http://www.yamazaki-k.co.jp/airphoto/

全国の原発の航空写真
http://cryptome.org/eyeball/japan-npp/japan-npp.htm

フランス・アレバ社の福島原発プレゼンテーション資料
http://cryptome.org/0003/fukushima-areva.zip

原子力安全委員会の保安基準分析とマニュアル(英文)
http://cryptome.org/0003/jnpp-safety.zip

GEのBWRの資料
http://cryptome.org/0003/ge-bwr6.zip



 
飯舘村周辺での放射能汚染調査
飯舘村周辺の放射能汚染を調査しました。
   京都大学、今中哲二さんの報告

 先の安全問題ゼミでの福島原発事故問題の延長として、3月28日、29日の両日、飯舘村周辺での放射能汚染調査を実施し、下記に暫定報告をまとめました。
  http://www.rri.kyoto-u.ac.jp/NSRG/seminar/No110/iitatereport11-4-4.pdf


小出裕章さんの汚染水排出問題
「たね蒔きジャーナル」での小出さんのお話をご紹介します

 毎日放送が東京赤坂から放送しているたね蒔きジャーナル、4月4日・5日は 京大原子炉研の小出裕章さんから汚染水排出の問題や原子炉内の状況についての お話がありました。
  http://d.hatena.ne.jp/micabox/

「再臨界の可能性示唆」小出裕章氏(京都大学原子炉実験所)の解説
  http://list.jca.apc.org/public/cml/2011-April/008691.html

 福島第1原発事故の現状については、共同通信が下記の形で同事故の毎日の現状をフォローアップしています。この記事も参考になると思います。
  http://www.47news.jp/47topics/e/201888.php