第31夜 キャンプ酎


                 日時: 平成15年8月9日(土)〜10日(日)
                 場所: かいもん山麓ふれあい公園オートキャンプ場

 参加者: おこめさん一家、Aptiva野郎さん、あぷともさん、エスエヌさん、台帳管理人さん一家、宝納さん一家、こだまさん、酔船さん、こだまさんとこいのヨクロボおんじょ二人、にっしー 

 本日の主役: 天文館(宇都酒造)Be Kagoshima(本坊酒造)利右衛門(指宿酒造)萬年35度(渡辺酒造)寿中垂(尾込商店)、津貫屋(本坊酒造)、子鹿35年古酒(子鹿酒造)その他ワイン・ビール多数
 
 本日のショケ:バーベキュー、焼きそば、西村屋のちけあげ、ニガゴイ、鰹・しいらの塩辛、手製焼き豚、その他。.

  

 テント設営中のあぷさあ、あぷともさあ。

  大型で強い台風10号は全国各地に凄惨な爪痕を残していったが、なんと薩摩上陸寸前のう風に向かって相州より南下を企てた方がいる。その方は関東の台風守護神として近年上陸を阻んでいると豪語するおこめさんである。呼び寄せているのは薩摩の台風守護神を自認するこだまさんである。

  守護神の霊験か、台風の県本土上陸は寸前で辛うじて免れたのだが、無情にも鹿児島県内の交通機関は大混乱に陥ってしまい、羽田ー鹿児島便はことごとく欠航を余儀なくされたのである。

 軟弱にも電池式扇風機で火起こし。(-_-メ)

  このような状況下、我々凡人は来鹿を断念するのが常であるが、守護神の面子にかけても台風に挑もうというのが前述の二人なのである。なんと羽田ー福岡間の空路が運航中と見るや、こだまさんは台風の真っ只中福岡まで自家用車を走らせ、おこめさん一家を強風吹きすさぶ福岡空港に誘導捕捉した後、鹿児島まで護送したのである。一般的感性の持ち主では決して発想し得なかった百戦錬磨の救出作戦をいとも平易に立案実行したこだまさんの栄誉を讃え、薩摩精酎組特殊部隊隊長の階級章が与えられたのは記憶に新しい。(^_^;)

  同日午後空路福岡入りを企てた都城出身のくーろんさんは台風のため着陸できずに、羽田に引き返したらしい。

 主役無しの飲んかたの様子

  このことからも、この作戦が如何に紙一重的奇跡的な快挙であったかが、理解できよう。(^^)
翌日は台風一過、快晴無風で絶好のキャンプ日和となった。これも我々の常日頃の善行の賜であろう。くーろんさんの訪問を受けた愚生が3時半頃キャップ場入りした時には、Aptiva野郎さんアプともさんはテーブルとチェアーを出し木陰で涼を取りながらビールの到着を今か今かと待っていた。 で、テント設営前に早速プシュ〜・・・。(^_^;) 一息ついてからやおら設営に取りかかる。愚生の5人用テント、Aptiva野郎さんの3人用、5人用及び8人用テントとターブを次々と設営し、あまりの手際の良さにアプともさんが感嘆することしきり。(^^)

 まだ薄暮で灯り要らず

  早めに近くの温泉にでも入りたかったのだが、留守番役が来ないため、やむなくビールを飲みながら時間を潰していると、宝納さんがご子息二人を伴って到着。 本格的キャンプらしく設営されたテントに驚いた様子であった。この親子には焼酎んしょけのミナ調達のため近くの海岸まで使役に赴いて頂いたが、台風の余波のため波が高く、残念ながら不漁であった。

  ご子息は高校生と中学生であるが所構わずゲーム三昧の愚息どもとは大違いで、父親の指図を良く聞き、危なっかしい手つきながら何かと炊事の手伝いもやる。これも宝納家の家庭教育の成果なのであろう。誠に羨ましい限りである。

  5時過ぎバーベキューコンロの炭火を熾し、食材を調理していると台帳管理人さん一家が到着。台帳管理人さんは今後家族のレクレーションにキャンプも選択枝に入っているらしく、アプさんの装備など羨望の眼差しで眺めていた。奥様特製の焼き豚がこれまた美味であった。
  時間をほぼ同じくしてエスエヌさん到着。聞けば開聞までJRで開聞まで来て、駅からは徒歩で来られたとのこと。我々が準備酎と見るや、またもや何処かに散歩に行かれた。いや〜良く歩かれますね〜。(・_・)

 焼き物係。結構汗をかきます。

  ニガゴイを切っているところにおこめ一家到着。昔Y校球児のマッチョなご主人とべっぴんさんの奥様。愛くるしい女の子二人のなんともメロドラマに出てきそうな羨ましい家庭である。
このような美人を前にすると無骨な薩摩人は突然寡黙になって、かえって無愛想との印象を与えるようである。じっさいおこめさんのあまりの美しさに言葉を失い、緊張し、殆どお話が出来ない状況に陥ってしまった。少年時代好みのタイプの娘の前では羞恥心の固まりとなって避け廻っていた事が今でもトラウマに・・・。(^_^;)

  おこめ一家が風呂に行かれたため、結局我々の温泉上がりのビールは水泡に帰してしまい、「じゃぁ〜!(*^_^*)」、ということで焼き方始めで、飲んかたが始まった。(^_^;)

 最初は静かに飲んでいたおこめ一家。

  エスエヌさんは鹿児島大学を定年退官された生理学者である。こだまさんの勤め先の親方とはご学友とのことで、ネットを通じてこだまさんと親しくなり、芋蔓式に愚生と飲んかたをするようになった間柄である。 よくお聞きするとお年は70歳を越えられたとのことだが、パソコンを駆使できる斬新性、脚力、飲酎力等いささかの乱れも見せずに矍鑠とされておられる。
愚生とも同時期大学に勤めておられ、もしその頃知り合っておれば、もっと充実した飲酎ライフが送れたものをと少々悔やまれる。(^_^;)
 シイラと鰹の腹身の塩辛をご持参下さったが、これがなんちゅわならん程美味で、焼酎に良く合う。他のしょけは何にもなくても、これだけで焼酎5合は飲めそう。しかし、血圧が・・・。(-ー;)

 こだまさんの見事なホストぶりに一気にヒートアップ。


  宝納さんが「焼酎の会におこがましいのだけど・・・」とクーラーボックスからおもむろにワインを取り出した。日本人が良い葡萄を求めてオーストラリアに渡った日本人の方が現地で醸造したワインらしい。ほどよい酸味と爽やかさ。愚生の好みのタイプであるが、他の人は誰も手を付けようとしない。で、宝納さんと二人で開けることに・・・。やはり肉料理には良く合いますね。(^^)

  雑多な酒をゴイゴイ飲んで頭が早鐘のように鳴り出した頃、・・・恐らく8時過ぎだと思う・・・、おこめさん一家が風呂から帰ってきた。


 お湯割り原理主義を懇々と説くあぷさあ。手前に垂涎の「子鹿」。
  おこめさんはよんよんさんと同じく、こだまさんの昔の職場の同僚とばかり思っていたのだが、実際はよんよんさんとおこめさんがネット仲間で、そのつてで昨年秋に初めて泊まりがけの飲んかたを行い、急速に親密度を増していったらしい。たった一度飲んだだけで、窮地親友の如く献身的に振る舞える・・・。(・_・)
愚妻には到底理解し難い世界でしょうな。(^_^;)

  このころから記憶が怪しくなってくる。開聞岳を照らす着きが美しかったのは憶えているのだが・・・・。そういえばこだまさん秘蔵の「子鹿原酒」37年間壺貯蔵をゴイゴイ頂いたような・・・。
  それと共にデジカメのバッテリーがついに力尽きた・・・。(>_<)

  11時頃であろうか、酔船師匠が遠路駆けつけて何か焼き物をやるのに、炭が残っていないと大騒ぎになり、こだまさんの家まで取りに行かれたのまでは憶えているのだが・・・。
  朝目覚めた時にこだまさんの同僚二人を確認した。 深夜に来られ愚生とも話をされたとのことだが・・・(-_-?)、全く憶えていません。(-ー;)

 中途戦線離脱し、ひとまず休憩の面々

  シートを引いてあるところでは、酔船師匠が甲斐甲斐しく朝ご飯を作っているではないか。ご飯にみそ汁、それに特性豚茄子シシトウの唐辛子味噌蒸し料理を作ってくれたではないか。いやぁ〜、キャンプの朝食にこんな豪華な物を食べられるなんて・・・。昨夜の遅れを少しでも取り戻そうと並々ならぬサービス精神であり、その姿は神々しくもあった。 で、ビールを少々飲んで・・・。(^^ゞ

  愚生は子供の野球の応援のため後片付けをみんなに任して8時にキャンプ場を辞した。残った焼酎は戦利品として各自好きな銘柄を持ち帰ったらしい。

 木漏れ日の中、朝食に腕を振るう酔船師匠。

  薩摩精酎組としては3度目のアウトドアー焼酎であるが、本格的なキャンプは初めてで、皆結構楽しめたようである。我々が有する全ての装備を駆使すれば、20名のキャンプも楽勝であることが判明。これに味をしめて来年以降も定期的拡大的ににやりましょう。

  今回のレポートは痴酔性健忘症もさることながら、殆ど飲み始めから泥酔してしまい、周囲の状況が全く把握出来ていないのである。 さらに写真も頂いたが、その殆どが愚生ベロンベロンに情けなく泥酔している絵ばかりで、公序良俗に抵触するので、公開致しません。(^_^;)  願わくは参加された方に、このレポートに書き足して頂きより正確に完成させようと思うのだが如何でしょう?

  
   いやぁ〜、ほんのこて焼酎の縁ちよかどな〜!

 
   
表紙 焼酎の部屋 焼酎伝道師の集い 第30夜 同窓会酎 第32夜 精酎組種子島に遊ぶ1・2