大祝賀会


    日時: 平成14年10月26日(土)午後3時〜
    場所: 鹿児島市名山町「鷹」

  参加者: Aptiva野郎さん台帳管理人さん、おのちゃん、goidaさん、にっしー

  本日の主役: 天文館(宇都酒造)、手造りおはら(本坊酒造)、大楠(白金酒造)、武家屋敷米(知覧醸造)、八幡(高良酒造)桜島年号焼酎(本坊酒造)、田苑黒(田苑栗源酒造)、新芋焼酎(国分酒造)、小鶴新酒(小正醸造)、らんびき(ゑびす酒造)、他多数。

  本日のショケ: 刺し盛(鯛、イカ)、鶏の唐揚げ、おでん、鯛の味噌汁、辛子明太、胡瓜の漬け物、その他沢山美味だけどとても食べきれなかった。(^^ゞ)



本日飲んだ焼酎
Aptiva野郎さんがかき集めた銘酒の数々。
  鹿児島県酒造組合南日本新聞社の主催で「本格焼酎のある風景ー写真コンテスト」が行われ、盟友goidaさんが目出度くも入賞された。 このコンテストには我が精鋭Aptiva野郎さんも数枚応募していたらしいが惜しくも落選の憂き目にあった。 10月25日の南日本新聞に優秀作が掲載されていたが、写真としてはかなり高いレベル、殆どプロ級の秀作ばかりであり、その中でgoidaさんが大学写真部で鍛えた腕前を発揮して入選したのは、我々焼酎ノンゴロにとって叙勲級の慶事と言わざるを得ない。 で、27日挙行される表彰式に出席するために来鹿したgoidaさんの大祝賀会をすることになった。 #別に名目はどうでも良くてただ飲ン方をしたいだけとの話もあるが・・・。(^^ゞ)

  小生当日は午後6時より業界団体の研修会があるので、「鷹」に無理を言って、飲ン方は3時スタートにして貰ったのである。 しかしながら、武州の焼酎評論家秘剣師は小生のズンダレタ所を見抜いておられ、酔くろて研修会には出られないだろうと予告していたのである。 (-'-)   他人の予想通りに事が運んでは面白くない。 如何に飲酎量と反比例して崩壊する脆弱な理性とは言え、職務上のことでもあるし、必ず研修会に出席するという固い決意の元、3時前に鷹の暖簾を潜った。

  Aptiva野郎さんは待ちかねていたように見えた。 早速「田苑黒」お湯割りで乾杯をする。 ズビズビズ〜〜と呷りながら、「こんた、骨のある味じゃっどな〜!」などと最初は感想などをほざいていたのだが、少々酔ってくると、後は手当たり次第になってくる。(^^ゞ) 

飲ン方全員
今回の焼酎ノンゴロ精鋭。
  3時少し過ぎて本日の主役goidaさん登場。
写真の入選もあるが、宮崎県庁試験合格及び婚約と慶事続きなのである。 これは今年の運気最悪の小生としては、あやからないといけないでしょう。(^_^;)
  
  goidaさんは福岡の麦焼酎「らんびき」と昭和58年蔵出しの「武家屋敷米」をご持参下さった。 聞く所に依るとこの20年物の米焼酎は馴染みの酒屋からたった100円で買ってきたとのことである。(・_・) これは確かに上品で旨い! しかし出来上がった薩摩人はどうしてもお湯割りに流れていくのですね。(^^ゞ)

  帰鹿途中数軒の酒屋を覗き、掘り出し物焼酎を発掘したらしく、同じく焼酎探索に執念を燃やすAptiva野郎さんと話の合うこと・・・。(^^)

  台帳管理人さんが到着したのは3時半頃。 福岡の展示試飲会から帰ってきたばかりのようで、色々触発されていたようだが・・・。

  4時過ぎになってオノちゃんが「小鶴新酒」を持参して到着。 9月11日「鷹」で一緒に飲んだことがあるのだが、小生母の忌中で、酔わない程度にしか付き合えずに・・・大嘘・・・。(^^ゞ) 薩摩焼酎の復権普及に情熱を燃やす若者である。 オノちゃんは実年齢より、かなり若く見える。 温厚そうな人柄は職場でも信頼と敬愛を得ていることを伺わせる。 さらに甘いマスクで異性にももてるでしょうな。(^^) この夜は宴たけなわで盛り上がっている妻帯者共を後目に午後7時頃撤退したが・・・。(-_-?)
  彼の職場に良く出入りしているAptiva野郎さんの話では、職業柄パソコンを酷使しており、常人では考えられないような故障が起きるらしいが・・・。(>_<)

迷い込んだ猫
ショケに釣られて迷い込んだ。
  ずらりと並んだ焼酎を前に、迷っているオノちゃんに、「一番最初はあたいげぇん天文館を飲んでくいやん!」と半ば強制的に天文館を勧める。(^_^;)  
  goidaさんの年齢を聞き(なんとgoidaさんのお父上は昭和28年生まれ・・・、小生よりお若い。) 、驚異的に若いと感嘆されていたが、小生から観るとオノちゃんも信じられないぐらい若いですな。 まあ、一つの飲み物で、世代を越えて盛り上がれるというのも、焼酎の良い所ですな。(^^)

  途中5時頃だったと記憶しているが(この辺りから痴酔性健忘症が顕在化してきている(^_^; )、九州焼酎探検隊の猛牛師よりgoidaさんに電話が入る。 相変わらず低音の美声である。 男が惚れ惚れするんだから、ご婦人方はキャーキャー言うこと必定でしょうな。(^_^;) まだ仕事中とのことで、散々羨ましがらせたような・・・。

  ワイワイ飲み進んでいくと瞬く間に時間は過ぎていく。 5時半頃にAptiva野郎さんが、「にっしーさあ、研修会の時間じゃごあはんか?」と諫めたような気がしたのだが、ヨクロボの判断能力はもはや完璧に欠落していたのである。 結局6時過ぎ秘剣師に電話を入れ、「がっつい、おまんさあん予測通りになっしももしたがお〜。(-ー;)」等と敬服した次第である。 秘剣師の予知能力、恐るべし!(^_^;)

  毒喰らうわば皿までとばかり、ゴイゴイ飲み進んで行く。 ふと観るとgoidaさんがコックリコックリやっているではないか。 福岡からの車の運転で疲れたのだろう。 ここは静かに寝かしつけて・・・、なんて軟弱なことは薩摩精酎組では通用しないのである。(^_^;) 筑前で大酒豪猛牛さんの薫陶を受けているにもかかわらず、おんじょより先に船を漕ぐなど由々しき事態、叩き起こした挙げ句、オヤジ特有の悩み相談という名の説教を始めだした。(^^ゞ) 
お別れ
「鷹」の前で別れの一時。

  彼の目下の悩みは備蓄酎が増大して彼女の逆鱗に触れつつあるとのことである。 なにしろ1升瓶が一月は持つ(本当か?)というgoidaさん、焼酎探索で酒屋を訪れるたびに、酒瓶が増殖する一方で、現在三十数本もの一升瓶が狭いアパートを不法占拠している状況らしい。 銃後の守りを自負する彼女とすれば、苦言を呈したく・・・殆ど恫喝に近いという話だが(>_<)・・・なるのも理解出来る。

  聞けば、彼女は酒はおろか、明太子始め焼酎んショケになりそうな珍味がことごとくダメで、goidaさんはアパートに於いて辛子明太禁断症状を起こしているらしい。(-ー;)
  「焼酎瓶の緊急避難先はやっぱい職場の机下備蓄スペースが一番じゃっど!」とAptiva野郎さん。 「人に飲まれることもありますよね〜。」とオノちゃん。 「ごいちゃん、姑息なこつ考えんじっ、秘剣どんげぇのごっ、彼女を焼酎好きに改造すっとが一番じゃっが! 女ごんしは甘かとが好っで、ムードに弱かで、手始めに洒落たレストランでワインを飲んながら籠絡すっとはどげんね?」 と小生。
  「それが・・・、私、醸造酒系は全くダメなんですよ。(-ー;)」とgoidaさん。 うむむぅぅ・・・、万策尽き果てた。 もう勝手にしなさい!って感じ。(^_^;)
武家屋敷米 らんびき



  晴れの祝賀会が、彼女の実家に引っ張られて、宮崎県人に帰化するgoidaさんの前途多難を予感させるものになろうとは・・・。(^_^;)

  ワイワイガヤガヤ、何を話したかは痴酔性健忘症のためほとんど脳裏にはないが、楽しい飲ン方は瞬く間に時間が過ぎてしまいますな。 泥酔崩落寸前の8時過ぎに、カミさんから収監予告の電話があった。 小生確か研修会と告げていたはずなのに、何故に「鷹」でずっと飲んでいるのを察知した。(-_-?)

  「鷹」の前で記念撮影をして別れ際、Aptiva野郎さんが「にっしさー、こん焼酎を持って行っきゃい!」と「武家屋敷米」「らんびき」を紙袋に入れて下さった。

  焼酎瓶を抱えながら、市役所前の港大通りに出てカミさんの車を探していたら、中央緑地の仕切ロープに躓いて前つんのめりに転びかけてしまった。 あっ、このままでは焼酎瓶が割れる!と瞬時に袋毎抱きかかえ、身体を反転させて左肩から着地させ、そのまま1回転横転して車道で静止した。 幸いにも車の往来が無く、怪我も左むかすね(向こう臑)をほんの僅かに擦り剥いただけで済んだ。 何よりも焼酎瓶を無事護送したことに大いに安堵した。(^_^;) しかし、あのような泥酔下でも冷静沈着素早い対応が出来るとは・・・。 焼酎を失うことは身を切るより辛いという焼酎ノンゴロの悲しい性のなせる業だろうか? それとも焼酎には人間の反射能力を高める魔力が潜んでいるのだろうか・・・?(^_^;)

  帰りの車の中は充実感に浸って爆睡した上、自宅に帰り着くやいなや、日本シリーズには目もくれずに崩落したらしい。(^_^;)

  いや〜、ほんのこて焼酎の縁ちよかどな〜!


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