釣れました。(長いですよ。) |
01878/01878 HGH04115 田村真次★ 釣れました。(長いですよ。) (19) 94/07/12 07:38 みなさん、やっとボーズ脱出です。(^^)v バサーの後輩が山女魚を釣ったことがないと言うので「まかせなさい。」と いって夜の高速をぶっ飛ばして五木の里へ行ってきました。(僕らは午前4時 過ぎに鹿児島を出たのですが5時頃高速の上り車線で大型車が転倒して3時間 もの通行止めをくうとこでした。それにしても僕は飛ばしてたので遅く出てい たら突っ込んでいたかもしれない。ぞぞー。(サムケ)) 5月に行った時に山女魚の28cmを釣った所まで行きました。 ここらは鮎はいないと聞いていたのですがひょっとして、と思ったのでとり あえず囮鮎も連れていきました。(^^) ここはチャラ瀬かな?かなり広い場所で河原に車を止めて後輩に念入りにし かもしつこくあーだこーだといかにも僕はベテランだと言わんばかりに説明し て自分も着替えて川に入る。 囮鮎君はいつもと違って割と簡単にすーっと流芯に入ってくれたのであれっ と思ったのですが後で気が付いたのですが自分が流芯に立ってたのでした。(^^; 上の方から下の方へ丁寧に丁寧に囮鮎君をポイントらしきところに誘導する、 でも1時間さっぱりで、「あー、五木のオッサンはいないと言っていたなー。」 と思いやまめ釣りに変更しようかなと思ってると急に竿が重くなったので、慌 てて下のほうへ移動し取り込むと...... 海老が釣れました。(--) えびになっていたんです。僕ってバカだなとつくずく思いました。 はぁーやっぱりここはいないのかなー。 もうちょと頑張ってみようと思いながら名古屋の田代さんのふるーいRes を 思い出す。 『鮎釣りなどという高貴な釣りは2〜3年はボーズで我慢するのが正しいマ ナーである。』 そうだった、2〜3年は我慢我慢。 ググー。 あれ?またえびかな? ふけは取っていたはずだけど......。でも下流にもって行かれる。 ??? ああっー。あーあー。 いや、言葉が出なかったのです。 19cmの囮鮎君よりも大きな鮎がついているではありませんか。(^^) 解禁当初に釣った3匹の鮎とは重さ?引き?が全然違う。 どんどん下流に流される。僕も走るが追いつかない。どうしよう? そうだ引き抜け。 で、一応ためて一気に引き抜く。 ひょろひょろ、とひらがなで表現するのが適当な抜きで1m距離が足りなか った。 なれない手つきでとっさに玉網を精一杯のばす。 あっ、あっ、あーーーー。 慌ててしまったのと10年前に買ったウエーダーだったので滑って転んでし まいました。それに割と流れが強かったのです。 胸の所から水がダーと一気に入ってきてパンツまでグショグショ。(;;) そんな場合ではない鮎は、鮎はどうなった? (^^)(^^)(^^)(^^)(^^)(^^)(^^)(^^)(^^) いました。ちゃんと玉網の中に、きらきらと輝く綺麗な鮎が。 (部屋で掃除をしてると何故か10年前の、ひょっとして縮んでるかもしれ ないメジャ−が出てきました。それで計ったら22、5cm。) よかったと安心してすぐにその鮎を囮として付け替えていざ竿を見ると穂先 から糸がついていない。??? あれー。切れたのかな? 囮鮎君の方から手繰り寄せるとなんと穂先がついている。折れた穂先が....。 やっとボーズを脱出出来たのにこの代償は大きすぎる。ヒーン。(;;) 買ったときに予備の穂先が付いていたのでさっそく代えるが釣れたのと折れ たショックとで複雑な心境で釣るのはやめた。それに後輩も戻ってきてた。 河原でビールを飲みながらニタニタしてると4台の単車が河原に降りてきた ので『竿に気を付けてねー。』と声を掛けるとお互いに何の違和感もないのに 気が付いたので単車のナンバーを見ると鹿児島ナンバーだった。 まさかこんな所で鹿児島弁をしゃべる人がいるなんて。 彼等は阿蘇にツーリングに行った帰りであまりにも綺麗な清流にたまらずに 降りてきたと言う。 その内の一人は去年、四万十川に行ったらしいが劣らぬ程綺麗な川ですね。 と言って『泳いでみたくなりました。』と言うとホントにざぶざぶと川に入っ ていきました。 仕方がないので僕も付き合って川には入りました。(^^; へへ、ホントは小鮎さんやミノカサゴさんに言われていたので入るつもりだ ったのですけどね。(^^; それで川はどんな感じかというと......。 まず冷たい。きれい。飲める。魚がたくさんいる。 ホントに冷たくてウエットスーツに着替えて入った僕は良いが彼等は地獄だ な。(^^;そして、10mも20mも先が見えるほど澄んでいるのにはビックリ しました。石や砂の一つ一つや垢がはっきりと見えるのです。 最初、魚は僕自身にビックリして姿を消してたのですがうぐいやイダやハヤ、 時間が経つにつれて山女魚も現れました。そして山女魚が捕食している姿も観 察できました。 後ろを振り向くと人魚もいたらいいなぁーとか思ってると沢山の魚が僕を見 ている。一応「こんにちわ!」と挨拶をしてから下流に泳いでいくと黄色い物 がチラッと見えたので体をくるりと反転し底の石にしがみついて探すとちゃん と鮎もいた。(^^) うぐいやハヤが入るところよりも流れがきついので石にしがみつくのは精一 杯だ。しかもシュノーケルなし。僕がじっとしてると良いのだが息が苦しいの でブレスする度に鮎はササッと動く。そしてもう一匹現れたかと思うとササー ッと見えなくなった。多分追っていったのだろう。よく確認できなかったが元 の所に一匹だけ戻ってきていた。なるほどなるほど。 いよいよ流れに絶えられなくなり下流へと泳ぐと瀬尻。流れに身を任せざぶ ざぶ泳いでいると魚は一匹もいない水面に顔を上げると彼等の足が見えた。 (彼等は僕の姿を見て声には出さなかったが心の中で「ひえー、カッパだ!」 と言ったに違いない。) 彼等はしきりに『綺麗ですねー、綺麗ですねー』と言うのでメガネを渡して 上流から潜ってみたらと勧めると、裸足の彼等はつるつる足を取られながら上 の方へ歩いていった?転んでいった。 (ザマァーみろ。僕のことをカッパと言うからだ。と心の中でつぶやいた。) 彼等は一泊しようかなと言うので僕らも付き合ってあげた。 川辺川の川辺に自生しているクレソンを摘み、肉などと一緒食べ、酒を酌み 交わし夜は更けていく。 ブォロロンー、ブォロロンーという音で目が覚めると彼等は授業があるから と帰っていった。 前夜に蚊の猛攻にあいよく眠れなかったのだがさっそく釣りを始める。(^^) 昨日川底を見ていたのでポイントを絞るが鮎がギラッと光るのでついついそ こに囮鮎君を泳がす。ふふ、これでいいのだ。 今日はGパンにふつーの靴。(釣れないと思ったから。(^^;) 10分位して、ググー。ええっ! やはり囮鮎君より大きな鮎が掛かってる。 予期せぬ出来事に転びそうになるがぐっとこらえ、大声で『タモータモー』 このままでは、糸が切れそうな気がしたし瀬尻に近づいて来たし、玉網が間 に合わない、ええーい抜け。 あっ。 後輩と目があってしまった。 さー、今日は仕事もあるし帰ろーか。(^^; 帰りの高速のトンネルで180km出してたが捕まるとバカみたいだと思っ てスピードを落としたつもりだったがそれでも44kmオーバーで捕まってし まった。 はい、切符。これが裁判所に出頭するまでの免許証代わりですからね。 あのー、今日のトップ賞は僕ですかと聞くと、 そうだよ。よく解ったね。 竿は折る、おまけに赤切符は頂く。あの鮎は一体いくらになるんだろう? p.s. 後輩もちゃんと20cmをひっとうに3匹の山女魚と30cmのイダを釣 ってました。 【ID 】HGH04115 【ハンドル】田村真次★ 【釣行日 】1994/07/10 【時間 】PM8:30-PM6:00 【都道府県】熊本県 【会議室 】清流 【対象魚 】アユ [河川名 ]川辺川 [管轄漁協]球磨川漁協 [オトリ代]養殖 500円 [ポイント]鶴橋付近 [天気 ]快晴 [水温 ]?度 [水況 ]? [釣り方 ]友釣り [竿 ]リョウビ 9m [道糸・ハリス]天井糸 自作遊動式 水中糸 将鱗アユ 0.6号 ホンテロン1.5号 [オモリ・鈎 ]がまハード狐 8号 3本錨 [釣果 ]22、5cm 1匹 [備考 ]このサイズであんなに重いとは思いませんでした。(^^; ∞ ▲ 鹿児島 田村真次★
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