第9スキル「現代中学基礎日常会話講座 7時間目」
 〜 相手の大切なモノは大切にせよ 〜



「まくべん」は他人の家を訪問すると必ず
「仏壇(ぶつだん)」「神棚(かみだな)」
を拝ましてもらう。

あまり深い付き合いでない場合は
そんなことはしないのだが
付き合いが深い場合
特に,親戚の場合は
必ず拝ましてもらうのである。

ちなみに「まくべん」の家には
仏壇や神棚は…ない。
信仰心が足りないようである。
<反省>



それは,さておき!!

なぜ,人様の家の仏壇を拝むのか…である。

その家の仏壇は
その家の人にとって,とても大切な存在である。

仏教徒は仏様を大切にしており
神徒は神様を大切にしている。
キリスト教徒はイエス様を大切にしているのだ。

現在の所
「まくべん」が大切にしている神や仏はない。
実は「ある」のだが
それほど真剣に大切にしていない…が正しい。

<再び反省!>

しかし
「まくべんが大切にしている人」が大切にしている神や仏は
できるだけ大切にしたい
と考えるからである。

それは最終的に
その人を大切にするコトにつながるからだ。

他人の神や仏を大切にすることで
自分に何らかの不都合があるなら
それはそれで仕方ないが
特に問題がないのなら
できるだけ大切にしたいものである。



ただ
「大切にする」ことと「信じる」ことは別物なので注意したい。

知人の仏壇を拝むことで
「ほう,あなたも仏教徒ですか」
と聞かれれば
「いえ,そうではありません」
「でも,仏様やご先祖様に一言ご挨拶をと思いまして」

と答えているのである。



さて,友達との付き合いで
友達が大切にしているモノは
できるだけ大切にしたいものである。

好きなスポーツ選手やタレント
好きな漫画や作家
飼ってるペットに小物類
そして
兄弟姉妹や家族…

特にアナタにとって不都合がなければ
「へえ,なかなかイイじゃん」
という気持ちで大切にしてあげたいものである。

人は大切にしているモノを褒められると
とてもうれしい…。
当たり前である。

逆に
大切にしているモノを貶(けな)されると
カチン!とくるものである。
これまた当たり前である。



しかし
本当に当たり前のコトなのだが
時々,
冗談や悪ふざけ
相手の大切なモノを
言葉や笑いで
侮辱(ぶじょく)することがある。

モノにもよりけりだが
相手が大切にしているものほど
「カチン」という音は大きく響くことになる。

その音は,アナタには聞こえないかもしれないが
相手の心の中で
大音響で響いているのである。

その大音響を言葉に変換して
口に出すか出さないかは
これまた相手次第なのであるが
口に出さないなら出さないで
相手の心奥深くに
怒りや憎しみのエネルギーとして
確実に蓄積されていくのだ。

十分に気をつけたいコトである。

よほど自分に不都合がない限り
相手が大切にしているモノは
自分も大切にしてあげたいものである。


今回は,「会話」というより「心構え」のお話だったようである。





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