照葉樹林 

                        
 (有)神川酒造   鹿屋市永野田町346−5
Tel  0995−40−4010
      ゲットした日 : 平成16年5月23日
                     

照葉樹林  焼酎収集が昂じ各酒店を回るときに目を皿のようにして絶滅酎や旧ラベル酎を探すのが習性になってしまった。(-ー;) 「照葉樹林」もラベルが替わったと聞き、旧ラベル探しに狂奔する羽目に陥ってしまった。(^_^;) しかし焼酎ブームで商品の回転が異様に速くなり、酒屋の品揃えは極端に少なくなった上に、居並ぶ焼酎は新ラベルのみで半ば観念していた。 そんな折加世田で以前撤退したDSが再開したため、品揃え視察のためカミさんと出かけたところ、このラベルの「照葉樹林」が1本だけ残っていたのである。 何たる僥倖!速攻でゲットしたのは言うまでもない。
  しかし、大問題が発生したのである。この瓶を永久保存酎にするのなら、開栓が出来ない。従って飲めないのである。(-ー;) これは由々しき事態なのだが、かといって新ラベルを購入するのも何かしら割り切れない物があり、またもや悶々と日々過ごしていた。 ところが愚生の苦境を察した焼酎探索家Aptiva野郎師が旧ラベル「照葉樹林」五合瓶を県内某所で発見し、7月13日に拙宅までご持参下さった。 類い希なる探索力に感服すると共にいつもながらのご芳情に感謝の極めである。

新ラベル  旧ラベル(左)は緑を基調とした下地に無数の木の葉が描かれ中央に銘柄名が墨書されている。これに較べて新ラベル(右)は「照」の字を意匠化し何かしら大自然の持つ神秘性を印象付ける物になっている。こうして見比べてみると新旧に甲乙付けがたいですな・・・。(^_^;) アルコール度数25度。一升瓶の他に五合瓶もある。

  生で飲んでみた。 静かな薫りである。穏やかで優しい口当たりながら辛味の断面も垣間見せる。
  ロックにすると甘味が引き立つようであり、氷が溶けて薄まっても味が減衰せず飲み易い。
  あらかじめ5:5程度に割り水したものを燗付けすると、甘さ、辛さ、ふくよかさといった芋焼酎の基本的味わい全てが発露されているように感じる。

  軽快な飲み口は飲み方を全く選ばすどのような飲み方でも柔軟に対応し多重酎格とでも形容したくなる逸品であるが、薩摩隼人たるものやはりお湯割り系統を一押しとしたい。(^_^;)

  しかし愚生にとって問題はこの「照葉樹林」五合瓶を飲み干すか否かである。(-ー;) これも絶滅ラベルには違いない!しかしこれまで永久保存酎にすると、今後同様の事態は頻発するであろうから、狭小な我が家はおびただしい焼酎瓶に占拠されそうになるのである。 ここは飲み干してラベルのみ保存するか否か・・・、悩みは尽きないのである。(^_^;)


                   平成16年11月16日記載