野々湯温泉オートキャンプ場


   鹿児島県姶良郡牧園町三体堂鉾投1824−41
   Tel 0995−76−9336

   旅行した日:平成16年2月21,22日   幕営泊

     開場期間:通年


  場所:牧園町みやまコンセール前交差点から関平鉱泉販売所を通って栗野町方面へ車で約10分


  高校時代の同級生でキャンプの達人の名を欲しいままにするM上君の常宿である。 空港方面からは、牧園町横尾の最初の交差点を左にはいるとすぐ右側に、田舎にしてはかなりの賑わいを見せている関平鉱泉販売所が目に入るが、ここをやり過ごし栗野方面に車を進めると、2分程で、野々湯温泉の案内板が現れる。
  
  これを左折して狭く曲がりくねった林道を8分程走ると野々湯温泉に到達する。
   温泉本館左横の小径をさらに50m程登ると、仮設トイレが一つだけポツンと立ち、岩で大まかに仕切られたような荒涼とした風景が現れる。 訪れた季節が冬のため第一印象がそのように感じたのだろうが、下はれっきとした芝生であり、おおよそ30張り程度はテントは張れそうな広大さなのである。
 
  今流行のトイレ洗面所等の設備充実快適至極なオートキャンプ場と異なり、驚く程シンプルで、昔ながらの山岳地幕営所の風情が漂っているのも硬派には何とも嬉しい。(^_^;)

 温泉本館及びプチハウスなる宿泊施設も隣接しており、キャンプに自信のない方でもこの地を満喫出来るように配慮されている。 遙か彼方に国分の町並みが広がり、さらには錦江湾も望め、山裾に抱かれた霧島の原風景は薩摩人の心の故郷とでも言えようか。


  設備的には洗い場が水道1カ所と寂しい物があるが、ここの特筆はなんと言っても温泉である。 特に温泉の蒸気を使った蒸し釜が5器設置されており、温泉卵のみならず、シュウマイや餃子、はたまた山菜おこわ等アウトドアーの常識を打ち破る料理も自由自在に堪能出来る。
  さらに利用料は一人1500円で温泉入り放題と併せ、質量共にコストパフォーマンスに優れた通好みの穴場的キャンプ場とも言えよう。

  このキャンプ場幕営の状況は焼酎伝道師の集い第33夜 寒酎キャンプをご覧下さい。