新説/珍説ブチ上げまShow! 

このコーナーは,ガンダム世界の資料や整合性などくそ食らえ!,とにかく奇抜な(なおかつある程度の説得力を持った)新説/珍説をブチ上げるコーナーです(^^;
そのため,他のコーナーと矛盾した記述も数多くあります。
故に,俺説度は他のコーナーの比ではありません(w
信じる/信じないはあなたの自由です!(笑)

なお,本コーナーは,ご覧になった方の意見を取り入れ,よりいっそうのバージョンアップを行っていきます。
説の本筋を変更しない(ここがポイント。説の本筋を変更した場合,他のサイトなどの意見と変わらなくなるでしょうから^^;)様な,補完意見は次々取り入れていきます。


part.01:アクシズ/ネオジオン軍の型式番号の法則 [ver.03/09/04 - 非公式考察版]

1:アクシズ/ネオジオン製MSナンバー

  AMX-[0/1/2][01〜]
  MMT/S-[1〜]
  AMS-xxx

アクシズ/第1次ネオジオンのMSの型式番号については,他にMMT/Sナンバーの存在があり,どちらが連邦軍でどちらがアクシズのナンバーかで諸説入り交じっているのが現状である。そこで,ここでは思い切って新説を提唱してみたい。すなわち,両方とも連邦軍の登録コードであったということである。細かく言えば,現在知られているAMXナンバーは,第2次ネオジオン戦争以降(できれば,ムーンクライシス以降)に整理された物,という判断が一番理想かと思われる。
本説を提唱する理由は,いくつかの事例を基にした物であるが,あくまで推測にすぎないことを先にお断りしておく。(また,放映当時の資料には,MMTが連邦,AMXがアクシズ,と明言されているため,本来はこの様な考察は意味がない。しかし,整合性を考えた上での一つの提言のように受け取ってもらえれば幸いである。)

アクシズ製MSは,MMTナンバーでは,1がガザC,2がキュベレイ,3がガザEとなっている(註1)が,これは連邦軍におけるアクシズ製MSの確認順と等しいのである。しかし,MMT-3以降の番号は確認されていない。(註2
また,AMXナンバーは,連邦軍の登録施設外建造のMSを分類する[xMXナンバー]と考えるのが正しいであろうと思われる。

よって,当初未確認MSであったためMMT/Sナンバーで識別したが,一時的とはいえティターンズ等と手を結んだこともあるため連邦軍の登録ナンバーであるAMXナンバーに変更したと考えてはどうだろうか。そして,その後の第1次ネオジオン戦争以降は,基本的に連邦はAMXナンバーによって識別したと考えるわけである。これによって双方の番号の整合性がとれると考えるのだが。

では,さらに細かい事例を挙げて,さらに考察してみたいと思う。
AMXナンバーの機体の一覧をあげてみたのが,資料1である。資料1には,公式/非公式問わず確認できるだけの資料から引っ張り出してきた機体が記述されている(ただし,型式番号の同じバリエーションについては基本的にはずしている)ので,まず,その点をご了承頂きたい。フォーマットは,型式番号:機体名:出典,である。
まず,考察の中から「とりあえず」削除してもよいと思われる機体が,以下の物であろう。

型式番号 機種名 出典
AMX-06N ザクII リ・ジェネレーター MG 2000/12
AMX-011 ガザG センチネル(没)
AMX-1002 ズサン
AMX-109 カプル

まず,AMX-06Nであるが,これはモデルグラフィックス誌のオリジナルの機体であるが,明確に「ザクの改修機であり,型式番号の06は,MS-06から引き継がれたもの」であるため,例外的な番号としてよいだろう。(註3
次に,AMX-011であるが,これは,ガンダムセンチネルにおける没稿である。そのため,基本的に排除としたい。しかし,ガザGを名乗る機体は確認されていないが,ガザF改めガ・ゾウムやガザWが確認されていることから,完全に否定はできないだろう。(そのため,この機体の扱いについては後に註釈付で行う。)
最後に,AMX-1002とAMX-109であるが,これは,∀ガンダムという作品の特殊性を考えて,除外をする。AMX-109カプルにつていは,作中でもカプールのナノマシンによる再現体であることが臭わされているため,とりあえず,このまま受け入れてもいいが,AMX-1002ズサンについては,アクシズ戦争時代の機体でない可能性もあるため,ここではとりあえず,除外する。

では,順次見ながら考察を続けよう。

AMXの3桁ナンバーには,0xx,1xx,2xxという3つの系統が存在している。まずは,それぞれの系統ごとにナンバーと機体を見ていきたいと思う。

最初に,0xxという系統について見てみよう。再び資料1をご覧になってほしい。
資料1では,AMX-001からAMX-017までのナンバーが確認できる。資料1では,欠番は存在しないが,現在,キュベレイMk-2は,AMX-004-2,AMX-004-3で登録されているため,AMX-005は,欠番といえるだろう。次に,番号がだぶっている機体を見ると,AMX-001のガザAとプロトタイプ・キュベレイ,AMX-002のノイエ・ジールとガザB,AMX-017のキュベレイ(量産型)とギガンティックを見ることができる。
しかし,これらはいずれもだぶりは,回避できるのが特徴である。すなわち,プロトタイプ・キュベレイはMSN-08(ただし,プロトタイプ・キュベレイについては後述するようにAMX-001で考察),ノイエ・ジールはAMA-X2,量産型キュベレイはAMX-004Gという型式番号が存在しており,それぞれを移動して考えるとだぶりは全くないといえるだろう。
ノイエ・ジールは,デラーズ動乱時に確認された機体であるが,その型式やデータについて,連邦軍が知る描写はなく,(デラーズ動乱が歴史上無かったことにされていることからも)当時は型式を認定しないまま,放置された物と思われる。その後,アクシズ戦争時代に,連邦へとデータが渡り(おそらく,ティターンズと一時的に手を結ぶ際に,デラーズ動乱時の機体のデータを手みやげのような物として提供したのではないだろうか),とりあえず,連邦のデータベースに登録されたのではないだろうか。つまり,とりあえず,一年戦争後の未確認MSをアクシズ(旧ジオン)のデータとして001から登録していったのではないかと思われるのである。
そのように想定すると,一年戦争後の未確認MSは,デラーズフリートが独自開発した,MS-21Cドラッツェ(AMX-001??),アクシズから提供された,AMA-X2ノイエ・ジール(AMX-002)であり,実は,ガザCが3番目,キュベレイが4番目であり,AMX-001〜004が(当然暫定的であるが)埋めることができるのである。
ところが,アクシズからのデータにより,ドラッツェはMS-21C,ノイエ・ジールはAMA-X2であることが判明し,さらに,ガザA,ガザB,プロトタイプ・キュベレイという機体の存在が明らかになった。(これらの機体は,グリプス戦役時に明らかにされたとしても何ら問題はない存在である。)そこで,AMX-001とAMX-002を再登録したのではないだろうか。すなわち,ガザAは,純然たる作業用MSとして登録され,プロトタイプ・キュベレイをAMX-001,ガザBをAMX-002として,再度データベースに登録し直したのではないかと思われるのである。(註4


次に1xxという系統だが,AMX-100ゾディアックからAMX-121クェル・ドーガまでが確認されている。このうち,欠番は,105,106,111,112,113,114,115,116,118,119,120である。また,番号のだぶりは,110(キタラとザクIII)である。
番号のだぶりについては,ザクIIIがAMX-011で登録されており,解決できると思われる。しかし,欠番の多さについては,有効な手だてがないのが実情である。

さて,ここで,これまでにない新説を提唱してみたい。すなわち,「1xx系統の欠番は,既存機がだぶりで登録されたため,抹消された」という説である。
ご覧になってわかるように,0xx系統も1xx系統もその番号はMSの確認順にほぼ等しいのである。すなわち,機体系統ごとの開発順とは考えにくいと言うことである。(これは,キュベレイ系列がAMX-004,AMX-005,AMX-017と登録されていた物が,後になってAMX-004系に整理されたことからも明らかだと思われる。ギガンティックの登録の過程から考えるに,第1次ネオジオン戦争直後に変更があったと考えていいだろう。)

顧みるに,AMX-1xx系統の機体は,初めて確認されたのは,そのほとんどがエゥーゴ,カラバ系の戦力,すなわち正規の連邦軍以外の戦力との戦闘時である。一方,0xx系統の機体は,先に述べたとおり,当初はティターンズへのデータの提供であり,その後の経過から,一般的な地球連邦軍に登録提供されたデータではないかと思われるわけである。
すなわち,アーガマやアウドムラといった旧エゥーゴ,カラバ系の戦力が確認した機体を順番に登録していったのが1xx系統ではないかと想定したわけである。むろん,エゥーゴ,カラバでは001〜と登録した可能性はあるが,連邦軍が元々アクシズのデータとしてAMX-001〜のデータを持っていたため,連邦軍のデータとして登録する際に,(いきなり100機以上は無いだろうということで)AMX-100番から始まる番号にそれぞれを順に振っていったのではないかと思われるのである。
そのように想定した場合,アーガマ発のデータ,アウドムラ発のデータといったように登録されたと考えられ,同じ機体が何度か登録されたのではないだろうか,具体的には,ガルスJ,ズサ,ハンマ・ハンマ,Rジャジャ,ガザD,ガ・ゾウムは,アーガマでほぼ同時に確認された機体である。当初,アーガマはごたごた続きで,シャングリラを出発後月に到着した際に,これらの機体を1〜6番として登録したのではないだろうか。この結果,連邦軍では,101〜106とカウントされ,105に登録されたガザD,106に登録されたガ・ゾウムは,既にAMX-006,AMX-008に登録済みのため,抹消されたと考えたわけである。
同様に,107(バウ),108(ザクIII),109(カプール),110(ザクIII)もダカール攻防戦前後にほぼ同時期に確認された機体である。(さらに補足すれば,ドワッジ改,ズサ,ガルスJは,地上の戦力においては初確認の機体であるといえるだろう。これらが,111〜116のいずれか,あるいは多重登録であった可能性はあるわけだ。ただし,ドワッジG型は,一年戦争時からの機体であり,データはあったと思われる。)
カプールは010にも登録されているが,109の登録が早く010が抹消。ザクIIIは,011と110がほぼ同時で,最後まで混乱したため,現在では011に収束しつつあるが,まだ混乱している,という風に考えられないだろうか。(註5

同じ論法で0xx系統を見てみると,実に都合よく番号が収まっていることがわかるだろう。012〜017という機体は,第1次ネオジオン戦争終結間際の混乱期から,UC0090あたりまでに確認された機体。同様に,117〜121も第1次ネオジオン戦争終結間際の混乱期から,UC0090あたりに確認された機体なのである。混乱期故に同じ番号が重なり合ったため,1xx系統の機体は抹消が多いのではないかと思われるわけである。(もしかしたら,NSPの一部の機体は,第1次ネオジオン戦争終結時には確認されていた可能性もあるわけだ。)

さて,ここまで来ると一つの疑問が生じるのではないだろうか,すなわち,MMT,AMX双方とも連邦軍だとしたら,アクシズ/ネオジオン軍でのナンバーはどうだったのだろうか,ということである。この回答として,ここでは,アクシズでは当初からAMSナンバーを使用していたという説を提示しておく。これは,一部の資料で,AMSナンバーを冠した機体が確認できる。第1次ネオジオン戦争〜第2次ネオジオン戦争時における確認されたAMSナンバーの機体が,資料2である。ご覧の通り,AMSナンバーのほとんどは,第2次ネオジオン戦争時に確認された物であるが,一部資料は,第1次ネオジオン戦争時に確認されているのである。(AMS-004,AMS-004-2)これは,AMSナンバーの存在が,第2次ネオジオン戦争時(あるいは後)に有名になったが,第1次ネオジオン戦争時に既に存在し,なおかつ,それほど有名ではなかったことを表しているのではないだろうか。(故に,連邦軍のナンバーにはほとんど反映されていない,あるいは,反映されているが連邦軍はあえて連邦以外で生産されたMSであるとしてAMXと付けた,のいずれかであると思われる。)
そのため,第2次ネオジオン戦争時の機体は,その終結後に改めて,今我々が知るような番号として広まったのではないかと考えられるのである。(註7
すなわち,第2次ネオジオン戦争時のネオジオン軍の機体は,後に判明した正式な「型式番号」が我々の知るところの番号だというわけである。

なお,最後にAMX-2xx系統であるが,これはシットガルト事件(ムーンクライシス)の際にヌーベルエゥーゴの機体として確認された物である。(ジオン系組織に協力はしているが,元々は別の組織の機体にAMXを与えているわけである。)そのため,次のような仮説(註6)を提唱するのみとしたい。すなわち,「第2次ネオジオン戦争以降に確認されたジオン系反地球連邦組織の機体の登録番号は,AMX-2xx系統にまとめられている」という説である。

これまでの考察のように,本説のポイントは以下の3点に絞られる。

1)AMXナンバー,MMTナンバー,ともに連邦軍の型式番号である。
2)AMX-0xx系統とAMX-1xx系統は,連邦軍内における確認順である。
3)アクシズ/ネオジオン軍では,当初からAMSナンバーを使用していた。

なお,第2次ネオジオン戦役の際にはニュータイプ専用MSは旧ジオン軍と同じMSNナンバーに戻されている(資料3)。これは,AMX(AMS)ナンバーによる管理だと一般用MSとニュータイプ用MSの区別がつけにくいためだと考えられる。


2:アクシズ/ネオジオン製MA

  AMA-[Number]

 アクシズ製MAについては,基本的にかつてのジオン軍のMAナンバーに準じているようである。ナンバーについては多少のばらつきがあるが,これは設計時における暫定のものがそのままナンバーになったと考えておきたい。


3:アクシズ/ネオジオン製大型機動兵器

  NZ-[  ]

 NZナンバー(おそらくネオ・ジオンの略)は,ハマーンを裏切ったグレミー派のNZ-000(クィンマンサ)が初のナンバーとなる。MRX-010直系ともいえるNZ-000は,ハマーン派では開発がなされていなかったMSであり,グレミー派がその開発を隠すためにAMXナンバーを付けなかったと考えられる。(NZを冠したのは,自分たちこそ正当なジオンの後継であることを示したかったのではないのだろうか)しかしながら,グレミー派の敗北とともに同ナンバーの機体は1種類のみとなってしまった。(註8)その後,シャア・アズナブルによって再興されたネオジオンは,巨大機動兵器であったNZ-000のナンバーを大型MA/MSの型式番号として採用したと思われる。




終わりに

この考察にまだまだ穴が有るのは承知の上である。もちろん,最も初期の資料がMMTナンバーを連邦ナンバーと記載しているのは承知である。しかし,(サンライズが監修した)出版物の記述すら,アクシズ/ネオジオン軍の型式番号の記述が曖昧な現在,その隙間を縫って考察を展開する意義は有るのではないかと考えたため,この説を発表することにした。(自分が当時からMMTナンバーを連邦ナンバーとすることに違和感を感じていたことも事実であるが)
そのため,この説は,あくまで当時の資料と現在の資料双方を肯定しようとして,提唱された物であるということをご理解頂いた上で,お読み願いたい。

補足
なお,これは補足的願いであるのだが,テレビ放映されたガンダムZZの劇中で,ネオジオン側で機体にAMX-xxxというマーキングをした(あるいはモニターなどで表示された)例があったら,ご報告願えないだろうか。実は,時期によってはこの様な例が確認されるとこの説は崩壊してしまうのである(笑)



註1
MMTナンバーについては資料によりその番号に違いがある。
テレビ放映時の資料ではMMT-1がガザC,MMT-2がキュベレイということになっているが,ZZガンダム放映時のガ・ゾウムのプラモデルの解説書では,MMT-1〜3がガザA〜Cとの表記がある。また,一部書籍では,キュベレイをMMS-3としているものもある。ガンダムセンチネルでは,MMT-1がガザC,MMT-3がガザEとなっており,ここではテレビおよびセンチネルの説を採用している。(時間軸的に言えば,ガザEのほうがガザDより先に確認されている。)


註2
なお,これをMMSナンバーまで含めて考えても,MMT-1がガザC,MMT-3がガザE,MMS-3がキュベレイと,3以降の数値は確認されていない。
MMSナンバーを想定した場合,MMT-2をガザD(ほぼガザEと同時期に確認)とすることには異論はないだろう。むしろ,MMS-1,MMS-2が不明であるが,これは,別にアクシズ製MSである必要もないわけで,特にこだわる必要は無いと思われる。


註3
逆に言えば,リゲルグもアクシズで改修された機体であり,AMX-14Jといった番号であった可能性は残される。(ただし,これは正直なところ疑問を持っているも事実である。リゲルグのMS-14Jは,MS-14JGゲルググJと比較して,どちらが先かという問題があり,これについては,まだ明確な答えは出ていないだろうと思われるからである。)
すなわち,AMX-xxxという3桁数字は新造機,AMX-xxという2桁数字は既存機の改修,再登録機である可能性が高いと言うことである。(ただし,例外がないとはいえず,これについては,ガズR/Lの件について触れている点で再度考察する。)
しかし,この件については,確証できる資料が不足しているため,ここではこれだけにとどめておく。


註4
プロトタイプ・キュベレイをAMX-001としたのは,MSN-08をうまく説明できる考察ができなかったからである。私の考察は,第1次ネオジオン軍と第2次ネオジオン軍のMSナンバーは,「基本的に」AMSナンバーで同一ということを前提に展開しているため,第2次ネオジオン戦争において,MSN-03,MSN-04が登場している点が,MSN-08という型式番号のネックになっているためである。これが,MSN-X4(バギ・ドーガ)のように,MSN-X8であったなら,まだ考察の余地は残されていたように思う。
むろん,第1次ネオジオン戦争前後に連邦は,作業用MSを別枠に登録していたのは確認できるため,純然たる作業用の機体であったガザAは戦闘用MSとして登録されなかっただろうという,思惑があったのも事実である。(しかし,現状では,ガザA=AMX-001を説明できていないことも事実なので,この辺はバージョンアップにあわせてさらなる考察を試みたい。)


註5
ここで問題となって来るのが,ガザGのAMX-011である。
最初の部分で,ガザGは「没稿のため排除」という決断を行っているわけだが,これが「確認された機体」として,これから先,正史(とりあえず,この場合模型誌作例などの非公式も含む)に登場した場合,ザクIIIの型式番号については,もう一考必要になるだろう。現在,公式資料を含め,ザクIII=AMX-011が定説となってきているので,ガザGが登場するにしても,AMX-011はあり得ないと考えてはいるが・・・・(個人的希望としては,ガザG=AMX-010として登場してくれると非常に都合がいいんだが(笑))
また,ザクIIIについては,詭弁以外の何者でもないが,一番無難に011と110の存在を肯定しているように思われるがどうだろうか(笑)


註6
はっきりいって,2xx系統については,まともな考察ができない。
資料が少なすぎることと,普通に考えて,「あの時期にAMXナンバーがあるのが正しいのか」という点が引っかかっているためで,そのためこの様な仮説になった。


註7
この説をブチ上げた関係上,実は長い間の懸案が一つ(無理矢理)解決できるのではないだろうか。すなわち,117のだぶり問題である。
AMX-117/R/Lのガルバルディ,ガズR,ガズLとAMS-117B/Xのドーガ系のだぶり問題は,大きな懸案の一つであった。しかし,AMSナンバー=アクシズ/ネオジオン,AMXナンバー=連邦軍という風に解釈すると,この117はだぶっていても問題ないという結論に達するのである。
すなわち,AMXナンバーは,連邦が確認した(あるいは戦後得た)データを登録した物であり,その全てがAMSナンバーと同一でないと考える訳である。(AMSナンバー=AMXナンバーの機体もあれば,そうでない機体も多いと考えるわけである。特に,本説の展開上1xx系統の機体は,初期の物を除けばほとんど一致しないはずである。)
第1次ネオジオン戦争終了後は,エゥーゴ/地球連邦軍によってアクシズ/コア3の占拠が行われており,ハマーン軍側のデータは,比較的入手できたのではないかと思われる。そのため,ギガンティックのような建造されなかった機体ですら,AMXナンバーとして登録されたのではないだろうか。
一方,ネオジオン側としては,ハマーン軍側は,グレミー軍が独自開発した機体のデータを持っていなかった可能性が高い。(NZ-000など)逆に言えば,グレミー軍側もハマーンのロイヤルガードの機体のデータを持っていない可能性も有るわけだ。例えば,AMX-015ゲーマルクなどは,AMX-014ドーベンウルフと同時期建造であろうことから,(ドーベンウルフを所有している)グレミー軍でもデータは持っているだろうが,ロイヤルガードガルバルディの様に,比較的隠匿されやすい機体は,データとして保持していない可能性が高い。
もし,新たにネオジオンを興したシャアが,そのどちらかのデータを基にしてMS開発を続行したとしたらどうだろうか,当然,データを持っていない番号はだぶってもおかしくないわけである。具体的には,NZナンバーの機体が,第2次ネオジオン軍には確認されることから,シャアはグレミー軍側のデータを持っていたことがわかる。シャアとしては,ハマーンと敵対していた関係上,グレミー軍側のデータは入手できても,ハマーン軍側のデータは入手しづらいだろう。


註8
当然ながら,本解釈は激しく俺説(^^;


[資料1] AMXナンバーの機体

型式番号 機種名 出典
AMX-06N ザクIIリ・ジェネレーター MG 2000/12
 
AMX-001 ガザA EB
AMX-001 プロトタイプ・キュベレイ Gジェネ
AMX-002 ガザB(可変型) ダブルフェイク
AMX-002 ガザB(非可変) EB
AMX-002 ノイエ・ジール 0083
AMX-003 ガザC Z
AMX-003S ガザC改 ダブルフェイク
AMX-004 キュベレイ Z,ZZ
AMX-004-2 キュベレイMk-2 ZZ
AMX-004-3 キュベレイMk-2 ZZ
AMX-004G 量産型キュベレイ ZZ
AMX-005 キュベレイMk-2 MissionZZ
AMX-006 ガザD ZZ
AMX-007 ガザE センチネル
AMX-008 ガ・ゾウム ZZ
AMX-008B ガ・ゾウム(後期型・ガンナー) ZZ-MSV
AMX-009 ドライセン ZZ
AMX-010 カプール MissionZZ
AMX-011 ガザG センチネル(没)
AMX-011 ザクIII ZZ
AMX-011C ザクIII ダブルフェイク
AMX-011F ザクIII MG 2000/09
AMX-011G ザクIII MG 2000/09
AMX-011GT ザクIIIホーベルビーマ MG 2000/09
AMX-011R-1A ザクIII(マツナガ型) MG 2000/09
AMX-011S(MC) ザクIII改(マシュマー型他) ZZ
AMX-012 グザ ダブルフェイク
AMX-013 ズサ・ダイン ダブルフェイク
AMX-014 ドーベンウルフ ZZ
AMX-015 ゲーマルク ZZ
AMX-016 ガザW ダブルフェイク
AMX-017 ギガンティック Gジェネ
AMX-017 量産型キュベレイ MissionZZ
 
AMX-100 ゾディアック Gジェネ
AMX-1002 ズサン
 
AMX-101 ガルスJ ZZ
AMX-102 ズサ ZZ
AMX-102C ズサ改 ダブルフェイク
AMX-103 ハンマ・ハンマ ZZ
AMX-103G 量産型ハンマ・ハンマ Gジェネ
AMX-103P ワルキューレ 新MS戦記
AMX-104 Rジャジャ ZZ
AMX-107 バウ ZZ
AMX-108 ザクIII「マラサイII」 MG 1987/03
AMX-109 カプール ZZ
AMX-109 カプル
AMX-110 キタラ 逆襲のギガンテス
AMX-110 ザクIII ZZ
AMX-110C ザクIII ダブルフェイク
AMX-110E ザクIII強行偵察型 リターン・オブ・ジオン
AMX-110S(MC) ザクIII改(マシュマー型他) ZZ
AMX-117 ガルバルディ EB
AMX-117L ガズエル ZZ
AMX-117R ガズアル ZZ
AMX-121 クェル・ドーガ ダブルフェイク
 
AMX-210 ヴォルテール ムーンクライシス

[資料2] AMSナンバーの機種

型式番号 機種名 出典
AMS-004 キュベレイ EB
AMS-004-2 キュベレイMk-2 ZZフィルムコミック(旭屋版)
AMS-004G 量産型キュベレイ 1/144サザビーのインスト
AMS-014 ドーベンウルフ 1/144サザビーのインスト
AMS-015 ゲーマルク 1/144サザビーのインスト
AMS-110 キタラ 逆襲のギガンテス
AMS-117B ドーガ HJ 1988/06作例
AMS-117X ギラ・ドーガプロトタイプ シャアの帰還
AMS-119 ギラ・ドーガ 逆襲のシャア
AMS-119N レーテ・ドーガ HJ 1988/06
AMS-119R シュツルム・ドーガ HJ 1988/06
AMS-119V ギラ・タンク HJ 1988/06
AMS-119S ギラ・ドーガ改 CCA-MSV
AMS-119A1 ギラ・ドーガ ジオンの再興
AMS-119G ギラ・ドーガ ジオンの再興
AMS-120X ギラ・ドーガサイコミュ試験型 CCA-MSV

[資料3] アクシズ/ネオジオン製MSNナンバーMS

MSN-X4 バギ・ドーガ
MSN-03 ヤクト・ドーガ
MSN-04 U サザビー


[資料4] アクシズ/ネオジオン製MA

AMA-01X :ジャムル・フィン:
AMA-X2 :ノイエ・ジール:
AMA-002S :ノイエ・ジールII:Gジェネ
AMA-100 :ゾディアック:センチネル
AMA-100 :ゾアン:Gジェネ
AMA-100C :ゾディアック量産型:Gジェネ


[資料5] アクシズ/ネオジオン製大型機動兵器

NZ-000 クイン・マンサ
NZ-222 サイコ・ドーガ
NZ-333 α・アジール
NZ-444 β・アジール


(C)Mist Asagiri @ 限定公開!実験場