酷語(長文読解)の即点力情報

004 小説問題で登場人物のココロをよむ


他人の心を読み取ることは難しい。

難しいと言うより,「不可能」である。

アナタ又は相手が
エスパーであれば可能かもしれないが
とても常人の成せる技ではない。

だが,相手の心を
「察する」「想像する」「推し量る」ことはできる。

それが「当たっている」か「外れているか」は別として
「今の相手の気持ちが,どのようなものか」は
コチラから勝手に予想することはできる。



相手の気持ちを想像するときに
アナタは何を手がかりにしているだろうか。

「相手の言葉?」
「相手の表情(顔つきや目つき,顔色)?」
「相手の動作?」

そうなのである。
普段の生活の中で
私たちは,そんなものを手がかりに
相手の「気持ち」を想像しているのだ。

ただ
「当たっている」か「外れているか」は別として・・・
である。




小説の中の登場人物の心情の読み取りも同じである。

登場人物の
「セリフ」
「行動(表情を表す言葉も含む)」


「情景(心の様子を表す言葉)」
の読み取りが重要になってくる。



しかし
「当たっているか外れているかは別」
では困るのである。



何しろテストの問題なのであるから
当然,「根拠」がなければならないのである。

「そのときA君は,こんなことを言ったでしょ」
「そしてこんな行動をとったでしょ」
「その上,文中にこんな表現があったでしょ」
・・・・・・
だから「Aの心情は○○が正解なのネ」

と言う具合に
100人が聞いたら100人が納得しなければならない
「根拠」が必要になってくるのである。

まるで数学の「証明問題」のようだ。



一番最初に書いたように
普段の生活の中で
他人の心の中を正確に読むのは不可能である。

100人の人がいれば
100通りの予想があっても不思議ではない。

となると・・・

問題を作る人は,100人を納得させるために
問題文中に「根拠」を準備しなければならない。


つまり
問題文中に
答の根拠となる
キーワードをセットしなくては
ならないのである。




要は
そのセットされたキーワードを見つけ出せば
問題は自然と解けるのである。

では・・・
「どうやってキーワードを見つけ出すのか?」
が知りたくなって当然である。

知りたい気持ちは,十分に分かるが
今回は,ちょっと疲れたので
また,今度である。

「え? ワザとじらしてるんじゃないのかって?」

ほ〜(汗)・・・よくわかったのだ・・・。

ひょっとして,アナタは
エスパーなのかもしれない・・・。(油汗)



読解力の向上は
国語だけでなく
全ての教科の
成績アップにつながるのである。



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