奄美大島旅行記2日目

ホノホシ海岸
(ホノホシ海岸) 
 1日目の宿泊地ライベストイン奄美を出発したのは午前8時半。
その足でホノホシ海岸に向かう。ここは太平洋の荒波に揉まれ海岸の石がまーるく成っているので有名らしい。なるほどものすごく風が強く、波しぶきが顔にかかるほどである。そして、石は丸く、打ち上げられたサンゴまで丸くなっている。

 それからハイビスカス道路(確かに道路の両脇に赤いハイビスカスが植えられていた)を通って宇検村に向かう。宇検村には特に有名な観光スポットはないのだが、4,5年前無我利道場という入植者と地域住民とが裁判で争っているのを知っていたので、なぜか関心があった。しかし訪れた村は平穏そのもので争いがあったような感じではなかった。
 宇検村を素通りして大和村に向かうが、途中のフォレストポリスに立ち寄ろうと考え、車を走らせた。細い葛折りの道を上ったり下ったりを繰り返し人気の全く感じられない山の中に、忽然と意外と広い公園が現れた。何で、こんな山深いところにゴーカートもあるような公園が・・・と不思議に思っていると、この公園でピクニックをする人が次から次にと押し寄せてくる。
駐車場は結構埋まってしまっていた。とても不思議な気持ちで、ここで1時間ぐらい遊んだ後、大和村に向かう。
大和村の高倉 
(大和村の高倉群)
 ここの観光スポットは、ネズミの害から穀物を守った高倉アマミノクロウサギであるが、高倉だけ写真に収めて名瀬市に向かった。
奄美大島南部地区は狭い道が葛折りになって、半島をぐるっと回り、山を登ったかと思ったら、急激に駆け下りたりと、陸上交通路は想像以上に悪い。そのため入り江入り江の集落ごとに超小規模の小学校と中学校があると言った状態である。
 それに、耕作地が極端に少なく、何で生計を立てているのかとても不思議になる。
 また山には全く植林がされておらず、美しい原生林のままである。そのためか水は豊富で、与論や沖永良部のように水不足はなさそうである。


大浜海浜公園(大浜海浜公園で子供は泳ぎだした)
 昼食後子供の同級生家族と落ち合い大浜海浜公園へ。ここは吹上浜海浜公園と同じ県立の施設なのだろうが、海が綺麗なのと、遊泳がさほど危なくないので、市民に親しまれているらしく、午後3時過ぎにも関わらず結構な人出であった。
 子供は友達と会ったせいかはしゃぎまくってしまい、泳ぎたいと言い出す始末である。
幸いにも水着は持ってきていたので、少々気温は低かったが、子供達を泳がせた。


アダン林(大浜海浜公園内のアダン林)
この公園には海洋博物館もあり、結局6時前までここで遊びホテルに向かった。
食事は付いていなかったので、島料理の店に行った。
この店は居酒屋風で、もちろん黒糖焼酎を飲みながら色々注文した。島料理で有名なのは鶏飯だが、奄美自体が物価が高いせいだろうかこれが結構高い。普通1200円から1500円する。
 でも、あっさりとして栄養価の高い食べ物なので、夏バテの時等には威力を発揮するのではないだろうか。
 それと油ソーメン。ソーメンを豚肉野菜と炒めた物であるが、麺類好きの私にとっては嬉しい逸品である。
 この日は勇気を持って山羊汁を頼んだのだが、想像したよりは山羊の臭みも少なく、結構美味しく食べられたのであるが、最後に肋肉の脂身を食べたので、それが舌に残って堪らない。ホテルに帰って、持参した梅干しを食べやっと直った。