第23スキル
「成功と失敗の間(はざま)で」
〜 勝ちに不思議あり。負けに不思議なし 〜



「成功」
「失敗」関係
もう一つ二つほど
「お言葉」を紹介するのである。

諸君がこれから出会うであろう
数多くの
「成功」
それより多く出会うハズの
「失敗」に備えるためである。

考え方ひとつで成功と失敗は入れ替わったり
成功が成功を呼んだり
失敗が失敗を招くことがあるからである。

今回のお言葉は
「囲碁(いご)」の世界で使われる言葉である。



勝ちに不思議あり。
負けに不思議なし。




簡単に解説するのである。

囲碁の勝負で
勝った場合…
その原因のほとんどは
相手のミスによるものである。

相手がミスをしなければ
決して勝つことはできないのだ。

「自分の才能や能力で勝った」などと誤解して
いい気になって
「自分は強い」などと思い上がってはイケナイのである。



逆に
負けた場合の原因は
必ず
自分のミスによるものである。

「相手が強すぎた」とか
「運が悪かった」などと
負けた原因を
他になすりつけてはならないのだ。

自分のミスを徹底的に研究して
ミスを犯さない努力を積む必要がある。

だからぁ!!
負けた試合にこそ
貴重な宝物が眠っているのだよ〜ん。

ということである。

「勝ちに不思議あり。負けに不思議なし。」

なんともかんとも
謙虚な姿勢
人生を生きることの大切さを
教えてくれる深い深い深ぁ〜い…お言葉である。

<合掌>



似たような格言を,もう一発。

成功の大部分は
実は他人の好意によるところが大きい。
失敗の原因は
必ず自分にある。




ホラね!
今度は解説なしでも理解できたでしょ!
またひとつ賢くなったワケだね!!

勉強や部活動の
成績不振
いつまでも他人様のせいにしているようでは
この先,全く
希望展望ないのである。

そして,これは中学生に限ったことではない。
周囲の大人を,よく観察してみるのである。


「失敗は他人の責任。成功は自分の手柄」
といった姿勢で世の中を渡っている大人は
意外と多いのである。

そして,そんな大人ほど
なかなか
「成功」に恵まれず
「失敗」ばかりしているのである。

そんな大人は自分のことを
「自分は運が悪い」と思っていたり
「神や仏は不平等だ」と感じていたりするのだ。

ちょっと考え方を
チェンジするだけで
いつかは
「成功」をつかめるのに
とても
もったいないのである。





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