海童 

                        
 濱田酒造(株)    串木野市西薩町17−7
             Tel  0996−33−5252
      ゲットした日 : 平成14年4月8日
                     

海童    
  「海童」平成13年度鹿児島県本格焼酎鑑評会総裁賞を代表受賞した(所謂グランプリということ)焼酎である。 ここ1年余り、濱田酒造のシェアー奪取攻勢は凄まじく、代表銘柄を「薩摩富士」から「海童」に変更すると共に、表彰式の翌日2月16日には南日本新聞の全面広告で「海童」一升瓶2本括りのプレゼントクイズに打って出た。
タダ焼酎に目が眩み、くじ運の悪さも顧みず、即座に10枚程差出人を変えながら応募したのだが・・・、やはり一つも当選しなかった。(>_<)
  しかし、カミさん名義で出した葉書が残念賞とのことで、「海童」五合瓶プレゼントとなり、送付された引換券を持って近くのスーパーでこの焼酎をゲットした。\(^o^)/

  濱田酒造は県内で有名なDSに出資しており、間接的に個人経営の酒屋さんを圧迫していると聞く。 蔵元・酒屋・焼酎ノンゴロの健全な発展を望む小生とすれば、この製品を取り上げるのは複雑怪奇な心境なのだが、焼酎には罪がないと言うことで・・・。(^_^;)

  ラベルには子供らしき海神が描かれ銘柄名が墨書されている。 銘柄名も漁港串木野市を意識したものであろう。 黒麹仕込みで、アルコール度数25度。 一升瓶、五合瓶がある。

  生で飲んでみた。 サッパリと爽やかながら、黒麹特有のコクがある。 口当たりが柔らかく飲みやすい。
  ロックにすると口当たりの良さは増幅するのだが、生に麻痺した舌には何かしら味の乗りが悪いように感じる。
  燗付けにすると香ばしさ及びコクと甘味が前面にどんと出てくる。 飲み易く且つ美味である。 お湯割りにしてもふくよかさは変わらなく美味しく頂ける。

  芋の洗礼と言った激しさではなく、優しく包容力のある飲み易い味わいの中に、確固たる芋焼酎のエスプリを発揮している。 確かにグランプリに値する完成度の高さで文句の付けようがない。(^_^;) 

  ただ残念なことは、県内殆どのDS及びスーパーでこの焼酎は販売されているが、一般的小売り店では殆ど見かけないことであろうか。(-_-?)
  お薦めの飲み方は生が秀逸と感じたが、お湯割り系統も捨てがたい。


                          平成14年8月18日記載