第3話 「勉強なんかイヤだぁ!」 と思った、ハイ、そこのアナタ
H15,11,19


「勉強しなさい」
「勉強しなさい」
「勉強しなさい」
「勉強しなさい」
「勉強しなさい」



と,家族や先生から言われて,
「何のために勉強なんかしなけりゃならないんだ」
と思ったことはないだろうか。

あなたがとても「勉強好き」ならば
そんなことは一度も思ったことはないはず。

でも、ほとんどの人は「勉強が嫌い」なのである。
 当然、毎日のように「どうして勉強なんか」と思っているのであり、
そう思うことは当然なのである。

 ではここで、ひとつアナタに質問するしよう。
頭が痛くなるほどややこしい質問である。 

しかし、ここはこらえて、1分間は我慢して考えてほしい。
できる人は3分間がんばってくれたまえ。




「何のために勉強なんかしなけりゃならないんだ!」
 と
思ったときに、
「何のために勉強なんかしなけりゃならないんだ?」
 と
考えたことがありますか。

 考えて考えて考えて,
自分なりの答にたどり着いたことがありますか?
…である。


1分間以上考えてから,次を読むのだ。
メンドウな人は,さっさと下へ進むのだ。



















 さて、いかがだろうか。
 タブン、ほとんどの人は
「ない」であろう。

「考えるのがメンドクサイ」「考えたくない」と思っている人もいるだろう。
 「考えたけど答えが見つからないから途中でやめた」人もいることだろう。
 中には「思うと考えるのは同じこっちゃ」とか・・・
「考えてもムダ」とか・・・
「あ〜こんな文章、読みたくねェ〜」
と感じている人もいるはず。


ハイ,そこのあなたぁ〜!

それは、アナタが
「考えることが苦手」だからなのだ。

 では、どうして
「苦手」なのか?

アナタが考えるために必要な「知識」・「経験」そして
「考える方法」を持っていないからなのである。


 この三つを持たずに「考えよう」とすることは、
道具を何も持たずに「魚を釣ろう」としているのと同じことなのである。

 何も持たずに、じっと海をにらんだまま
「魚を釣るぞぉ〜!!」
と気合いばかりを入れている状態と同じなのだ。

 やがて、気合いを入れることにも疲れ,
「魚釣り」が「イヤ」になってしまうのだ。

当たり前なのである。


「魚釣り」には「魚やエサや海や季節に関する知識」
「魚釣りをした経験」
そして「魚を釣る方法(それに必要な道具やしかけなど)」が絶対に必要である。

そしてそれらは「多ければ多い」ほどよい。
 「上質」なほど,よいのである。
あとは,気合いと運があれば,大漁が期待できるのである。

 「考えること」も同じなのだ。
アナタが知識・経験・方法を持っていなければ「考える」ことなどできない。

 逆に、知識・経験・方法が多ければ多いほど、上質であるほど
「よりよく考えること」ができるようになるのだ。
 
そして、そのために必要なトレーニングが…
「勉強」なのだ。


もう一度問う。

アナタはなぜ勉強するのだ・・・?