なかむら  


なかむら
    中村酒造場    国分市湊915   Tel 0995−45−0214
    ゲットした日    平成12年11月11日

  この焼酎もコセド酒店「呑酔楽」と共にゲットしてきた焼酎である。
  中村酒造場は創業明治21年で、主力銘柄は「玉露」であるが、私のHPでは「上野原」を取り上げている。 全て瓶仕込み、手作りの伝統を重んじた良心的メーカーであり、特にこの「なかむら」は有機栽培されたコガネセンガンばかりを原料にし、また麹米も無農薬栽培のヒノヒカリというこだわりようである。 水は霧島連山の伏流水と旨い焼酎の条件が全て整っていると言えよう。
  生で飲んでみると、重厚でコクがあり、なおかつまろやかな味わいで生でも十分に楽しめる・・・と言うか、
そのままコップ酒がぐんぐん進んでしまうほど危険な旨さである。
  ロックにして冷やすとアルコールが薄まるためか飲み易さが増す。 大量の焼酎を長時間にわたって呑むならロックにした方が良いのかも知れない。
  湯割りにすると芋独特の甘味がグンと引き立ち、その味わいが口中にさっと広がり、喉を過ぎた後も心地よい余韻に浸れる。 芯の太い本格上質の芋焼酎を実感させるに十分である。
  実はこの焼酎を開封したのが12月14日ぐらいであり、購入後かなりの日数が経過していた。 酒屋巡りが好きなので他の焼酎も購入していたことも一因ではある。 それに田舎に住むと夜の付き合いが都会人の想像を絶するほど多く、自宅で夕食を取るのが二分の一程度なので、必然的に自宅の焼酎の減り方は少ないのである。 しかしながら、この「なかむら」は実質4日間の間になんと9合程という驚異的な速度で呑んでしまったのである。 もちろん他の焼酎とも併飲であるが、その減り方はそんなに酒に強い方でない私にとっては尋常ではなく、魅せられたようにぐんぐん呑んでしまうほど危険な焼酎と言える。
  私の好みではお湯割りなのだが、全く飲み方を選ばないほど上質で洗練されており、一飲の価値ありと断言しよう。

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