【おいほしにっき】その1 長文★ |
06966/06968 HGH04115 田村真次★ 【おいほしにっき】その1 '96/06/30長文★ (19) 96/07/02 00:30 初めて作る出汁巻き卵。 ......、結構難しいもんだ。 仕込んだハンバーグ、唐揚げ、サラダ、高菜の漬け物、おにぎりを丁寧に盛 りつけして川辺川にお出かけ。(^^ゞ へへ、今日の晩御飯は源氏蛍を見ながら瀬音を聞いて自家製お弁当とビール 2本なのだ。 最近の川辺川だが、ここ2週間増水しっぱなし。 つまり安定した水が流れているので普段水が流れていない所も立派な珪草が 付着している筈......。と考える......。 ここ何日か晴天だったしなぁ。(^^) 今日も入掛かりジャー、などと思いながらも、今日も3匹で入掛かりが終わ るんじゃないかと余計なことを考えていると鹿児島空港辺りでいきなりの土砂 降り......。 こらいかん、川辺はもっと凄いかもしれんな。 ......ま、いいか、こちとら泊まりのつもりで出てきたし、なんつったって 川辺川は濁らないし、だいじょうぶーーー、などと天気とは裏腹な頭は入掛か りのイメージトレーニングが始まってしまった。(^^; 丸山スッポン養殖場(オトリ屋)に着くと丸山兄弟兄が雨も降っているし中 でゆっくりしていかんね、と3年通って初めての暖かいお言葉であった。(;;) そして、今川辺川を見てきたという丸山兄弟弟が現れる。 しゃべる事1時間30分......。(^^; 川辺川ダムの事や1日700個も採れるスッポンの卵の事(^^;、んで、川辺 の鮎談義に夢中になってしまった。(^^; 球磨川、川辺川では解禁当初から網が入るわけだが、今年は不漁だったそう です。 いや、別に鮎が少ないというのではなくて、網目よりも鮎が小さかったと考 えるのが正解だと思うのです。 つまり、今年の鮎は小さいが沢山いると言うことなのですが、この「小さい」 と言うのもサイズが小さいと言うのではなくて、痩せていると言うことです。 現に僕でも釣れた鮎はサイズは23cmクラスですが、痩せた鮎でした。 ごく偶に、オトリの半分くらいのサイズも釣れる。(^^; ここの所日照不足と大量の鮎で珪草が不足しているみたいですね。 雨が小降りになってくると、オトリ2匹を買い求め、川辺に行きますと言う と、「今日は水が太くて釣りにならんかもしれんバイ。」と言うので急遽胸川 に行くことにした。 胸川は人吉市内に注ぐ川で、その支流などは尺山女魚も出る密かなポイント だったりして、川相は素晴らしいです。 で、この胸川の丸山兄弟お勧めのポイントに行くと、なぁーんと、赤濁り。 でぇーーーーー。(;;) 球磨川はもの凄い濁りだし、どうしよう。(;;) 温泉でも浸かり一人で宴会でも始めようかと言うようかとも思ったが、念の 為川辺川に行って見ると、水量豊富な川辺川は全く濁っていなかった。v(^^) 去年SHINO さんと名古屋の田代さんが竿を出したカッパ橋の下は全く河原が ない、しかももの凄い水の早さ。(@@; で、その上の境田橋下のだだっ広い河原に行くとちょっとだけの河原になっ ていた。 車から降りると鮎の匂いというか西瓜の匂いというかが漂ってくるのでka zuさんのからの電話を思い出した。 川辺川は鮎の匂いがしますよ。>kazuさん。 なぁーんだ、最初から此処に来れば入掛かり57万回じゃない。(ーー; 河原には、だーれもいない。 此処にある物と言えば、何処のどいつだかが宴会したと思われるゴミ。(`´メ それと、鮎釣り船。 おい〜らぁ〜の ふぅ〜ねはさんびゃぁくとん......と。(^^; そうなると余裕が出てしまって朝食の弁当を広げ一人宴会が始まる......。 こういう状況で、弁当を食べると決まってお腹の調子が悪くなりティッシュ を片手に周りをキョロキョロとしなければいけなくなるのだが、今日はすこぶ る調子がいい。 早速ウェット・スーツに着替えるが此処までの状況を見ていた人は、あのバ カここでサーフィンでも始めるきかい? などと思うかもしれないな。(^^; だって、サーフィン用のスーツなんだもん。(^^ゞガハハ さて、パワー・コードを巻いて、セックス・ワックスを......。(ーー; それにしても随分増水していていつもの倍位の川幅になっているし、押しも もの凄いのでいつもの場所までは浸かれないながらも腰の辺りまで入って行く と背中から水がもの凄い。 ......、鉄下駄を準備してくれば良かった。(ーー; まぁ、雨も凄いので濡れても関係ないのだ。それに僕、カッパやし。 「じゃぁ、劣り君、君の出番だ、頑張って潜ってこい。」 「まかして、カッパ君、すぐに友達を連れてくるから交代してね。」 と、言って劣り君はスイスイと潜っていく。 ぐるぐるぐるーーーーーー。 いかん、お腹の調子が......。(ーー;いつものパターンやね。 と思ったが見事な劣り君の仕事だった。 よっしゃぁー、オトリ君に昇格して上げよう。(^^; しかし、どうしよう。みるみる下流に走ってしまう。 必死にこらえるが、この場で下手に動くと八代湾まで流されるかもしれない 位もの凄い流れの中に立っているので動くのが恐い。(^^; もし抜いてバラしたら......。(;;) ええーい、抜け! 竿を立て、高々と突き上げると、掛かり鮎が水面を切った。 びゅーんとライナーで飛んできて、ものの見事にタモの中。v(^^) ふ、こんなもんサ。と内心ドキドキしながら誰が見ているでもないのにポー ズをとる。アホヤー ホントは誰かに見ていて欲しかった。(^^;ボソッ しかし、掛かり所は尻尾の付近。 んー、鈎の位置が尻尾より出すぎているのかな? 少し短くしてみる。 「オトリ君、ご苦労。でもこんなにすぐ友達を連れてくる事が出来るんなら もう一回位大丈夫だろう? 頑張って行って来い。」 と、げきを飛ばすと、オトリ君の言い分を聞く間をおかず潜らせた。(^^; グルグルグルーーーーーー。 感心感心、良く働くオトリ君じゃー、がはははははーーーー。 オモリ、オトリ君、掛かり鮎と順番にバババとタモの中に収まる。v(^^) 今度は口掛かり、チトハリスが短かったかな? 「オトリ君今度までね、だってこの激流の中オトリ交換するのは辛いんだも ん。」と有無を言わさず流れの中に......。(^^; グルグルグルーーーーーー。 バババ。 今度は見事な背掛かりじゃーーーー。がははーーー。 ふふー、入掛かりじゃーーーーーー。 ......、しまった、こう思うと入掛かりが終わるんだった。(;;) 案の定その後10間釣れなかったのと、あまりの寒さに取りあえず避難する。 で、何故「入掛かりと思った瞬間に入掛かりが終わるのか?。」と言うのを 真剣に悩み始めたが、動作が雑になるのとオトリを交換しなかったと言う当然 の結果に次からは慎重に対処すべしと言う指令が下された。(^^; さて、2ラウンド。 ザブザブと川に入っていくとさっきより濁り始めているのと浮遊物が多くな ったのに気がつき、更に増水しているのではないかと思ったが構わずザブザブ と入って2匹目の養殖オトリ君を潜らす。 家族三人分の天然鮎を使いたくなかったし......。(^^ゞ しかし根掛かりしてしまって仕掛けを交換していると増水しているのがはっ きりと解る。 車の方を見るとどうもない。 が、河原に入る付近が車の通れるスペースが全くないのに気が付いた。 「いかん、いかん、このままでは車が水没してしまうかもしれない。」 慌てて入り口付近の場所に行き、水没している部分を2、5tの車が通れる 状況かを判断して車に乗り込む。(^^; エンジンをかけ、デフをロックし、低速ギアにいれ慎重に動かす。 もし、はまってしまったら80もろとも心中だ。(;;) ズズズ。 いかん、はまりそうだ、もう少し固い場所を通らねば廃車だ。(^^; こう言った状況では岡よりの方に行きたがるがちゃんと下見をしたお陰で水 が浸かっているがちょっと固めの部分に突っ込んだ。 大丈夫。(^^) 全日本チャンピオンにレクチャーしてもらったお陰でタイヤの半分位は水に 浸かったがものの見事にこの状況を切り抜けることが出来たのだ。 後50cm砂地の岡の方を通っていたら恐らくはまってしまっただろう。 ふー。 しかしなー、この河原で野宿するつもりだったが、下手すると、八代湾で、 おい〜らぁ〜の ふぅ〜ねは2、5とん......。などと鼻歌混じりにマグロ を追いかけていたかもしれない。(^^ゞ しゃーない、胸川の様子でも見に行くか......。 朝見たときよりも濁りがとれていたので上流の方にポイント探しに行くと結 構よさそうな場所があったのだが川沿いにスロープになっていてタイツを着な いでも出来る所を発見。 川を丹念に見ていると僕の車の後ろに熊本ナンバーの軽ワゴンが止まり人が 降りて来るではないか。 場所を取られてはたまらんので道具を準備しようとその人達とすれ違うと何 処かで見た人たち......。 あれ、先々週川辺川の柳瀬橋付近で声をかけた人だ。 相手も僕の顔を覚えていてくれたのだが、まぁ、なんちゅうか、こんな日の 釣れそうな場所には集まってくるものだ。(^^; で、八代から来たこの人達の様子を見ることにしてこの場所はこの人たちに ゆずることにしながらも、いろいろと話をしてみた。 この人達は、八代からなんと、五家之荘を超えて五木を通りここまで来たと 言うのだ。(@@;アホヤー 誰が好んであの気が遠くなりそうなクネクネの道を通るかーーー。 と、言いたくなるような道なんですよね。 丸山スッポン養殖場(オトリ店)の兄弟もあの道が嫌で五木より上には行か ないそうです。(^^; で、聞くと五木の頭地の辺りはもの凄い濁りだったそうで、今頃は僕の釣っ ていた場所も凄いことになっているかもしれない。 しかし、なんで濁るかーー? ......、梶原溪谷の分岐点の辺りの工事が原因かもしれんなぁ。 困ったもんだ。(;;) そんな話をしながらもこの人達は手を休めない。 ニョキニョキと出す竿は誰が見ても「がまー」と解る。 ニョキニョキ、ニョキニョキ、ニョキニョキ......。 何処まで伸ばすんだい、ニョキニョキ兄ちゃん! こいつは10mはあるんじゃない? 流石に10mって結構長いけど、......、この川で? まぁ、いいじゃありませんか、黙って見ときましょ。(^^; オトリをスルスルと出し底を泳いでいる頃かなと思うと目印が飛ぶ。 あー、場所をゆずるんじゃなかった。(;;) その後入掛かり。(;;)(;;) ニョキニョキ兄ちゃんの釣りはもう見たくもないし、自分の釣り場を探して 上へ上へと車を走らせると似たような場所があったので、早速準備し竿を出す。 ふ、家に帰ったら鮎の塩焼きに鮎雑炊、せごし、鮎のミソ汁でとどめはウル カ......。 余ったら、あの人とあの人におすそわけじゃ、あははははーーーー。 目印は、 ......、動かなかった。(;;) だいたい、始める前から入掛かりなどと言う大それた事を考えるからいけな いんだ、と反省。(;;)クスン ジーパンにTシャツと言う格好で釣っていたのでビショ濡れになってしもた。 しゃーない、引き上げるか。 川沿いを下りながらも未練たらしく釣り場を探すが車を止めた所は明月温泉 でした。(^^ゞ 地元のじいさんとダムの話などするのですが、流石にじいさん辺りになると 地元の言葉が全然解らない。(^^; 何度も聞き直すと悪いので内容もワカランのにハイハイなどと頷く羽目にな っちゃった。(^^;(^^; どれ、ひとっ風呂浴びたし、川辺川にでも行くか。(^^;コリンヤツジャ その前に名古屋の田代さんのハナ環じゃ。 途中で釣具屋に寄ってハナ環を探すが名古屋の田代さんの言うような物はな かったですよ。 おっと、もうすぐ300行だ、釣行データを書くスペースがなくなるといけ ないのでここらで終わりにすっか。(^^; 結局川辺川は嘘みたいな濁りだし、雨も降り続くみたいだし明日になっても 濁りがとれそうになかったので自家製のお弁当は家族3分の鮎と一緒に家で食 べることにした。 今回の反省。 1、入掛かりになっても操作は丁寧にする。 2、激流の中でもっと簡単に仕掛けの交換が出来るように仕掛けを工夫する。 3、おいらの船に気を付けろ。(^^; p.s.ここまで読んでくれた人が何人いたじゃろか?(^^; ∞ Jul,01 PM_11:06 ▲ 鹿児島 田村真次★ 鮎 home page http://www.biwa.or.jp/~y-ogura/ayuh_jp.html //////////////////////////// キリトリセン (^^;) //////////////////////////// 【ID 】HGH04115 【ハンドル】田村真次★ 【釣行日 】1996/06/30 【時間 】AM08:30 - PM01:00 【都道府県】熊本県 【会議室 】清流 【対象魚 】アユ [河川名 ]球磨川水系川辺川 [管轄漁協]球磨川漁協 [オトリ ]養殖 400円x2 [ポイント]境田橋下 [天気 ]雨 [水温 ]2?度 [水況 ]平水より1m以上 [釣り方 ]友釣り [竿 ]リョウビ 硬調 9m [道糸・ハリス]天井糸 1.5 水中糸 メタル 0.2 中ハリス 1.25 ハリス 1.5 [道糸・ハリス] 0.35 中ハリス 0.6 ハリス 1.25 [鈎 ]? 7号? 4本錨 (貰い物(^^;) [オモリ ]3号〜5号 [釣果 ]入掛かりだったけど3匹......。(ーー; [備考 ]上手い人だと20匹以上は釣れると思う。 [個人用検索文字列]:シンチャン:ヨカニセ:ニマイメ:ハンサム:エエーオトコ:(^^;\ボカッ
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