石蔵 

                        
白金酒造株式会社     姶良郡姶良町脇元1933 
                 Tel  0995−65−2103  
   ゲットした日 : 平成13年12月1日
                     

  
石倉
  白金酒造には西南戦争の時西郷隆盛が本陣にしたと言われる石蔵がある。 現在は見学出来る焼酎工場として県内外から多数訪れているらしい。 「石蔵」はその石蔵で丹誠込めて造られ、極めて評価の高い焼酎である。 しかしながら、1升瓶3,500円と普通の焼酎の倍以上の定価で、貧乏な小生には高嶺の花であり、酒屋で見かけても横目でやり過ごすしかなかった。
  ところが、吹上焼酎の見学帰りブラリと立ち寄ったOOストアーで、1,800円の値札を付けられたこの焼酎を見付け、まず我が目を疑い、すかさずラッキー!と呟きながら速攻でゲットしてきた。\(^o^)/ ネット界の識者にこの快挙を報告すると、「賞味期限切れ」とか「昔の値段の物が残っていたのでは?」等と妬みに似た反応であったが・・・。(^_^;)  ラベルに記載された瓶詰め日をみると01.10.12となっているので、どうやら店員が値札を貼り間違えたのではないだろうか?(^_^;)

  1升瓶は昔懐かしい紙包装に包まれ、アンティーク感が漂っている。 包装紙やラベルには手造り焼酎かめ仕込み木樽蒸留及び石蔵という文字が誇らしげに差別化を叫んでいるようにも見える。 アルコール度数25%で1升瓶の他に4合瓶もある。

  生で飲んでみた。 香ばしい薫りの中、柔らかく濃い味である。 甘味とコクの多重構造の如き深みのある味わいが舌に喉に優しく囁きかけるようであり、このままでもゴイゴイ行きそうである。
  ロックにしても変わらず柔らかく優しい味わいで、和水によるエグミは全く感じられず、甘味が際だち旨い。
  あらかじめ割水したものを燗付けすると、芋焼酎本来のふくよかさとまろやかな甘さそして適度な辛さが引き立ち、上質でキメの細かい味わい と感じる。

石倉と雀の卵  幻系焼酎?のキーワードを全て満たした製品で、紙包装などこだわり度抜群である。 そして、手間ひま及び付加価値が価格にも反映しているのだろう。 これを高いと思うか適正と感じるかは人それぞれであろうし、またそれに言及するのは拙ホームページの本意ではないので割愛する。 只、純然に実力だけで評価するならば、荒々しさが全くなく、洗練された柔らかく優しい味わいなど、一口飲めば驚嘆すべきハイパフォーマンスの焼酎であることは、何方でも理解出来ると思う。 本当に珠玉の逸品と言えよう。
  秘剣氏本格焼酎寸言冷やが旨い!と絶賛されておられる。 確かにどの様な飲み方でも、全て秀逸なのである!(*^_^*)  個人的にはお湯割り系統が好きなのだが・・・。(^_^;)
  
   ショケはAptiva野郎さんご提供駄菓子の王者雀の卵。子供の頃は2粒で1円だったが・・・。

                    平成14年1月5日記載