今回はヤマイモ対策について考えてみたい。

  ヤマイモ掘りは元来大人しい人が多く、素面の時に飲酒時の醜態を知らされているので、たいていは酒を飲むと危険な人間に変身すると自覚し、大いに恥じているようである。 しかし、そのような人が、何故完璧に抑制が取れるまで飲み続けるのか、我々凡人には理解不能なのだが、私の少ない経験で観察した所によると、どうもヤマイモを掘るために酒を飲むような印象がある。 尋常な人は憂さを忘れるために飲むのだが、ヤマイモ掘りは大脳新皮質の重しを取り除き、自我抑圧性憂さを増幅し爆発させるために、酒を必要としているように見える。
  他人の飲み方を分析し、ヤマイモ発症を予知することは、楽しい飲ン方の必須事項と言えるかもしれない。(^_^;)

  ヤマイモの病態にも、千差万別あるのだろうが、良性(許容性)ヤマイモ悪性(危害性)ヤマイモとの2種類に大別出来ると考えている。
  前者は言葉だけは熾烈を極めるが、飲ン方同席者の精神及び肉体的侵襲性が軽微なものであり、後者は言動に極めて危害性があり、同席者が極めて不愉快になり、最悪のケースでは暴力事件まで発展することもある。 もちろん両者の線引きは極めて難しいが、口論・喧嘩を引き起こすか否かはもとより、同席者に不愉快極まりない思いをさせ、「こいつとは二度と飲みたくない!」と言う気分にさせるかが、その分かれ目と言えようか。
 
 良性(許容性)ヤマイモに遭遇したら・・・
  この場合は、不用意に相手を刺激しないことである。 出来れば恭順の意を表するぐらいで丁度良いのではないだろうか。 何しろ悪性ヤマイモに進行したら一大事であるので、出来るだけ飲まさないようにするか、逆にドンドン飲ませ早く眠らすのが得策であろう。(^_^;)
  この手の人は大半の理性を保有維持している場合が多いため、飲ン方での言動・状況は比較的よく記憶しており、後々の人間関係維持のためにもくれぐれも軽率な対応は慎んだ方が良いであろう。
  もっとも私はたとえ良性ヤマイモでも、少しでも不愉快な気分になったら相手にしないようにしている。 じゃないとこちらがヤマイモを掘りそうで・・・。(^^ゞ)

 悪性(危害性)ヤマイモに遭遇したら・・・
  この場合は全く関わり合いを持たずに完全に無視することである。 酒席に放置し避難するのが最良であろう。
  この手の人はほぼ完璧に新皮質が麻酔されており、理性の大半を喪失しているし、酒席の言動・状況もほとんど憶えていないので、同じ人間なんて思わない方が良い。 如何に冷静に説得しても、また相手に上手く同調しても、まずヤマイモが止むことはないであろう。 こういう人はたいてい行き着くところまで行くみたいで、最後は喧嘩を始めて大怪我という転落のパターンのようである。

  まあ、我々他人は無視・放置・避難と言った冷酷な対処で済むが、家族は大変であろう。 理性がないので暴力・破壊と獣に蹂躙された地獄絵図のような修羅場であろう。 翌朝気が付いて大いに反省し家人の許しを請う・・・。 また飲んで暴れる・・・。 反省・・・。 これの繰り返しらしい。
  このような不幸な話は報道のみならず、我々の身近でもよく見聞するところである。 これに対しては、断酒しか治療法はなく、飲酒しながら更正するなんてほとんど不可能なのである。

  悪性ヤマイモに対しては、専守予防が第一と考えたい。 予防・・・すなわち結婚しないことや関わり合いを持たないことである。
  悪性ヤマイモはアルコール依存症とも関連深く、家系的に発現しやすい傾向がある。 すなわち若い頃や結婚前は隠蔽されているヤマイモが、親、祖父母や親戚の酔態から類推して判明する場合もある。 もしくは相手に精神的負荷を負わせつつ吐くまで飲ませ、変貌の様を冷徹に観察する事により、正体を暴けるかも知れない。 惨いようだが、このような時限爆弾を抱えているような人との結婚は避けた方が賢明だろう。
#私には娘がいないので関係ないですが、お嬢さんをお持ちの飲んべ〜の方は、これこそが父親の義務とばかりに相手を見極めて下さい・・・(^_^;)

  まあ、何れにしても酒は禁ヤマイモで、楽しく飲みたいものである。(若干自戒の意を込めて・・・(^^ゞ)
  暴論、奇論ご容赦!


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            平成13年4月24日