金峰櫻井
櫻井酒造(有) 日置郡金峰町池辺295
Tel 0993−77−1332
ゲットした日 : 平成13年10月17日
櫻井酒造の主力銘柄は「さつま松の露」で地元金峰町を始め、南薩地区で愛飲されている。 最近では白麹仕込みと黒麹仕込みのブレンド技術を駆使し新しい焼酎造りにも邁進している。 この「金峰櫻井」も白麹仕込み原酒と黒麹仕込み原酒の比率を8:2でブレンドしたものであるらしい。
ブレンドと聞くと”混ぜもの”と決めつけ直ぐに色めき立つ御仁がおられるが、昔ながらの味わいに調整し均一した品質を保つために、焼酎の世界では必要不可欠な技術と小生は理解している。
この焼酎はAptiva野郎さんから宿題にと頂いた3本の内の一つである。(^。^;) 商品には25%の一升瓶と四合瓶があるが、小生の肝臓を気遣ってか今回は四合瓶を頂いた。
薄い褐色の手漉き和紙に墨書のラベルが素朴で趣深い。
生で飲んでみた。 上品な芳香の中に、柔らかくコクのある味わいが広がる。 後味にも爽やかな甘さが引き立っている。
ロックにすると、和水によっても崩れない柔らかい甘味と爽やかな後味を感じる。 飲みやすく旨さが凝縮している。
あらかじめ5:5程度に割り水したものを黒ヂョカで燗すると、まろやかで柔らかな甘みとコク、なおかつ深みのある味わいである。 水で割っているのだが味が濃く感じる。 これは旨い!
この焼酎を飲んで感じるのは原酒の高品質に裏付けされた絶妙のブレンド技術である。 キャンパスに筆を走らせるように柔らかさ、コク、甘さ、キレ等々が次々と浮かび上がって一つの明解な旨い!と言う感性を脳裏に刷り込んでいくように感じる。
どの様な飲み方でも楽しく美味しく頂けるが、ロックの爽やかさとお湯割り系統の味の濃さを体感して欲しい。
しょけ(肴)はトイモガラのサラダ。 ノンオイルドレッシングと焼酎の組み合わせは限り無くヘルシー。(^^)/
平成13年10月30日記載