第32夜 精酎組種子島に遊ぶーその1


                 日時: 平成15年10月25日(土)〜26日(日)
                 

 

 旅の成功を祈ってビールで乾杯!
ロビーでお湯割り
 寸暇を惜しんで焼酎道に邁進する。(^^ゞ
 
  参加者: Aptiva野郎師たぶっちゃんこだまさん、にっしー

  本日の主役: 桜島年号焼酎2003年(本坊酒造)金兵衛新酒、ハナタレ、樽貯蔵(種子島酒造)島甘露(ア酒造)


  9月来訪の台風に阻まれた種子島遠征が焼酎造り真っ盛りのこの時期にようやく実現した。
  今回も太平洋南方では台風17号が不穏な動きをしていたのであるが、薩摩う風酒護神を自称するこだまさんのあらたかなる霊験で遙か彼方小笠原周辺に閉じ込めた!・・・と言うことにしておこう。(^_^;) 何しろ前回のトッピー欠航以来嵐を呼ぶ男を巡って、仲間内でも何とも情けなく醜い言い争いで一触即発状態だったのだから・・・。(^^ゞ

  出航45分前にAptiva野郎師(以下あぷさんと略称)、こだまさん、にっしーが鹿児島港北埠頭ターミナルビルで落ち合う。 座席予約を済ませた後、たぶっちゃんを待つ刹那、早速缶ビールをプシュー!乾杯!( ^_^)/□☆□\(^_^ ) ショケは大阪屋製菓の珍々豆

  たぶっちゃんは我々と同じ頃到着していたらしい。 ロビー反対側に潜伏していたのを発見。 改めて乾杯!(^_^;) 
  あぷさんはなんとリックからポットを取り出し焼酎お湯割りを造るではないか。(・_・)


トッピー乗船前。巨大な土産はたぶっちゃんの気配り。

  午後3時、勇躍乗り込んだトッピーは静かに岸壁を離れ、防波堤の外に出るや否や速度を上げて浮上し翼航走に移ったのである。 時速70km強。 何たるスピード感!・・・は殆ど感じられなかった。(^_^;) というのも我々の座席は2階右側最先端で視界はわずかに右後方薩摩半島側しか望めなかったからである。
  と言うわけで、船内では本格的な酒盛り開始。(^^ゞ たぶっちゃんはレンタカーの運転という大役が待機しているために、ショケだけで済ます。

  長崎鼻沖を過ぎ開聞岳の有姿に別れを告げるその刹那、ホームページ上に毎日この山の写真をアップしているこだまさんが感慨深い顔をされた・・・ように見えた。 あるいはヨクロボ同士の感傷だったのかもしれない。(^_^;)

 船内は即座に宴たけなわ状態に!(^^ゞ

  佐多岬沖を通過しいよいよ大隅海峡突入! 強度の揺れを恐れ船酔い中枢を麻痺すべくさらに飲酎のペースを上げるが、あに図らんやジェットフォイルは殆ど揺れず快適なままである。\(^O^)/

  右手に馬毛島ののっぺりと平坦な島影が見えた頃には持参のペット酎「桜島年号焼酎2003年」約5合はすっかり空になり、間もなく西之表港のアナウンスが入った。
  酔くろて蔵見学ち失礼じゃっどね〜。(^_^;)

  午後4時40分西之表港着。 種子島に第一歩を記した時の印象は暖かい事であった。緯度的にはさほど変わらないのだが肌にまとわりつく空気が暖かく柔らかいのである。

我々を出迎えて下さったヨカニセ・ヨカオゴジョ。
  半袖で出かけて正解などとほくそ笑んでいると、「田渕酒店様」のプラカード掲げたよかにせと、「Aptiva野郎様」のプラカードを掲げた美女を発見。よかにせア酒造専務ア吉弘氏で、蔵までの道案内のために親切にも港まで出迎えて下さったのである。 恐縮そして感謝! 美女はレンタカー会社の方であった。

  レンタカーの手続きを済ませ、たぶっちゃんの運転でア専務の車に続く。 種子島は山が少なく平坦な島と思いこんでいたのだが、結構坂が多い。 太平洋が望める丘陵地に到着すると眼下にサトウキビ畑と唐芋畑が拡がり砂丘海岸に続いていた。 何とものどかで何かしら懐かしさを呼び起こす風景である。 ここが最強唐芋安納芋の産地安納地区である。 ア酒造の工場も一幅の絵のように風景にとけ込んでいた。

    ア酒造へ


「金兵衛」は近代的寿司割烹。

  ア酒造を辞す頃にはすっかり夜の帳が降りていた。 ホテルへの帰途も高崎専務が先導して下さった。 畑の中を縫う路は一度やそこらでは覚えられず、増しては夜道である。 暖かいご配慮に感謝!ただ感謝! m(_'_)m
  何でも投宿のホテル「いもと」はア酒造本社の近くらしく、駐車場もア酒造所有らしい。

  料金前払いでチェックインを済ませ、部屋で休む間もなく夕食会場「金兵衛」へ。 西之表市は2本のメインストリートが約50m程離れて平行して南北に走っているように見える。「金兵衛」は海沿いのメインストリートにあり、離島に不釣り合いな(失礼)近代的な高級割烹である。 我々は1階の小座敷に腰を据え、刺身の盛り合わせと各種ショケの盛り合わせを注文した。

  隣の予約席に鎮座している紳士はなんと種子島酒造の会長さんで、蔵見学に来た旨告げると、我々の席に「金兵衛新酒」を届けて下さった。 まことに有り難く感謝、ただ感謝!

今夜のチョー豪華なショケ。まこてうんまか!(^^)

  種子島の海の幸に舌鼓を打ちながら飲む地の焼酎の旨いこと・・・。(^^) ワイワイ盛り上がっていると、あぷさんは酔っぱらって隣の会長さんの所に挨拶に行った。 すると会長さんは最上級の安納芋からわずか100本?しか取れなかったPB焼酎「弥一」を勧めて下さった。 すっきりした味なのだが濃醇な味わいを生でゴイゴイと頂く。 これはうんまか! 次にギンギンに冷やした「金兵衛ハナタレ」を飲む。 70度以上アルコール度数はありそうだが、睥睨し威圧的な強烈さではなく、何かしら優しさが感じられる味わいなのである。 しかしやはり口に入った瞬間ぼ〜〜〜と火を噴きそうではある。(^_^;) 

  こだまさんは焼酎に魅せられ秋田から鹿児島開聞に住み着いたと吹聴し、会長さん達の関心を一身に集めたところで、「種子島紫」グラスを所望するという暴挙に及んだ。(・_・) しかしながら何たるふっとっぱら! 快く望みを叶えて下さったのである。 しかも一個だけではなく4種類程のグラスを2セットで下さった。 こだまさん、それは職権乱用、反則技じゃなかね!と小心内気なおんじょはやっかむのである。(^^ゞ


 種子島酒造曽木会長とツーショット。
  かなりハイテンションになったあぷさあは樽に入った「金兵衛」を発見し、これを所望した。 テーブルに運ばれた焼酎を生のまま飲んでみた。 馥郁と薫り高い上に芋焼酎の骨格をはっきりと主張していることに驚愕。 今迄芋焼酎の樽貯蔵には懐疑的だったのだが、目から鱗が落ちる程の旨さであった。 芋焼酎の可能性の広がりを予感させられた。(^^)
  途中武州の秘剣師や相州のおこめ一家と電話で歓談したのだが泥酔故何を話したか殆ど記憶なし。(-ー;) ごめんなさい。m(_'_)m

  散開間際に今回の種子島遠征の案内をかって下さった妙齢のH女史登場。 酒類小売り組合の熊本研修でたぶっちゃんとは共に机を並べた学友で、お互いの誠実さに惹かれ合い、種子島での再開を約した間柄らしい。(*^_^*) うむぅぅ・・・我々付録が付いていて良かったのだろうか。(-_-?) H女史の明るく屈託のない笑顔に翌日の充実が予感され、まだ見ぬ風景にも胸を膨らませ、9時半頃金兵衛を散開した。

金兵衛 is No1!

ぐふふ・・グラスゲットぉぉ・・

この焼酎を取り扱いたい!

ハナタレは焼酎の華じゃっど!
 ヨクロボ4態(^_^;)

  ホテルの近くの酒屋で「島甘露」5合瓶を購入(記憶無し(^_^;)、あぷさあーこだまさんの二才部屋で少しだけ飲んだのだが、どうしても禁断のラーメンを食べたくなった。 もう寝ると尻込みするおんじょ部屋同室予定のたぶっちゃんをあぷさんの部屋に押し込めて、こだまさんと再び夜の西之表市街地を彷徨することに・・・。(^^ゞ 

  探し当てた店は確か「香港・・・」なんて名の中華料理屋だったような・・・。(-_-?) ここでビールを飲んでラーメンを・・・。鶏ガラから取ったスープは軽くいくらでもゴイゴイ食べ飲み込めそう!嗚呼デブ道一直線!(-ー;)

  二人で満足しながら凱旋した時、危機的現実に愕然とした。 それは当初予定の部屋割りが既に崩壊し、こだまさんと同室になってしまったことである。 これまで老若男女問わず、泥酔したこだまさんのプロレス技による犠牲者の多発は薩摩焼酎界では周知の事実である。(>_<) いくら泥酔したとは言え冷静沈着をモットーとするにっしーとしたことが・・・!(-ー;) 種子島の焼酎は人の防衛反応さえも麻痺させる程向精神薬的効果が強いと言えるかも知れない。(^_^;) あとはこだまさんにも愚生と同様の薬理効果発現を期待するのみである。 (^∧^)

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