第30夜 同窓会酎


                 日時: 平成15年7月26日(土)午後5時
                 場所: 加世田交流館サンパル・コテージ


 参加者: 焼酎をこよなく愛する会の5名、こだまさん、村上君、肥後君、江藤君、中原君、にっしー 
 本日の主役: 桜島黒麹仕立て(本坊酒造)一どん(杜氏の里笠沙)さつま老松(老松酒造)ゆう(老松酒造)兼八(四谷酒造)、あとビール発泡酒多数
 
 本日のショケ:牛肉、豚肉、きびなご、鰹腹皮のバーベキュー、西村屋のちけあげ、鰻蒲焼き、島津梅、その他。.

  
 
  mentaico君の来鹿に合わせて、高校時代の同級生も集まろうと言うことになった。が、何人集まるかからっきし見当が付かない。いつもの如くテゲテゲなのである。(-ー;) ここはいろんなグループとのジョイントでノンカタをしようと、薩摩精酎組南薩方面隊隊長こだまさんに応援を依頼し、コテージの庭で参加人数不詳のバーベキューをやることになった。

  1時過ぎにこだまさんとラーメンを食べに行き二人でビールを1本だけ飲む。その後「いろは館」で温泉サウナにじっくりと浸かり、風呂上がりに350ml缶ビールをそれぞれ1本だけ呷る。 サザンウィンでの食料買い出しでは残飯発生とカロリー過多を危惧して、肉の量をかなり抑えた。(決してケチったのではないので、念のため・・・。(^_^;)

  5時頃我々だけが先にコテージに入る。ビールを飲みながらBBQの準備をしようとしたのだが、なんと冷蔵庫にはmentaico君達が残して置いてくれるはずだった飲み物が一切入っていない。(-_-?) 仕方なくこだまさんに我々二人だけのビールの調達を依頼した。 彼は、なんと500ml缶ビールが4本入ってレジ袋を掲げて、こぼれんばかりの笑みを浮かべて帰ってきた。 これまでのビールが250ml、350mlと飲み足りなかったんだね〜。(^_^;)
    

 サンパルの気持ち良い庭。地元のおんじょ達は指図されずともテキパキと動く。

  そうこうしている内に村上君肥後君江藤君が到着。

  彼らとほぼ時刻を同じくして、福岡の焼酎をこよなく愛する会の面々が帰還。

 この日は知覧〜指宿〜開聞〜枕崎〜笠沙と南薩一周したらしいが、最後の杜氏の里が時間切れで見学できなかったとmentaico君の表情に無念さがにじみ出てたいた。

ノンカタの様子
女性陣に準備は任せ、飲んかたは始まった。江藤君は一心不乱に鰻を焼く。
  愚生はBBQ用の野菜の下準備をしようとしていたのだが、これ幸いと女性陣にこの難行を全て押しつけてしまった。後でよく考えると、お風呂にでも行って貰って、その後手伝っていただけば良かったと反省することしきり。 焼酎飲んゴロというのは、早く落ち着いて飲むことしか念頭にないんだね〜〜・・・。(^^ゞ

  江藤君とは卒業以来初めて会った。高校3年の時は同じクラスだったにも拘わらず、殆ど話をしたこともなかったような・・・。笑顔にひねた学生時代の面影が残っている。 なに?お互い様だって?確かに・・・。(^^ゞ 
  しかし、彼は物の見事に羨ましい程に痩せているのだ。 おい、ほんのこてどっか悪りとじゃなかか?


 グッズ富権者村上君とmentaico君。何時もにこやかお母さん。
  村上君は最近家族が遊んでくれなくなってから、アウトドアーに目覚めたらしい。(^_^;) 財力に物を言わせてグッズを買い漁ること。 先日の同窓会でも自嘲気味にグッズを自慢していたが、三菱シャリオの荷室に鎮座していたシガー電源、ガス両用の冷蔵庫に度肝を抜かれてしまった。(・_・)これを車からコテージまで運ぶのだが、相当重い。「ないが入っちょっとよ?」と聞くと、空けた中身は糖質70%カットの発泡酒ばっかり。「こいじゃれば肥えんでね〜。(*^_^*)」と、早速プシュー・・・、グビグビとやり出す。確かに彼は若干太めではあるが・・・、どひこ糖質カットちゆてん、そげん何本も飲めば一緒じゃっどが・・・。(・_・)

 今もよかにせ肥後君。
その他にガスバーベキューグリルも持参している。かなりのグッズ富権者なのである。キャンプちゆとは快適性よりも自然と如何に調和するかじゃなかか(-_-?)、と持てない者はやっかむ。 しかし、これからのキャンプは必ず村上君に同道しようと日和る。 もうこの歳になれば、ちっとでん快適な方がよかでね〜。(^^ゞ

  肥後君は村上君に引っ張られる形でアウトドアーに手を染めたらしい。彼はスポーツマンらしい締まった体つきをしている。ただ、・・・止めちょこう。自分の頭を棚上げするのは・・・。(-ー;)
 「にっしー、土産に『さつま老松』を持ってきたど。そいとこだわり焼酎『呑酔楽』はなかったで、『ゆう』を持ってきた。」と村上君。
「おいは『一どん』を持ってきた。」と愚生。 「なんち、そいはおいが持って帰っで!」と「一どん」を紙袋に仕舞い込む村上君。

 
「ゆう」を抱えてご満悦の秋田出身薩摩人アントニオこだまさん。
「ないをゆとよ。こいはみんなで飲んたっど!」と紙袋から焼酎を引き出そうとする江藤君。必死に防戦する村上君。何とも微笑ましいですな〜。で、村上君の優しさというか詰めの甘さがあとの惨劇に・・・。(^_^;)

  「にっしー、こん焼酎は飲んだことなかろう!」と勝ち誇ったようなmentaico君が福岡土産「兼八」を差し出す。
「こんたうんまか麦焼酎じゃっどね〜。『いい○こ』や『二○堂』と全然違ごて、ローストしたよなコクがまこてよかどね〜!(*^_^*)」と応酬する愚生。
「なんじゃ・・・。節操なく、ないでんかいでん飲んじょっこっ!(-ー;)」と若干落胆気味のmentaico君。(^_^;)

  江藤君と村上君はガスバーベキューグリルで大崎町特産の鰻を黙々じゃなかったやいのやいのと騒ぎながら焼く。この鰻、村上君の差し入れだが、さすがに日本有数の養鰻地帯。適度の脂の乗りと身の締まり、実に美味なのである。しかし・・・、どうせならご飯と一緒に食べたかった。(^_^;)

江藤君の背後からの解説に「桜島黒麹仕立て」がより引き立つ。(^^)


  そのご飯であるが、なんと村上君は固形燃料を使う炊飯器も持参し、これ見よがしに実演するではないか。家庭用の電気炊飯器を持って行く愚生とは違い、これだけこだわれば大したもんである。ただただ感服!

  BBQはまずキビナゴの塩焼きから。これは肥後君と愚生の係。人に出す前にまず味見。焼酎に最適ですな。これだけ人間が集まるのだったら・・・と、ワンパックしか買わなかった見通しの甘さを激しく後悔。 

  野外で車座になってワイワイやりながら焼酎を飲む。これに親しき友や旧友が語らえば至福の時ですな〜。車座はやがて解けて、2〜3人の輪がそこかしこに出来て、笑い声が響き合う。まこてよか晩な〜!

 女性から感嘆の声が飛ぶ中ライトを取り付ける村上君。何とも頼もしい!


  いつの間にか夜の帳が降り始めた頃、村上君がまたもや電気仕掛けのランタンをセットしだした。まあ色んなよかもんを持っちょっもんじゃっ!(・_・)こいのエネルギー源はないね?ガスね?なんて聞こうと思ったが、その頃から記憶が怪しくなってきている。(-ー;)

  酔った勢いで仙台在住の我らがマドンナizabel(50過ぎてなんとも凄いハンドルですな(^_^;)に地震見舞いの電話をしたような気がするのだが、愚生は殆ど語らずじまいだったような・・・。(-_-?)真相はどげんじゃった?

  みんな酔いが回ってから、江藤君が「一どん」を引っ張り出して、飲み始めた。その時村上君が起きていたかは不明だが、翌朝「なんち〜!(-"-)」と激怒したのは確か。(^_^;)

  プロレス狂のこだまさんが江藤君に四の字固めをかけていたのを酔眼で眺めていたような・・・。(-_-?)

 お母さんと屈強無比の肥後君。崩落寸前の愚生。(>_<)
で、愚生はそのままシートの上で酔い潰れたみたい。(^_^;)誰も「にっしー、こげな所で寝っと風邪を引っで、部屋のベッドで眠れ!」なんて優しい言葉はかけないのですな。(-_-メ)

  中原君の声で目が醒めた。11時頃だったと思う。彼は仕事の合間を縫って枕崎から駆けつけてくれたみたい。周囲を見渡すと肥後君とブッチャンしか残っていないではないか。寝っ転がりながら焼酎を飲むと再び睡魔が襲ってきた。中原君がぶっちゃんに得意のオヤジギャグ連発でゴルフのレッスンをするのを夢うつつで聞いていた。 おいもゴルフでは悩み多き中年じゃっど!中原君、おいにもゆっかせて!
  
  深夜1時頃意を決し熟睡を求めてコテージに入った。 すると、ない!寝るところがない!よく考えたら寝具は7名分しか申し込んでいなかった。(^^ゞ


  こっちはアカデミックな焼酎談義か。(-_-?)
  誰よりも早く崩落した愚生を屋外に置き去りにしたのは・・・。なんたる薄情!(-_-メ) ベッドを奪い取ろうと思ったがヨクロボ同士の情け、断念し、村上君が敷いてくれたシュラフの上に転がり込んだ。枕がないと寝られない・・・、背中と腰が痛い・・・と反芻しつつ爆睡したようだ。

  明け方5時に騒々しく起こし回るだみ声が宿酔いの脳髄を掻き回す様に響き渡る。村上君である。頑なに覚醒を拒んだのだが、執拗に継続する「飲んど〜〜!飲んど〜〜!早よ起きらんや〜!」の怒声に、ついに抗いきれず、「どこんおんじょよ〜、こげな早よからやぞろし!(-_-メ)」と呻き、思い頭を何とか支えながらテーブルに座る。

  聞けば中原君は5時前に起こされて仕事に帰ったとのことである。で、村上君は既にコンビニ迄朝食を買いに行ったらしい。(・_・)

 かくして周囲が呆然とする中早朝飲んかたは始まった。(-ー;)

  それからまたもやビールで酒盛りが始まる。2杯ぐらい飲んだあとであろうか、「も、毒喰らわば皿まで、じゃっど!(-"-)」と残った「さつま老松」のお湯割りを呷った。これは結構効きましたね〜。この日一日中半覚醒状態フラフラでした。(^_^;)
結局ベッド布団でヌクヌクと惰眠を貪っていた連中も、三々五々起き出し、早朝飲んかた、ビールの洗礼を浴びることに・・・。(^_^;)

  まあ、愚生も呆れ果てたけど、福岡の来客はもっと呆れたかもね〜。(-ー;) こだまさんなんかは我々おんじょを、幕末の薩摩志士に重ね合わせて尊敬の眼差しで見ちょったような・・・。(^^ゞ

  酔眼で辺りを見渡すと、ブッチャンがいない。(-_-?) お母さんが外に探しに行くと、なんと車の中で寝ていたらしい。コテージの中は満杯だったもんね。(^_^;)
  同窓会のゴルフ大会に出陣する肥後君を見送った後、片付けを済ませ、9時半頃再開を約し散開した。

  久しぶりにけしんかぎい飲んだような・・・。(^_^;) 予想外にたくさんの同級生が集まるのも、mentaico君や村上君の人徳! 胸襟を開いて語り飲める同級生や盟友達。 まこてよか晩、よか朝じゃったな〜!またしもんそ!(^^)

  
  いやぁ〜、ほんのこて焼酎の縁ちよかどな〜!
 
   
表紙 焼酎の部屋 焼酎伝道師の集い 第29夜 焼酎をこよなく愛する会 第31夜 キャンプ酎