JR矢岳駅
じぇいあーるやたけえき
JR肥薩線
無人駅
時刻表
マップ

訪問日:02/02/17

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矢岳駅はいずこ?

性懲りもなく肥薩線です。この前の写真でちょっと味を占めました。嘘です。
冗談はともかく、起きてみたら雨だったので今日はどうしようかなと思ったのですが、いろいろ片づけなきゃならないことと矢岳駅を見に行くのではどっちがいいかと考えたら、駅写真撮りに行く方がいいかなと言う結論に達しました。いや、この辺の私の心の動きはどうでもいいんだけど。

さて、前回真幸駅を撮りに行った際、一応矢岳駅へ行くルートの見当はつけていたつもりなんですが、これが結構大変でした。国道267で人吉に向かう途中に右折すれば行けるだろう(少なくとも地図を見る限りではそうだった)と思い、大口から久七峠へ。地図で見ると普通に国道っぽいんだけど、これがまあ大変。天候悪くてガスが充満していておっかないったらありゃしない。ぎりぎり離合出来るかというリスキーな道路を人吉に向かってひた走る。こりゃトンネルの一つも掘りたくなると言うものだわ(現在久七トンネル工事中)。

峠を下り終わって、そろそろ駅へ向かう右折だなと地図とにらめっこしてみるのだが、何もランドマークなんてないので当てずっぽうで道を選ぶ。今日は一応列車の入線に合わせてキハでも撮ってやろうかと思っていたので、列車到着に間に合うかどうか冷や冷やしながら車を走らせた。
なんというか、下ってきた分だけまた上っていくような道で、思いの外時間がかかる。途中で道がよくわからなくなるのだが、民家もないので確認のしようがない。これは間に合わないか? と思ったら、山の中に突然踏切が現れた。
どうも肥薩線って突然現れるんだよなあとか思いながら、これは駅が近そうだと勝手に推理して間に合ったとホッとした。ところが、踏切をすぎても一向に駅が現れない。民家もない。本当にこの道で合ってるんだろうかとかなり不安になっていると、唯一の目印である小学校が見えてきた。どうにか間に合ったみたい。日頃の行いか、雨も止みました。

島式ホームより。現在使われているのは片面ホームのみだった。

勝手に真幸駅のような島式ホーム一本の駅を想像していたら、意外に大きな駅でびっくりした。ホームは全部で(おそらく)廃止された貨物ホームまで含めると三面ありました。まあ、使っているのは上の写真の通り片面ホームだけのようですが。あと、貨物ホームらしき方に一本引き込みがありました。

駅名標。この古めかしさがたまらない。


入線、出発

さて、今回は入線撮るぞと意気込んで、構図とか考えてホームの端に陣取り試し撮りとかしてみたりしたんです。うむ、いけるぞと思っていたら、何故か後ろの方から警笛が……嗚呼……勘違いしてたよ……

ああぁぁ!! 逆から来やがった!!(笑


私が勝手に吉松行きと思いこんでいた人吉行き観光列車しんぺいことキハ31。運転士さんも、何であんなところで構えていたのだろうと思ったに違いない。


ホームよりしんぺい。乗客は、お父さんと子供二人、何で肥薩線に乗っているのかよくわからない若いカップル一組でした。


ありゃ、後ろから撮ったらいさぶろうに早変わり。マギー司郎のマジックじゃないんだからさ。


発車前の一コマ。発車ベルサービス。俺も鳴らしたかった……


人吉方面へ出発するしんぺい。本当はこの構図で入線を撮るつもりだったんだけどなあ。しかし、単行も久し振りに見ると可愛いものです。トコトコと山の中に消えていきました。


列車が去って、散策

流石に次の列車を待っているほど暇ではないつもりだったので、適当に駅の周りを漁って帰ることにした。

駅構内の水飲み場。やはり山の中だなあ。もちろん、肥薩線最高地駅です。


おそらく貨物線の跡だと思うけど……自信なし。駅の敷地はかなり広かった。


どうやら整備用のピットらしいのだが、雨水がたまって下水状態でした。


待合室。真幸駅もそうだったけど、よく掃除されていて綺麗。ベンチがやたら置いてあるのが気になるけど。


人吉市SL展示館

前回真幸駅で撮影していた時は、人っ子一人いなくて、私以外訪問者もなかったんだけど、矢岳駅は結構人が来る。撮影している間に三台ほど車で来た方がいました。でも、駅目当てではなくて、駅の奥の方にみんな行くんですよ。何かあるのかと思って行ってみたら、人吉市SL展示館なる物を発見。

遠くから見たら消防団の車庫のようにも見える人吉市SL展示館(いや、駅に半鐘があったもので)


静態保存されていたのはD51でした。保存状態はまあまあ。肥薩線の観光用に現役復帰と言うことはないのかな。


もういっちょD51。この展示館は照明がないので、この日のような天気だと撮影するのに一苦労。


他にも、通標閉塞時代の閉塞機とか展示されていたんだけど、暗すぎて撮れませんでした。ガラスの中だったし、ちと無理。しかし、人吉市もこんな山の中に展示館を作るとは、なかなかやるのお。

そして帰り道。

さて、撮影終わって帰るかの。帰りのルート選択なんだけど、なんつうか暗くなった久七峠は通りたくないので、人吉に下って高速で横川まで行こうと思い、山を下り始める。すると、人吉梅園という案内板発見。おや? 人吉梅園は大畑駅の近くじゃないの?
地図で見ると、矢岳駅から大畑駅に行くには、一旦人吉市街地に出てから国道221をえびの方面へ走らなければならないはず。むむ。これはと思い案内板に従って走っていくと、所々工事中の新たな道ができているではないか!
程なく梅園につくと、大畑駅の案内板があった。くう、しまった。こんなに近いんだったら一緒に撮ればよかったと思ったけど後の祭り。バッテリーもスマートメディアも残量なし。とりあえず駅だけ見ておくかと上っていくと、これまたスゴい山奥に大畑駅を見つけた。

で、ホームに入ってみると警笛の音が聞こえ、列車のエンジン音が山の方から響いてくる。時刻表と時計をすぐさま確認。むう、三分前に吉松行きが発車した模様。もう少し早く来ればスイッチバックが見られたのになあ。というか、地図にない道の存在を知っていれば、今日だけで大畑駅と矢岳駅を撮影出来たのだが。
ループ線を上っていく汽動車のエンジン音が近くなったり遠くなったりして、やがて聞こえなくなった。無念。

今回の撮影日程でわかったことは、矢岳駅は車で来るより列車で来た方がはるかに楽だと言うことだった。停車時間が七分ほどあったので、駅のスナップを撮るくらいは問題なさそう。
車で行く場合は、大畑駅→矢岳駅の方が効率がよさそう。どちらにしろスゴい山道を走らされますが。


なんというか、矢岳駅はとても情緒のある駅でした。ホームに駅舎からの屋根が伸びているあたり、ぽっぽやに出てきそうな感じだなあ。何となく気に入りましたよ、この駅。

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