第34話 「過去と他人は変えることができない」
〜 まだ,グズグス悩んでいるアナタへ 〜


「過去と他人は変えることができない」


最近,まくべん自身がカミナリに撃たれた言葉である。

ホントの雷に撃たれたわけではない。
そんなコトがあったらば
こんな所で悠長に原稿なんか書いている場合ではないのである。
きっと今頃,草葉の陰から
諸君の勉強を見守るくらいが関の山である。




さて,いきなりの脱線噺(ばなし)で申し訳がない。

インパクトが薄れてしまったので
もう一度・・・である。

「過去と他人は変えることができない」


う〜ん,何回聞いても力が湧き出てくるのである。


「お〜〜なるほどぉ!!」
と感じる人は,「良し」としよう。
自分の道を信じて邁進していただきたい。


「なんのこっちゃ? さっぱりや・・・」
というアナタへは,簡単ながら説明するのである。



「過去と他人は変えることができない」


人生の全ての悩みや苦しみを乗り越えるときに
いつでも大きな心の支えになってくれる言葉である。




しかし
ココは勉強新聞である。

今回は勉強の悩み苦しみ中心に説明することにする。



さて
「過去と他人は変えることができない」

「過去」だが・・・


これは「過去の成績」

又は
「今までの自分の勉強姿勢」
と考えていただきたい。


つまり,
「過去の成績」は
絶対に変えられない
のである。


当たり前だ・・・

しかし
それを「当たり前」と感じない中学生もいる。

受験直前に
「内申点をナンとかできないものか・・・」

そんなふうに考える中学生である。


受験直前に内申点は
「ナンともならない」のであり

過去に取ったアナタ成績は
未来永劫にアナタのモノである。



当たり前である。

まずは
「取っちまったモノは仕方がナイヨ」
なのであり

「過去の成績」は
素直にアキラメルしかない。

犯罪的な行為に臨めば
可能かもしれないが・・・
おっと,それは邪悪な考えだ。




さて,次は
「他人は変えられない」
である。


ここで改めて・・・
アナタに問いたいのである。

「アナタには他人を変える自信がありますか?」

である。


ちょっとくらいなら
ナンとかなりそうである。

しかし,他人を変えるというのは
意外と難しいことなのだ。


プロでも難しいのだ。

もしも
それが簡単なコトならば

アナタは,アナタの担任から
すっかり「いい子」に変えられて
「まくべん」なんか読まずとも
勉強バリバリ中学生になっているハズである。


アナタの父上や母上は
アナタを完全無欠の人格者に
変えているハズである。


世の中の野球オヤジは
息子をイチローにできるハズだし

アナタだって自分の親や友達を
自分の都合の良い存在に変えていけるハズである。


それが
なかなか難しいから
みんな苦しむのであり
そして
人生は面白いのである。



それは,さておき!

「過去と他人は変えることができない」
の意味はわかっただろうか・・・。


さて,それを踏まえて復習である。

過去の成績は変えられない。

今までに取ったボロボロの点数はリセットできないし
自分の勉強ギライの歴史も変えられない。
教え方の下手くそな先生は,取り替えられないし
担任のお説教は,なかなか止めさせることができない。

では,どうするか・・・である。
(ココが一番大事なところだ)

「過去」や「他人」に比べて
ちょっとは変えられるモノがある
のだ。


そう・・・

それは
「自分」である。

今の成績をなんとかするには
自分が変わるしかないのである。

アナタ自信が変わろうとしないかぎり
学校や塾の先生の頑張りや努力
親の苦労や涙
友達のアドバイス
教科書や問題集

そして
神様・仏様の深き愛をもってしても
アナタを変えることはできないのである。

全てのモノは,アナタに対して無力なのだ。
(悲しいくらいに・・・)

おわかりだろうか・・・。

アナタは,アナタにとって
アナタを変えられる唯一の存在なのである。


それが
「過去と他人は変えることができない」
の神髄なのである。

う〜〜ん・・・素晴らしい・・・。



しかし・・・である。

このテンションが
3日くらいしかキープできないところが
アナタや「まくべん」自身の弱点でもある。


なんとも人間らしいではないか。

でもね・・・
だっったら・・・

3日に1回つぶやけばいいのである。

「過去と他人は変えることができない」
とネ・・・。

これ,結構,効きますよ・・・なのである。


  

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