第11回デュアスロンin南さつま
      
                 平成20年3月9日(日)   大会ホームページこちら

パンフレット表紙
 パンフレット。3つのクラスにそれぞれリレーがある。
1.序章
  デュアスロンとはトライアスロンの三種競技の内スイムを除いたバイク及びランの二種でタイムを競う持久系競技である。 修達に難度の高いスイムがないため比較的敷居が低く入門競技として楽しめ、さらに冬場でも競技開催が出来るため、シーズンオフの練習等に近年参加者が増えているはずなのだが、我が南さつま市で行われる大会(第1ラン5km、バイク28km、第2ラン5km)以外は寡聞にして知らない。
  もちろん、バイクもちゃんとした高価なロードレーサーが必要で、金を掛けない健康作りを信条とする私のようなボンビージョガーには高嶺の花の大会だったのだが、昨年からリレーの部が新設され、歯科医師会のチャリダーアリさんがバイク担当、私が第1ラン担当、精酎組特殊部隊長こだまさんが第2ラン担当で見事チャンピオンクラスリレーの部3位入賞を果たしたのだった(参加チームは3チームだけだったが・・・(^_^;)。

  今年も枯れ木も山の賑わいとばかり、にアリさんと私で南さつま・川辺市郡歯科医師会チームを結成、さらに薩摩精酎組チームとして球磨の伝説のチャリダーnobuさんと精酎組随一の俊足こだまさんがエントリーした。そして常日頃から歯科医師会に対抗意識むき出しの若き薬剤師会もなんと2チーム結成し大会を盛り上げたのだった。

2.前夜祭
  吹上浜海浜公園近くのサンパル加世田のコテージを一棟借りて前夜祭を挙行した。(^_^;) 当初は精酎組を結集して前夜祭を盛り上げる予定であったが、参加できたのはレース出場の3名にごばんさんを加えた4名だけであり、静かに深くノンカタをしたようである。当夜は独身貴族nobuさんに対し羨ましさの余り数々の尋問があったようであるが、殆ど憶えていない。4名で平らげた酒類はビール500mlx6、焼酎(天文館一どんBeKagoshima)一升半程で、レースのために11時には就寝したと思う。
ゼッケン
 いつもの勝負服にゼッケンを付ける

3.レース当日
 朝目覚めると天気予報通り小雨が降っている。しかしレースに影響するほどではない。そしてやはり昨夜の酒が少し残っており、万全の体調とも言い難い。 9時半からのレースのためバナナとヨーグルト、小さなまんじゅうと軽めの朝食をする。二日酔いに近い脱水症状で、大量の水分を摂取したが、その中に牛乳をコップ二杯も飲んでしまい、これが後に大変なことを引き起こすことは想像だにできなかった。(^_^;)
食後はもちろん定期便。少々出で足りないが自宅外であることを考えれば良しとしなければ・・・。
 
 海浜公園入り口で受付を済ませ、シャツにゼッケンを付ける。雨は少し強くなっており、ウォームアップをやる気にも起きない。休憩所で準備運動だけ済ませ、開会式に臨む。
 雨は止む様子もなくこだまさんは使い捨てビニールポンチョを被って走ると言い出す。私はこれを着てはとても走れそうにもなく、濡れるに任せることに・・・。(-ー;)

開会式
 開会式の選手宣誓
4.第1ラン
 悪天候で気合いが入らないまま号砲が鳴った。一応周囲のペースに合わせて走り出すが、何とか付いて行けそうである。サンセットブリッジに差し掛かるときにこだまさんが「ペースが速過ぎますね。これは4分/kmばっかいじゃなかですか?」と言う。確かに橋の登りはかなり辛いが、まだ心肺的にはゆとりがあり、そのままのペースを維持する。1kmとおぼしきところで4分5秒ほど掛かっていた。ここらでこだまさんが遅れだし私はペースを維持して南薩青少年の家側のコースに入ったのだが、急に便意を催してしまった。それもかなり危険な状態である。何処かにトイレが在れば即座に入るのだが、時間を大幅にロスするし、第一コース上にそのような物は見当たらない。残された道は野趣豊かにするか、垂れ流しながら走るかもしくは我慢するか・・・。(>_<) 我慢できるところ迄我慢しようと決めたのだが、走りに集中できなくなり、ペースがガクッと落ちてしまって立て直せない。帰りのサンセットブリッジの登りではかなり足に来てヘロヘロ状態なのだが、兎に角トイレまで我慢して走り続けるしかない。
 這々の体で走りきりアリさんにタッチ!皆とは言葉も交わさずそのままトイレに駆け込んだ!危機一髪であった(^_^;)。タイムは21分32秒。自己ベストだ!\(^O^)/  好記録の陰にはトイレに対する希求ありと周囲から揶揄されたが、このアクシデントがなければもっと記録が伸びていたと確信している・・・。(^_^;)

疾駆するアリさん
ロードレーサーで疾駆するアリさん。(昨年の写真)
5.バイク
 雨は益々強くなり芝生に腰を下ろすことも出来ず、さりとてテント内には椅子もなくさらに地面は濡れているので立ったままでの待機を余儀なくされる。 エイドステーションでお茶、膨れ菓子、梅干し、チケモノ及びバナナを頂いた後、バイクの応援に立つ。間近で観ると凄いスピードである。トップの選手は時速40km近いスピードでかっ飛ばしているのではないだろうか。バイク同志の鍔迫り合い?も迫力がある。 我らのアリさんnobuさんを探すと、これも信じられないぐらいのスピードであっという間に駆け抜けている。平時のずんだれた姿からは想像不可能な程かっこいい!(*^_^*) 鼻水ダラダラランナーの惨めな姿とは雲泥の差である。
 ただ、雨のレース、眼鏡にワイパーが欲しかろうと若干同情もする。(^_^;)
 タッチしてから45分ほど経った頃よりテント内で足踏みをしながら身体を温めようとするが、一端冷えた身体はまるで硬直しているようである。もちろん雨の中ウォームアップする気は全く起きない。(^_^;) 
リレータッチ
バイクと第2ランのタッチ。(昨年のありさんとこだまさん)

 そうこうしている内になんと周囲の予想を裏切りnobuさんが帰ってきた!(・。・)アリさんとの1分30秒の差を逆転して堂々の2位キープである。nobuさんがここまで速いとは!nobuさんに遅れること2分でアリさん到着。トップは既に第2ランも終えゴールしている。(・。・)
 59分56秒/1時間21分26秒

6.第2ラン
 雨は土砂降り状態。足は重く、走りたくない気分が満杯である。モチベーションも最低ラインでストップウォッチのスタートボタンを押すのを忘れたほどである。更に他のランナーは28kmのバイクを終えたあとの疲労困憊状態でのランであり、フォームががに股のようになり明らかに第一ランよりペースは遅くなっている。
参加賞
参加賞。水溜食品の漬け物、万能鋏、カレンダー。
これを余力のあるリレーランナーが無慈悲に追い抜いていくのは武士道精神に反する。他のランナーのペースを乱さないように押さえて走る。(^_^;) もちろんラストスパートもなく淡々とゴール。(^_^;)
23分20秒/1時間44分48秒

7.反省会
 海浜温泉ゆうらくで汗を流したあと薬剤師会の先生お二人も含めて入船飯店で反省会となった。薬剤師会は初めての参加しかも殆ど練習無しにも拘わらず精鋭チームは1時間54分44秒の好記録。さすがに我々より20才近く若いだけに末恐ろしい物を感じさせる。
 そして何よりの収穫はこだまさんnobuさんの快走で勝ち得た薩摩精酎組チーム部門2位(6組中)であろう。タイムは堂々の1時間43分24秒。我々も昨年に続き何とか部門3位に入賞。v(^^)
 ビールと焼酎そして美味しい中華料理に舌鼓を打ちながら来年の参加を全員で誓ったのであった。そして3人しか飲めないのに禁断の昼焼酎はゴイゴイ進み「三岳」五合瓶は瞬く間に空になった。(^^ゞ


  
 表紙 鈍足おんじょランナー  第28回ランニング桜島  第20回えい新茶大野岳マラソン