くじらっぺおんらいんちゅーとりある其の壱

リズムを重ねる＋切り刻む ．．．くじらのように楽器が弾けない場合，ループを並べる事が基本なGarageBandですが，自分がいいと思ったループは大体において，他の方も良いと思い使う場合が多いと思います（主観）．そこでループに 1 工夫する事でちょびっとばかりオリヂナリチィを出してみましょう，という，まさに初級者くじらによる初心者の為の頁です(^_^)

以下の方法で作成したチューリアルな GarageBand file， mp3 file はこちらから落とせます．

　

さらにGarageBandのスクリーンショットが↓．

　

使用したのはループプラウザの“ドラム”から選択できる“Deep House Dance Beat 01”と“RnB Beat 09”をリアル音源に変換して使用しています．

1 〜 4 小節が“Deep House Dance Beat 01”のみ

5 〜 6 小節が“RnB Beat 09”のみ

7 〜 8 小節が“Deep House Dance Beat 01”と“RnB Beat 09”を重ねたもの

　

9 〜 11 小節が“Deep House Dance Beat 01”そのままのもの　と　“RnB Beat 09”を分割したもの．．．つまり分割したのみで，音そのものは7〜8 小節と同じもの

　

11 〜 14 小節が“Deep House Dance Beat 01”そのままのもの　と“RnB Beat 09”を分割したものを並び変えたもの，です

　

1 〜 6 小節はそれぞれのループが鳴っているだけですが，7 〜 11 小節のように同じドラムのループでもちょっと雰囲気の違うものを重ねるだけで，かなり印象が変わってきて，それそれのループの持つグルーヴ感が重なって，面白いカンジになります．これはもちろんドラムなどに限った事ではなく，ギターでもシンセサイザーでも同様です．

さらにループを分割して並び変える事でさらに面白くなる例が 11 〜 14 小節です（分割って何？って方はコチラ）．11 〜 12 小節の部分は“RnB Beat 09”を分割して並び変えているものの，RnB Beat 09”の強拍の部分（音のアクセントがある部分）が“オモテ”にあるので，あまりおもしろくないですが，13 〜 14 小節の部分はいくつか“ウラ”にあるので俄然面白みがまします．

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ちまたに流れている曲は４拍子のものが多いです．リズムを書き表わしてみると“ズン　チャ　ズン　チャ”というカンジ．“オモテ”にあるというのはつまり，この“ズン”とか“チャ”という部分に音のアクセントがあるってことです．“ウラ”にあるのというのは“ズン　チャ　ズン　チャ”の空白部分．．．“ズン”“チャ”の間，もしくは“チャ”“ズン”の間にアクセントがあるという事です．（と，くじらは思っている．厳密には違うかもですが，つっこまないでください）．さらにアクセントのある部分というのは，画面上で波形が大きく（正確には音量かな？）なっていることが視覚的にも分かります．

以上を踏まえ，くじらの思考パターンを追ってみます．

“RnB Beat 09”のループは音のでだし，一番はじめにアクセントがあるカンジです．なので，これをウラ拍に持ってこようとしました．また“RnB Beat 09”は文字で表記すると“ズン，チャカチャカ　スッスッチャ”ってカンジなので，“チャカチャカ”とか“スッスッチャ”の部分を“Deep House Dance Beat 01”の音の鳴っていない隙間に持ってこようとも考えました．この“音の鳴っていない隙間”っていうのは耳でも分かりますが，目で見ても分かる訳です．

　

マシンパワーがあれば，リアルタイムで音を鳴らして（演奏をループさせて）並び変えると効率がよいです．やり方は↓のように設定します．

再生ボタンの右の右のボタンをクリック．すると画面うえの方，小節数を表す部分に黄色いバーが表示されます．この状態で再生ボタンを押すと，この黄色いバーの区間が繰り返し再生されます．

　

．．．と，いろいろ書いてみたものの，やはり聞いてみて“イイ！”っていうものが見つかるまで繰り返してみることにはなりますが，“分割”→“並び変え”のちょっとしたとっかかりになれば，と思いますペコリ（．．．思いのほか長くなってしまった．．）

　

　

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